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続投決定の中畑清監督が来季に誓う優勝! 2014年、横浜DeNAベイスターズの本拠地最終戦をレポート!

ココがキニナル!

2014年横浜ベイスターズ最終戦セレモニーの様子がキニナル(enjunさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

クライマックスシリーズは逃したものの、中畑清監督の続投が決定! 自身とチームの悲願である優勝を目指すと宣言!

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ライター:田中 大輔

4位か5位か。
2年連続の最下位回避は果たしたものの、10月4日の時点で3試合を残し未だ順位の決まっていない横浜DeNAベイスターズ。

最後の最後まで気の抜けない戦いが続いているが、2日、シーズン終了より一足早く本拠地・横浜スタジアムでの最終戦が行われた。

昨年、一昨年と同様に、ホーム最終戦の様子をファンたちの反応とともにお伝えしよう。



中畑監督、続投!



4位を争う中日ドラゴンズを迎えてのホーム最終戦は、試合中に霧雨がパラパラと落ちて来る生憎の空模様の中での開催。

それでも、ハマスタには2万4446人のファンが詰めかけた。
 


最終戦も外野は満員。多くのファンが試合を見守った

 
今季、ハマスタで開催された試合では156万4528人の来場者を数え、昨年度の142万5728人を大きく上回った。この数字は、来場者数の実数カウントが始まってから最多。
いかに今シーズンのDeNAベイスターズが注目されていたかが分かる数字だ。

その人気を引っ張ってきた一人、指揮官・中畑清監督の続投がこの日、決定した。
試合前に春田真オーナーと会談を持った中畑監督は、留任要請を承諾し、4年目のシーズンを迎えることとなったのだ。
 


続投の決まった中畑監督。来季も監督の下で戦う

 
去就が注目されていた監督人事がすんなり決まり、チームもファンもスッキリした気持ちで順位を争うドラゴンズとの一戦に挑んでいくことがきた。



今年の最終セレモニーは!?



しかし、肝心の試合は3回を終わって1-3とリードを許す展開。
終盤戦に入って元気のないベイスターズ打線は、5回に二死二、三塁、7回には一死満塁のチャンスを作るが、中日先発の山井大介投手の前に後一本が出ず。

9回表にも押出しのフォアボールで1点を失い、1-4で敗戦。4位争いという意味でも、ホーム最終戦という点でも痛い黒星となってしまった。

悔しい結果にはなってしまったが、それでもファンは最後まで席を離れず必死の声援を送っていた。そんなファンたちには、ホーム最終戦最後のお楽しみが待っている。
 


キララも出てきてセレモニーの準備が進む

 
今年の本拠地最終戦終了後のセレモニーは、球団DVD『ダグアウトの向こう』の2014シーズン総集編FINAL SERIESバージョンの上映と、8月の『YOKOHAMA STAR☆NIGHT 2014』で好評だったエレクトリカル・スターナイトショーをパワーアップさせた「エレクトリカル・ファイヤーショーTHE FINAL」

まずは、全選手、首脳陣が整列する中、『ダグアウトの向こう』の特別版がビジョンに映し出された。
 


選手たちもファンと一緒に映像観賞

 
3月、4月の大苦戦から始まった今季。
急成長を見せた井納翔一投手が4勝を挙げ、巻き返しの始まった5月。
苦しみ抜いた山口俊投手が先発転向で復活を遂げ、キューバの至宝と謳われたユリエスキ・グリエル選手が加わった6月。
鬼門だった交流戦を貯金を持って駆け抜けた7月。打線を引っ張ってきた筒香嘉智(つつごう・よしとも)選手が故障で抜けた穴を一丸となって埋めた8月。
最後の最後まで諦めることなく、クライマックス・シリーズ出場に挑んだ9月。
 


打線になくてはならない存在に成長した背番号25番(筒香選手)と3番(梶谷隆幸〈かじたに・たかゆき〉選手)

 
ファンの脳裏には、きっと長かったシーズンの思い出が甦ったはずだ。

「最高の秋に一杯やりましょう!」



続いては、来季も指揮を執ることが決まった中畑監督がマイクを握った。

レフトスタンドに陣取った中日ファンに感謝の言葉を述べた後、DeNAベイスターズファンには「開幕してすぐの借金11。どうなるかと思いました」と、いつも通りの大きな声で言葉を紡いだ。
 


マイクは手で持つのがキヨシ流。今年もこのスタイル

 
「本当にこの1年間、すいませんでした」と謝罪したのに続き、「ただ、選手たちは頑張ってくれました!」と絶叫。

「5月からの快進撃は奇跡かなと思うぐらいの活躍を続けてくれました」と選手を労い、ハマスタを毎試合のように満席にしてくれたファンに「ありがとうございました!」と頭を下げた。
 


いつもの通り、身振り手振りを交えて話を続ける

 
ファンの存在が選手の力になると話す中畑監督は、「今年いちばん褒めてやってください。ジャイアンツに五分の戦いをしたんです!」と、この時点で優勝チーム相手に2試合を残しリーグで唯一5割以上の勝率を残したに胸を張った(=3日〈金〉の巨人戦に勝利し、シーズンの対巨人勝ち越しが決定)。

「来季はこれを糧にし、自信に置き換えて、みなさんの夢である、私の夢でもある“優勝”に向けてまい進していきます!」と力強く宣言し、「来季、みなさんとともに最高の秋に一杯やりましょう!」とキヨシ節でスピーチを締めた。
 


ベンチへ戻る監督。その眼差しの先は来季の優勝か

 
スタンドからは歓声と拍手の雨。
CSに行くと言った一昨年のスピーチ、「それ以上のてっぺん」と言葉にした昨年。
残念ながら実現はできなかった。でも、ファンは今でも信じている。そんな期待を感じさせるスピーチと、それに応える大歓声だった。