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JR相模原駅裏の米軍施設にスポーツ・レク施設を整備! その概要は?

ココがキニナル!

相模原市のJR相模原駅北側にある「相模総合補給廠(さがみそうごうほきゅうしょう)」にスポーツ・レクリエーション施設が整備されるというけど、どんなものができるの?(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

米軍と共同利用地約10haに野球やアメフトなどができる施設を2018年度までに整備。返還地約15haはコンベンション施設やオフィスビルなどを予定

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ライター:はまれぽ編集部

米軍との共同利用地に新施設

相模原市はJR横浜線相模原駅から矢部駅の北側にある在日米軍施設「相模総合補給廠(さがみそうごうほきゅうしょう)」について、米軍と共同使用している区域約10ha(10万平方メートル、横浜スタジアム3.8個分)を都市公園として整備し、スポーツ・レクリエーション施設を設ける基本計画案を明らかにした。2018年度の全面開園を目指す。
 


整備する施設のイメージ(提供:相模原市)
 

「相模総合補給廠」とは、もともとは旧日本軍の兵器生産工場として使われていたもので、広さは約214ha(214万平方メートル、横浜スタジアム81.6個分)。

戦後、米陸軍が接収していたが、2008(平成20)年に日米合同委員会で約17haを相模原市に返還することで合意。2014(平成26)年9月30日に返還が実現した。
 


現在も立ち入りは制限されている
 

さらに2012(平成24)年には35haを相模原市と在日米軍が都市公園敷地として共同使用することで合意しており、今回スポーツ・レクリエーション施設を整備するのは、このうちの10ha。残りの25haは「憩いのゾーン」として活用するが、それ以外の部分については返還など含めて未定。
 


相模総合補給廠の概要。水色部分を整備する(相模原市ホームページより)
 

では、具体的な整備のスケジュールなどはどうなっているのか。相模原市環境経済局環境共生部公園課の渡邊建太郎(わたなべ・けんたろう)担当課長と島田隆(しまだ・たかし)主査に聞いた。
 


お二人とも写真NGとのことで、はまれぽ初登場の相模原市役所
 

渡邊課長によると、共同使用が合意に至った際10haはスポーツ・レクリエーションゾーンとして使用する覚書を取り交わした経緯があるため、今回の計画案が作られたのだという。

計画案の中では「誰でも気軽に利用できる駅近・身近な交流拠点」をコンセプトとし、名称は「相模原スポーツパーク(仮称)」とした。「相模原スポーツパーク」には軟式野球場1面と多目的フィールド3面、芝生広場を整備する。
 


「相模原スポーツパーク(仮称)」の基本計画図(案)
 

軟式野球場は1万4000平方メートル。人工芝で観客席は320席を設け、2018年度完成予定。

一番大きい多目的フィールドは天然芝で1万1880平方メートル(90メートル×132メートル)。2017年度の完成を目指す。プロのサッカー、ラグビー、アメフトも利用できる設計で、観客席は1960席の予定。残る2面は人工芝(2017年度完成予定)と芝生広場(2016年度完成予定)で、一般向けとなる。

総事業費は約43億円を見込んでいて、市債や国庫補助金の割合は調整中。3月15日(日)から4月13日(月)まで基本計画案についてパブリックコメント(意見公募)を実施し、市民の意見を反映させた計画を2015年度内に策定する。正式な計画は相模原市と国、米陸軍との三者協議を経て決まる。
 


今後の主なスケジュール
 

施設の管理については、基地内であることも踏まえ、市の直接管理を基本路線としている。

2014(平成26)年9月30日に返還された17haのうち、2haについては相模原市が「南北道路(仮称)」を建設し、小田急多摩線を延伸する計画がある。
また、残る15haについてはオフィスビルや商業施設、コンベンション機能を持った施設の導入も検討されている。

渡邊課長は「市民の皆さんに(返還を)お待たせした分、少しでも早く全面開園にこぎつけたい」と話してくれた。



取材を終えて



2027年に東京―名古屋間で開業予定のリニア中央新幹線新駅を相模原駅の隣駅である橋本駅周辺に誘致を表明している相模原市。
大きく人の流れが変わり、さらなる活性化が見込まれる相模原市の起爆剤になるには、新施設が魅力的なものである必要がある。

動き出したばかりの計画だが、相模原市の手腕に期待したい。


―終わり―
 

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コメントする
  • かつての相模陸軍造兵廠が平和利用されることは素晴らしいことと思います。が、闇雲に再開発して過去の痕跡を消し去るよりも、返還を機に一度しっかりと学術調査を行い、その調査結果を一般公開するような施設もぜひ検討して欲しいです。戦争経験世代の高齢化が進む中過去の記憶・記録を後世に残すことも重要と思います。兵器工場というと聞こえは悪いですが、そこは同時に当時の国産科学技術の粋を集めた最新鋭工場でもあったはず、調査・保存する価値はあると思います。

  • 楽しみですね!

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