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初心者でも楽しめる! 一見敷居が高そうな野毛・関内のシガーバーに突撃!

ココがキニナル!

初心者でも気軽に立ち寄れるシガーバーを取材してほしい/関内駅周辺にシガーバーがあるようです。敷居が高そうで行き辛いので取材をお願いします。(紀洲の哲ちゃん/Shibaさん)

はまれぽ調査結果!

野毛のアンティクァリー、関内のスーパーノヴァを調査。どちらも初心者も安心して入れるお店。またシガー(葉巻)だけでなくカクテルも充実したお店。

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ライター:細野 誠治

煙草を吸うことが“格好いい”という時代が昔、確かにありました(・・・と筆者は思っている)。
 
時代に踊ったのか周りに流されたのか細野は喫煙者に。そして、とある先輩に「細野、男は葉巻だ! 分かったか!?」とそそのかされてシガー(葉巻)を吸うように・・・。
 


「煙になって消えちまうから葉巻はいいのさ・・・」とも


今回のキニナル、得意分野です!

投稿を読むと、シガーは「敷居が高いのでは?」と読めるのですが、そんなことはありません。夜の街を探してみれば必ず行き当たるはずですし、ちょっとした街中のバーでも扱っていたりします。只のバーかと思いきや・・・といった感じで、多いとは言えませんが、実は身近に存在しています。
 


実はそんなに敷居は高くないですよ


シガーバーは、バーが「お酒を楽しむところ」というように、「シガーを楽しむ場」と捉えればいいかと・・・(このシガーバーの定義は人によってかなり違います)。
 
今回は筆者が、葉巻を楽しむ上でちょっと世界が広がるようなお店を2軒チョイスしました。
が、記事へ行くその前に・・・

『喫煙はあなたにとって健康を害する恐れがあります。喫煙の際しては周りの人の迷惑にならぬよう注意をしましょう!』

さぁ、行ってみましょうか。



野毛の隠れ家 アンティクァリー

読者の皆さまのなかには、シガーを吸われたことの無い方も多いかと。というワケで、まずは初心者の方にもオススメのバーを紹介したいと思います。そんな一軒目は野毛のシガーバー、「アンティクァリー」さん。
 


野毛にあるお店
 

野毛・柳通りの提灯が輝くころ・・・
 

こちらがアンティクァリーさん


場所は柳通りの中ほど。おでん・お茶漬けのお店「いわき」さんと、炉端焼の「うだつ」さんの間の道を入ったところにある。
 


店内へ・・・
 

こちら代表の渡辺皐千教(たかゆき)氏
 

12坪の店内。カウンター9席、テーブル席1席の空間が広がる。


お店のオープンは2006(平成18)年の7月。今年で8年を迎えた。代表の渡辺氏は現在35歳。学生のころからバーテンダーとして働き、店を持つことを夢見てきたという。シガーとの出会いはやはりバーで。昔、勤めていた店がシガーを扱っており、魅せられたそうだ。

オススメをお願いすると、筆者に差し出されたのが期間限定のカクテル“梨のジントニック”。
 


梨のジントニック(900円)


あら絞り(すり下ろし)の梨とジン、トニックウォーターが絶妙。瑞々(みずみず)しい梨にかぶり付いたような飲み口で美味い。汗ばんだ身体に嬉しい一杯。そして、「アンティクァリー」が初心者の方にオススメな理由が登場する。それが・・・
 


お通しにドライシガーが付くのだ(villiger=ビリガー)


この日はほかに“ドライトマト”のおつまみが付いて500円。チャージとしては、かなりお得だと思う。
 


塩味に酸味、甘み旨味で後を引く


ここで軽く、シガーについて解説を。
一般的に葉巻には“プレミアムシガー”と“ドライシガー”があり、発酵させた一枚の煙草葉を使用し、職人の手によって巻かれたものが“プレミアムシガー”と呼ばれています。保管には18~20度の温度に70%の湿度が良いとされています。
 


吸い口をこのようなシガーカッターで切る必要があります

 

”ヒュミドール”と呼ばれる保管箱でシガーを寝かせます
 

プレミアムシガーに対し、刻んだ葉を使用し職人の手ではなく機械などで巻かれた(作られた)ものを“ドライシガー”と言います。比較的に安価であるとも言えます。

 

甘く香って、やがてスパイシーなvilliger
 

「アンティクァリー」では、ビリガーなどドライシガーはお通しのみで、ティアモなどプレミアムシガーが520円から置いてある。

どうでしょう? お通しに一本、シガーが付いているなら初心者の方でも安心なんじゃないでしょうか? そうですよね、渡辺さん。
「はい。ウチの客層は30〜40代の男性がメインですが、これからシガーを始めたいという20代のお客さまが多く見えられますので」
 
 なるほど。男女比はどれくらいでしょう? あとシガーや煙草を吸わないお客さんは来たりします?
「男性8、女性が2割といった感じですね。女性は一人で見えられる方も多いですね。最近、増えていると思います。あと全くお煙草を吸われないお客さまも。全体の1割は非喫煙のお客さまです」
 


看板の通り、葉巻だけでなくカクテルも売りのお店
 

BGMはレコード。渡辺氏の趣味のひとつ


ほろ酔いでいい気持ち、周りに気兼ねなくシガーが味わえる。いい隠れ家だなと。

作法として「シガーの持ち方は親指、そして人差し指と中指の3本で持つこと」とか「灰はできる限り落とさず、伸びた灰を折るように」とか「点火にはガスライターかマッチで」とか、いろいろありますがまずは楽しむこと、でいいと思います。ここで文字を割くよりも、興味が出たら当然、知識を吸収するでしょうし・・・。
 


嗜好品ですから、楽しくいきましょう
 

2杯めをオーダー。“野毛のシャンパン”ハイボール(800円)


しばし渡辺氏とお喋り。
「アンティクァリー」という店の名の由来は、自身がアンティークなものが好きで、いつか古美術を扱いたいから・・・とか、バンド活動をしていて年に数回、ライブを行っていること。その売り上げ金を野毛山動物園に寄付していることとかを話していただいた(渡辺氏と、先日亡くなったヒトコブラクダのツガルさんに献杯)。
 


好きな音楽たち
 

古いカメラを収集


居心地のいいお店。シガーバーではあるのだけれど、それだけでなくカクテルやレコード、アンティークに心癒される野毛のスポット。シガーを吸われる方、これからの方、そうでない方もオススメです。

そろそろお暇しましょうか・・・。
 


また来ます!
 

外に出ると夜が始まっていた