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鶴見の二郎インスパイア系「らーめんこじろう 526」、世界ランク8位の元プロボクサーが作るラーメンの味は?

ココがキニナル!

ラーメン二郎鶴見店の跡地に入った526鶴見店が気になります。店長が元プロボクサーで世界ランカーだったらしいです。(ヤスさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

2013年、ラーメン二郎鶴見店跡に開業した「らーめんこじろう526 鶴見店」。元世界フライ級8位の店主が作る“二郎系ラーメン”は絶品!

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ライター:松本 伸也

ラーメン二郎――。

大量の太麺にうずたかく積まれたモヤシなどの野菜類、チャーシューと表現していいのかわからないほどの塊肉(かたまりにく)、トッピング類の増量に使う“マシマシ”の呪文、そして「ニンニク入れますか?」・・・。

実のところ食べた経験のない筆者にはこれくらいの予備知識しかないので、おそらく読者のみなさんの方が味もなにも詳しいはずである。どうもすみません。で、そんなラーメン二郎の鶴見店があった場所に、“526鶴見店”が入ったというのが今回のキニナルである。
 


二郎の関内店にて


526鶴見店?
とりあえず「526 鶴見店」をキーワードにググッと検索してみると、答えは簡単に弾き出された。見つかった公式ホームページによると、東京の渋谷に本店がある「らーめんこじろう526」で、神奈川県下には鶴見店以外にも武蔵小杉店があるらしい。そして、そのほかラーメンサイトなどによると、ラーメン二郎のテイストを持った“二郎系”や“二郎インスパイア”と分類されるお店のようだ。
 


こちら同じく“二郎系”の『ハングリー・ピッグ』

 
いわゆる“本家”の跡にオープンした“二郎系”はいったいどういうお店なのか。毎度ながら、百聞は一見に如かず。HPで確認した住所を頼りに鶴見区岸谷に飛んだ。
 


飛んでない。最寄り駅は京急の生麦。GOGO赤い電車

 
目的地は地図によると国道1号沿い。生麦駅から山側に何気なく歩みを進め、途中の商店街や住宅街を10分ほど歩くと国道1号に出た。
 


出ましたけれど、ここまでだと行き過ぎ。横浜方面に少し戻る

 
最初に出た「岸谷」の交差点では少し行き過ぎたようなので、3分ほど横浜よりの「岸谷二丁目」の交差点に戻ると、すぐ目の前に「らーめんこじろう 526鶴見店」と書かれた鮮やかな黄色のテントが見える。自家製麺でもあるのですね。
 


到着しました。黄色が目に鮮やかです

 
さっそくガラガラと入店すると、間もなくお昼の営業終了という時間ながら、10席ほどのカウンターはほぼ満卓。ちょうど2人分の空きがあったので、まずは食べてみるべく食券を買って着席。
 


ガラガラガラ~と・・・お、満員御礼だ
 

満席の状況をひとりで切り盛りする店主

醤油をベースに、スープのある「ラーメン」と「汁なし」の2種類が券売機には並んでいる。そこで筆者がラーメン、同行の編集部・宮城氏が汁なしを選択した。で、麺の量が普通で約300グラム、大で約600グラムとある。
 


券売機がこちら。「ミニ」もあります

 
なんとなくのイメージだと、1人前のスパゲティが約100グラム・・・うん、どちらにしろ多いなこれは(笑)。しかし噂に聞く二郎や二郎系はそんなものなのだろうと納得半分、宮城氏ともども大に走った次第である。
 


野菜マシとかはきっと辛いなと忘却

 
「はい、ありがとうございます・・・って、あの、量多いですけれど大丈夫ですかね?」
実直そうな店主さんによる笑顔を交えての確認が嬉しい。「大丈夫ですよ」と返すこと数分でドーンとお出まししたのがこちら。
 


「正油(大)」(900円)がドドンと。地味にタンブラーと比較されたし

 
うん、やっぱりすごいね(笑)。ちなみに宮城氏の汁なしもどうぞ。
 


こちら「汁なし(大)」(950円)です。卵黄がいいですね

 
ははは(笑)。ではまあ、とにもかくにもいただきましょう。と、まずはモヤシの山を食べ進めてみようやっと麺にたどり着く。

何本かをつまみ上げたものの、ずっしりと重みのある太麺を一口・・・おおお、美味い。

脂やニンニクが混在するスープはやや濃いめに感じたものの、太麺だけに絡みすぎずちょうどいい味わい。そして“添えられた”どころの存在感ではないチャーシューの脂の美味いこと。
 


いやあ、美味しいじゃないですか

 
麺量はさすがに600グラム。食べても食べても減らない風情ではあるが、大量の野菜に「自家製ですよ」と出していただいたラー油を“味変調味料”にしながら、不思議とするする食べ進められる。
 


自家製のラー油で“味変”を

 
大盛り、というかいわゆる“デカ盛り”では「美味くなければとても食べ切れない」が重要なポイントだが、このラーメンはとても麺が美味しい。食べたときの小麦の風味がとてもいいなあ・・・なんて思っていたら、筆者の丼はいつの間にか空いていた。
 


ごちそうさまでした。ああ、美味しかった

 
ということは、麺の味わいが強調される汁なしはより・・・と宮城氏のを少しいただくと、丼の下にある少量の濃縮スープにやはり麺の風味が負けておらず、麺を味わうには汁なしがオススメかも知れない。
 


はまれぽおなじみの宮城氏の食べっぷり

 
あ、さすがにお腹はふくれていたので、味見で一口にしておきました結果、やや苦悶の表情を浮かべた宮城氏が頑張ることになりましたが、最終的にはキッチリ完食。さすが、お疲れさまでした(笑)
 


宮城氏も完食。ごちそうさまでした!

 
「おおおー、全部召し上がってもらって、ありがとうございます」と嬉しそうな店主さんに「麺やスープ、美味しくなければあの量は食べられませんよ」と振ると、さらに相好を崩す。そんな一本筋の通った表情にたまの笑顔が似合う店主さん、小林孝康(たかやす)さんがお昼の営業を終えて時間ができたところで、さあ、お話をうかがおう。