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川崎中1男子殺害事件で「危機感不足」と川崎市長らが合同検証委員会が中間報告発表で説明!

ココがキニナル!

川崎市で中学1年の男子生徒が殺害された事件で、再発防止のために市と市教育委員会が合同で立ち上げた検証委員会の中間報告の内容は? 最終報告はいつ?(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

市長らは「危機感不足が原因」との見解。再発防止に向けて職員を増員し、長期不登校の児童生徒に対する支援などを行う。最終報告は夏までに行う

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ライター:はまれぽ編集部

足りぬ「危機感」



2015(平成27)年2月20日(金)、川崎市川崎区に住む大師中1年、上村遼太さん(当時13歳)が殺害され、同区港町の多摩川河川敷で遺体で見つかった事件について、事件の経緯や今後の対応を話し合ってきた市の庁内対策会議(議長:福田紀彦市長)と教育委員会事務局検証委員会(委員長:渡邊直美教育長)が3月31日(火)、合同検証委員会を開いて中間報告をまとめた。
 


13歳という若さで亡くなった上村さん
 

中間報告の取りまとめに当たって、会議は上村さんの行動の変化について組織として適切な対応ができていたかという点や、対応するチャンスがなかったかなどについて話し合いを重ねてきた。

3月3日(火)に行われた第1回の合同会議以降、庁内対策会議は3月17日(火)に次いで3度目。検証委員会は6度の話し合いを重ね、この日が7度目の会議となった。

当日は第1回合同会議と同様、福田市長、渡邊教育長に加え、三浦淳(みうら・あつし)、砂田慎治(すなだ・しんじ)両副市長、各部長ら約30人が出席し、冒頭で福田市長が「会議を繰り返し、議論を積み重ねてきた。再発防止に取り組みたい」とあいさつし、非公開の話し合いに入った。
 


出席者を前にあいさつする福田市長
 

会議は非公開で約30分に渡って行われ、終了後、福田市長が会見に応じた。

福田市長は再発防止に向けて4月から市が独自に行った長期欠席者について学校ごとに支援する施策を講じることや、学校支援の調整などを行う職員計3人を増員することを決めた中間報告の内容を明らかにした。

福田市長は「市や教育委員会として事件の未然防止のために何ができたかを洗い出した。6人の有識者を加えた有識者会議を設置し、その意見と庁内対策会議、検証委員会の最終報告をまとめる」とし、最終報告をまとめる時期については「拙速になってはいけないが、スピード感が必要」とし、夏までにまとめるとした。
 


夏までに最終報告をまとめるという福田市長
 

原因については「学校が(上村さんの)危機的状況を認識していなかったことが大きな原因。その(危機的)状況を認識していれば、事件を防げた可能性があった。再発防止には、子ども一人ひとりの案件に丁寧に入り込まなければならない」との見解を示した。
 


「危機感が足りなかった」と福田市長