県知事選、「成長」か「暮らし」か

投開票4月12日（日）
　

26日に告示された県知事選に立候補したのは2人。
　

氏名	年齢	党派（推薦）	新旧	当選回数	代表的肩書
黒岩　祐治	60	無所属 (自・民・公・気)	現	1	知事
岡本　一	69	無所属 (共)	新		政策NPO 理事

　　
届け出順に、いずれも無所属で、2期目の再選を目指す現職の黒岩祐二（くろいわ・ゆうじ）氏は自民党・民主党・公明党・日本を元気にする会が与野党相乗りで推薦。新人の岡本一（おかもと・はじめ）氏は共産党が推薦している。

午後1時に藤沢市の「江の島入口」交差点で第一声を行った黒岩氏は県内12市町を拠点とした「さがみロボット産業特区」など3つの特区による経済政策を進めた1期目の成果を強調し「4年で基盤を作ることができた。もう4年かけて神奈川を成長戦略の発信地にしたい」と呼びかけた。
　

1期目の成果を訴える黒岩氏
　

一方、午前10時から横浜駅西口で第一声を行った岡本氏は「子育てしやすい、お年寄りに優しい神奈川を作る」と声を張った。さらに憲法9条を守り、集団的自衛権の断固反対や大企業を中心とした補助制度や公共事業ではなく中小企業を支援する県政への転換を呼び掛けた。
　

格差是正を呼び掛ける岡本氏
　

神奈川県選挙管理委員会によると、告示前日となる3月25日時点で県内の選挙人登録名簿者（＝有権者）数は739万4971（男368万7221人、女370万7750人）で、2011（平成23）年の県知事選に比べて6万6971人増えた。
　

有権者は「成長」と「暮らし」のどちらを選ぶ？
　

取材を終えて