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三ツ沢の横浜市民病院が移転? 候補地はどこ?

ココがキニナル!

横浜市民病院の移転先は?/三ツ沢球技場の隣は病室にサポーターの声が聞こえてきそう/保土ケ谷区新桜ヶ丘が候補地の一つ?(みつさん、miyukidさん、とりころーるさん、エイボンさん)

はまれぽ調査結果!

三ツ沢公園野球場付近と隣接する民有地を活用する方向で調整中。市民意見を踏まえ、今年度中には基本設計に着手したい考え。声は建築技術で回避可

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ライター:はまれぽ編集部

横浜市は市の基幹病院として運用している「横浜市立市民病院」(横浜市保土ケ谷区岡沢町)の移転を含む再整備について「横浜市立市民病院再整備基本計画」の原案をまとめた。
 


市がまとめた基本計画の原案

 
市民病院が移転を検討し始めた経緯や、移転候補地、実際の事業計画などを横浜市立市民病院再整備担当課の川崎洋和課長に聞いた。



なぜ市民病院の移転が必要?



市民病院は1960(昭和35)年に開設。現在の敷地面積は2万389平方メートル、延べ床面積4万3248平方メートルで、病床数は650床。一日の外来患者は約1200人となっている。
原案では、移転後の病床数と外来患者は変わらないものの、敷地面積は約3万平方メートル、延べ床面積約6万平方メートルとなる。

事業費は約426億円(建設関連費324億円、機器等購入費58億円など)を見込んでおり、ほぼ市債でまかなう予定。2020年度の開院から30年度での償還を目指している。

現在の市民病院は、開設後も病院を稼働させたまま敷地内に新棟を増設するなどし、1983(昭和58)年から1991(平成3)年にかけて大規模な改築工事を行った。
 


開設以来、基幹病院としての役割を果たす市民病院

 
しかし、病院としての機能を稼働しながらの改築だったため、「院内の配置が複雑になった」といった声が市民から上がっていた。また、日々進歩する医療技術に対応するための人員や機器、施設を拡充するには、現在の敷地では対応しきれなくなってきた。
 


進歩を続ける医療界

 
加えて、市民病院の多床室は現在6人部屋(=6病床)で1床当たり6.0平方メートル。開設時の基準は満たしているものの、現在、ほかの一般病院では4病床が主流で、部屋の面積も国の規則で同6.4平方メートルと定められている。
 


開設時は基準を満たすも、現在は「既存不適格」状態(イメージ画像)

 
このため、市は2009(平成21)年6月、有識者で構成する病院経営委員会に「市立市民病院の老朽化、狭あい(=手狭になること)化対策について」の諮問を行い、2011(平成23)年8月に「すみやかに建て替えを行うべきである」との答申がなされた。このため、市では具体的な再整備の検討を始めた。

2012(平成24)年には「再整備検討委員会」を立ち上げ、建て替えに適した土地の選定を開始。そのとき「4方面5ヶ所」が候補に挙がった。

具体的には
(1)現在地での建て替え(現在地の方面)
(2)三ツ沢公園を利用(現在地の方面)
(3)西区平沼(西区方面)
(4)新桜ヶ丘ソニー跡地(保土ケ谷区方面)
(5)羽沢新駅付近(羽沢方面)
だった。
 


(仮称)羽沢駅の工事現場

 
その後、市が各候補地のメリット・デメリットを比較し、検討を重ねた結果、2013(平成25)年3月に「課題解決に向けて検討を行うべきである」として、(2)の三ツ沢公園を候補地とした。