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横浜の老舗中華料理店で味わえる美味しい冷やし中華を徹底調査!

ココがキニナル!

「酔来軒」、「太源」、「玉泉亭」、歴史ある老舗3店から、この夏いただきたい王道ばりばりの伝統の味! 冷やし中華を紹介。

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ライター:クドー・シュンサク

びしーーっと、あの甘酸っぱい醤油ダレでいただく、つめたい冷やし中華。
海も開き、花火も夜な夜な上がる。ずいぶんと夏。したたかに暑くなってきた今日このごろ。食欲がなくなりがちなこの時期に、外さない創業40年以上の老舗の味、変わらぬ味で愛され続ける王道の冷やし中華をびしっと、ご紹介。

まずは、筆者も愛する丼が名物、阪東橋の名店から。



創業75年、阪東橋「酔来軒」



横浜市営地下鉄ブルーラインの阪東橋駅から歩いて7分。横浜橋通商店街の果ての脇に位置する老舗広東料理の店「酔来軒」。
 


横浜橋通商店街の
 

脇っちょ

 
早速店内へ。酔来軒は、店内が、まず渋い。
 


テーブル席と
 

ちゃぶ台の小上がり
 

いいかんじ

 
三代目だという同店の大将に冷やし中華を注文。酔来軒には年中いただける名物の冷やし中華と夏季メニューの冷やし中華がある。どっちにしようかという空気が流れだす直前に「両方食べとこう、ね」と大将。気前と語り口が粋なのは、この店が愛される理由のひとつ。
まずは夏季メニュー、王道の冷やし中華から。
 


五目冷やし中華(800円)

 
具は10種類。ひときわ存在感を放つチャーシューについては、あとでじっくり。
 


いただきます

 
しっかりと冷えた麺はつるっつるでなめらかな細麺。ほどよいコシのつるつる麺をたっぷりタレにひたして一気にすする。さっぱりとした酸味に、さりげなく甘めのタレが最高の味わい。食べるたびに、すするたびにぐんぐんと食欲をかきたてる。
キュウリ・モヤシ・メンマを麺とからめて、がっつりすする。間にチャーシューやエビにイカを口に運び、さらにタレをたっぷりひたした麺をいただく。最高・・・。
王道ど真ん中の、甘酸っぱい冷やし中華。うまい。
 


続いて年中いただける名物のネギ冷やし麺(750円)

 
たっぷりの白髪ネギと刻みチャーシューが盛られた冷やし麺。麺とタレは冷やし中華と同じもので。シャッキリとした香りの強いネギと、噛み応え・味わいに秀でるチャーシューとつるつるの麺をタレとよくからめ一気にいただく。ネギ・チャーシュー・麺、3つの歯応えのいいバランス。甘めのタレは具を変えても食欲をかきたてる力はおとろえない。
白髪ネギと甘酸っぱい冷やし中華のタレがここまでマッチするのは少し驚いた。

冷やし中華をはじめとする、酔来軒の各メニューの味の決め手となっているのがこれ。
 


酔来軒の傑作チャーシュー

 
18年もの間、三代目が毎日焼き上げているというチャーシュー。煮たチャーシューではなく、伝統の窯で仕入れにもこだわった豚ばら肉を丁寧に焼き上げたチャーシュー。そのままでいただくと、しっかりとした歯応えに適度なジューシーさであり、徐々にやわらかく口の中に広がる旨み。食感・香り・旨み、いい、塩梅である。
 


これが酔来軒の宝刀、酔来丼(400円)

 
酔来丼については、是非味わって、その魅力を知っていただきたいです。横浜最強B級チャイナ丼とも言えるくらいの一品。価格も、魅力。
 


このへんも小なのに、ほぼ1人前くらいのボリュームがあってうれしいです

 
創業75年を迎える酔来軒。三代目大将の野木発成(のぎはつなり)さんは、約10年前に先立たれた先代の店を受け継ぐことに。料理の手伝いはしていたが、先代の営業方針や常連客との折り合いも身に着けていない状態から、三代目としての日々が始まった。
現在に至るまで「とにかく気合い入れて、誠心誠意、しっかり美味しい料理作るしかないからね。仕入れから仕込みまで、手は抜かないね、味には全部影響するから」とのこと。
 


野木さんごちそうさまでした