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横浜には秘境って他にもあるの!?

ココがキニナル!

横浜の秘境って陣ヶ下渓谷以外にもあるんでしょうか?

はまれぽ調査結果!

JR根岸線港南台駅から徒歩20分、瀬上市民の森に秘境はあった!

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ライター:ワカバヤシヒロアキ

秘境はまだまだ眠っている



以前、はまれぽでは陣ヶ下渓谷という秘境を発見した。
(参照:横浜にも秘境ってあるの!?

しかし、横浜市内に秘境が一箇所しかないというのもおかしな話。
探せば他にも必ず秘境は見つかるはずだ。

今回取材を行ったのは、「はま旅 本郷台編(4月30日付)」を担当したワカバヤシ。
はま旅の取材時にはニュータウンに憩いをもたらす「いたち川」を中心に回った。
その際、いたち川周辺の自然がかなり豊かであったのを覚えている。

そこで、私ワカバヤシは確信した。必ず、この辺りには秘境があると!
 


瀬上市民の森という場所を発見(画像はGoogleMapより)


地図を見ると、明らかに異彩を放っている場所がある。
いたち川から少し距離はあるが、ニュータウン地域で唯一未開発のまま残っている場所。
地図が示すその場所は、瀬上市民の森というそうだ。

これは、是非とも行ってみるしかない。梅雨の合間を縫って、さっそく現場に向かった。



瀬上市民の森入り口へ


 


まさに秘境への入り口といった標識があった


JR根岸線港南台駅から歩くこと20分、横浜栄高校の脇を通りぬけると秘境の入り口と思わしき場所にたどり着いた。
既にここは瀬上市民の森の敷地内なのだろうか。これより先は車の侵入が禁止されている。
はっきりした入り口も見当たらないまま、道を進むことにした。
 


ホタルも生息しているらしい小川がある


早速、中へと歩き始めると小川のせせらぎが聞こえてくる。

小さな看板があり「ホタルの生息地」だと書かれていた。川に魚は見られなかったが、夜になればホタルが舞うのだろう。
前回の取材時、はまれぽでは秘境を「都会では見かけなくなってしまった自然が主役とされている土地」と定義している。これはまさに秘境だと考えて間違いなさそうだ。
 


突如現れた水田


しばらく川に沿って歩くと、水田が目に飛び込んできた。区画整理のされていない、昔ながらの田んぼである。
 


「なかよしたんぼ」という看板がある


少し先に看板があったので見てみると、これは生き物が生息する環境を整えるために作られた水田だということがわかった。「ヘイケボタル」や「トンボ」がいるらしい。
また、瀬上市民の森愛護会という団体があり、人の手によって自然を守っている場所だということもわかる。
 


更なる秘境を求めるため、敢えて右に見える橋を渡る


さらに奥へと進み、小さな橋を渡ると急に上り坂となった。平坦で砂利が敷かれた道はもうない。
 


雨天続きでぬかるみがひどかった


ここまで来ると、蚊やアブ、蜘蛛といった虫の数が一気に増えた。
何の鳥だか分からない鳥が「ホェーロロロ」と鳴いている。あたりは暗く、人もいないので不安になってきた。

しかし、これこそが望んでいた秘境なのだ。