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2月3日に總持寺で行われた豪華有名人が来た節分イベントの様子をレポート!

ココがキニナル!

節分で、有名人の方々が豆まきされるスポットを知りたいです。横浜、川崎、湘南エリアとそれぞれ教えて頂けると嬉しいです。(ぽぽ1さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

有名人が来る華やかな節分といえば、總持寺。今回はいつもと違う会場で行われたこともあり、一般的な豆まきとは一味違う節分の風情が楽しめた。

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ライター:吉澤 由美子

節分の日には、お寺や神社で豆まきをしている光景が夕方のニュースで流れるのがお決まり。

全国に数ある節分イベントの中でも、總持寺(そうじじ)の節分追儺式(せつぶんついなしき:節分に行われる悪疫退散、招福の行事)はそのスケールの大きさやゲストの華やかさで毎年ニュースやワイドショーに取り上げられる定番になっている。

石原裕次郎の菩提寺(ぼだいじ:お墓や位牌がまつってある寺)が總持寺という縁から、石原プロモーションのゲストが必ず参加することでも有名だ。

そんな總持寺の毎年恒例の節分追儺式を実際に見に行ってきた。



節分の朝、總持寺に到着



總持寺に到着したのは2月3日(火)午前10時少し前。線路沿いにある總持寺入口には、臨時の福豆販売所があった。小袋に入った福豆は1袋100円。ほかに特製の枡に入った福豆のセットも売られていた。

 

入口で福豆を販売していた
 

ここで売られている福豆には福引券が入っており、その券を持って隣のテントに行くとガラガラ回す福引ができる。これで、ブルーレイレコーダーやタブレット、デジカメなどが当たるらしい。

 

ガラガラと景気のいい音がする
 

案内や誘導をしていた若いお坊さんに伺うと、福豆販売は1月30日(土)から行っていて、特賞はもうすでに出てしまっているとのこと。来年はぜひという方は早目に行くといいかも?

 

入口で案内や誘導を行っていた片岡彰純(しょうじゅん)さん
 

片岡さんの実家は浜松にある曹洞宗のお寺。大学で仏教を学び、曹洞宗の大本山である總持寺で修行をしているそう。こうした若いお坊さんたちが要所要所でキビキビと仕事をしている姿は、なんだか凛としていてカッコいい。

この節分追儺式、豆まきが行われる会場に入るためには整理券が必要となる。その整理券の配布は、入口からゆるやかな坂を上った三門(さんもん)で行われる。

 

すでに總持寺の総門である三松関(さんしょうかん)を超えて列が伸びていた
 

三松関の先にある三門の手前は人でギッシリ
 

この整理券は大抽選会の福引券になっているらしい。販売されていた福豆の福引とは別で、豆まき会場で行われる大抽選会の福引券なので、中に入ってもなくさないようにと案内の声がかかっていた。

 

三門で整理券が配られる
 

今回は会場に2000人入ることができるとのことだが、午前10時15分にはすでに700枚の整理券が配られていた。

 

三門を抜けた先には屋台が並んでいた。小腹が空いても大丈夫!
 

整理券を受け取ったら、その列のまま会場である仏殿につながる門のあたりまで進み、そこで待つようになっている。

ここで、一番乗りで来た方々にお話を伺った。

 

朝6時~7時半くらいまでに来ていた一番乗りのみなさん
 

一番乗りの中に、前日に千葉県成田市から来て、この近くに泊まってやってきた方がいた。成田といえば、總持寺と並ぶ華やかな節分追儺式で有名な成田山新勝寺のお膝元! 

なぜ地元ではなくこちらに来たのか伺うと「總持寺のがいいんだよ。福豆ももらいやすいしね」と答えが返ってきた。ほかにも「川崎大師のすぐそばに住んでいるけど、節分は總持寺」という方がいた。みなさん、毎年こちらの豆まきにきているそう。

人気のほどを再確認して、いよいよ会場に。



今回限りの大雄宝殿(佛殿)



2015(平成27)年の總持寺節分追儺式は、例年とは違う会場で開催されることになっている。

今年は總持寺の二祖である峨山韶碩(がざん・じょうせき)禅師の650回大遠忌(だいおんき)を迎える。その準備のため、いつも節分会を行ってきた千畳敷の大祖堂(だいそどう)が改装工事中なのだ。

 

改装工事中の大祖堂
 

今年の会場は、大祖堂の隣にある大雄宝殿(だいゆうほうでん)。

 

大雄宝殿は仏殿
 

ここは、歌人の与謝野晶子が歌に詠んだ場所。

 

百間廊下(ひゃっけんろうか)近くに与謝野晶子の歌碑があった
 

「胸なりてわれ踏みがたし 氷よりすめる大雄宝殿の床」お堂の床が磨き込まれていて、あまりにも美しかったことを詠った和歌だ。そういえば、途中に通った百間廊下の床も鏡のようにピカピカに磨かれていた。

 

廊下の右側に敷かれた木は、窓を映すほど磨かれていた
 

大雄宝殿は大人数が入れないので、節分追儺式の法要やゲストと年男・年女による豆まきの後、表で大抽選会が行われ、参加者は仏殿前の通路で年男・年女から福豆を受け取るかたちになるとのこと。

 

今回はこの中雀門(ちゅうじゃくもん)が開いて、参加者はここから会場に入ってくるらしい
 

なお、年男・年女は生まれた時と同じ干支がめぐってきた人のことで、今年は未年なので、未年生まれの人が年男年女となる。ただし、總持寺では豆をまく年男年女は干支に関係なく一般公募で参加できるそう。

そろそろ開場の時間がせまってきた。いよいよ節分追儺式のスタートだ。