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タンメンの老舗店「一品香」と新進店「カントナ」の2店舗で異なる味わいを堪能!

ココがキニナル!

家系ラーメン特集を見ていたら、タンメン特集があってもいいなと思いました。「一品香」などの正統派、「カントナ」などの新勢力もあり、面白いと思いますが、いかがでしょう?(bjさん、羽後人さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

1955(昭和30)年創業の「横濱一品香」と、創業は一昨年の8月「カントナ」のタンメンを食べ比べ。タンメンの歴史と新しさ、両店の味を紹介。

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ライター:クドー・シュンサク

野菜がどっさり、あっさりとしたスープ、栄養バランスも良さそうで、二日酔いの時なんか最高。といえばタンメン。発祥は・・・諸説あれど横浜とされていることもわかった今回の取材。
まずは福富町にある、現在のタンメンスタイルを築いた名店の味からご紹介。

タンメンの王道の味と歴史を築いた名店「横濱一品香」



JR関内駅から徒歩3分ほど、王道スタイルのタンメンを長きにわたり提供し続ける「横濱一品香」へ。
 


外観はこんなかんじ

 
看板上の「文明ヌードル館」の文字。歴史と趣を感じる。
 


おじゃまします

 
店内はこういったかんじ。
 


1階は
 

二手にカウンター席
 

2階はゆったりテーブル席

 
まずは諸々のお話を、株式会社一品香の営業統括部長である宮川さんに伺う。

1955(昭和30)年、野毛で3坪のカウンター9席のお店から創業した「横濱一品香」。横浜でカウンター席の麺店は「横濱一品香」が初とのこと。創業当時、ラーメンの価格は一般的に30円~40円が相場であったが、前例のないタンメンというメニューを50円で売り出した。
 


宮川さんからタンメンの歴史について伺う

 
創業者が、戦後中国からの引揚者がやっているお店で食べたメニューをヒントに、この味を日本人向けに改良すれば必ず認知されると一念発起。研究と改良を重ね、「横濱一品香」創業当時から今もなお愛され続けている看板メニュー「絶品たんめん」を作り上げた。

当時高いとされていた50円という価格も、材料費をかけ、栄養のある味の良いものなら受け入れてもらえると、今までに類を見なかった「タンメン」という麺料理のジャンルを築いた。
 


店長の白倉さんも交えお話の続きを

 
「横濱一品香」が提供する「絶品たんめん」の特徴は具の野菜。甘みの出るキャベツではなく、スープのコクやすっきりとした美味さを出すために白菜をメインに使用。豚と鶏をベースに天然だしを加え、透明感のあるスープを作る。

麺は保土ケ谷区岡沢町にある自社工場から少し平打ちのなめらかさと弾力にこだわったものを使用。創業当時から同じ味を60年間作り続けている。

白倉さんは、この「絶品たんめん」こそが現在のタンメンの元祖、タンメン発祥のオリジナルスタイルだと話す。
 


タンメンの元祖を作っていただくことに

 
中華鍋で肉と野菜を強い火力でザッと炒める。ラードの香りも良い。秘伝のスープを加え一気に調理完成。
 


「絶品たんめん(720円)」
 

いただきます

 
まずは透明感のあるスープからひとくち。
あっさり、とてもあっさりとしていて、うまみとコクがじわーっと広がる。スープを飲みこんで深く息を吐くと、笑顔がこぼれる。深くしみこむあっさりとしたコクのあるスープ。うま味を演出するニンニクは匂いが残りにくいものを使用。絶品。美味し。

つるりとなめらかな平打ち麺はモチっとした弾力がたまらない。しゃきしゃきとした野菜と麺との一体感、そしてスープの存在感、文句なしに美味い。
 


もうひとつの看板メニュー「上海焼きそば(740円)」と
 

人気サイドメニュー「四川とりから揚げ(290円)」もいただいた

 
絶品たんめん同様、どこか素朴ながらビシっと味がしまる上海焼きそば。1人前食べて、最後まで飽きずにいただける味わい。麺もモチりモチりと食べ応えありで最高。

10数種類のタレに1日漬け込んだ鶏モモ肉を、かるくパン粉をまとわせて揚げる四川とりから揚げ。

ザクパリ、ジュワ。食べた事のない味と食感。唐揚げとチキンカツのいいとこどりといったところ。

ビールでガツンといけば、至福まちがいなし。
 


「はまれぽ、見てますよ」と店長の白倉さん

 
60年続く歴史ある「絶品たんめん」、とても深くすっきりとした優しい味わい。
 


ごちそうさまでした