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Question みんなのキニナル投稿

投稿の中から、はまれぽ編集部もキニナルことを調査してお答えします!
ぜひ投稿してみてね。(200文字まで)

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みんなのキニナル

    日吉と綱島の駐輪場料金が高い理由は?新横浜や菊名、大倉山は80円なのに綱島、日吉は120円。だから違法駐車も後を絶たないのでは。港北区や横浜市はどのうように考えているのか知りたい。

    coco茶さん

    やまゆり園襲撃事件をきっかけに新曲「ワンダフル世界」を出したバンド「サルサガムテープ」を取材してください。

    ホトリコさん

    あともういっちょウルバヌスさんネタ 「横浜復活の教会」は決して「地位が低下した横浜を復活させる『協会』」じゃありません。そういうのは青年会議所とかがよくやってる。「復活」といえばもうキリスト教的には欠...

    ushinさん

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横浜のココがキニナル!

30年くらい前まで現役で営業していた50mプールのあった野毛山プール。壊されてからずいぶんたちますが跡地はどうするのでしょうか?(角 さんのキニナル)

はまれぽ調査結果

1949年、第4回国体夏季大会を機に設立された野毛山プールは老朽化や利用者減で2004年営業中止、2007年廃止、2009年解体に。跡地利用は検討中

ライター:大和田 敏子 (2015年06月04日)

(この記事は2015年6月4日の再掲載です)

野毛山公園にプールがあったことは聞いたことがあるが、どんなプールだったのか、詳細については知らない。投稿にある今後の利用についてもキニナルが、その歴史についてもすごく興味がわいてきた。

早速、調査を始めることに・・・。
野毛山公園のどこにプールがあったのだろう。中央図書館で資料を探していたところ、1987(昭和62)年の野毛山公園のパンフレットを見つけることができた。
 


パンフレットから、野毛山プールの場所を確認し・・


野毛山公園に行って現状を確かめてみる。
プールは公園に隣接し、東小学校側にあったと思われる。展望台から見てみると・・・
 


跡地と思われる空地があった!


確かに、投稿にある通り、空き地になってずいぶん時間がたっているように思われる。
プールが取り壊されたのはいつなのか、また、現在、この土地はどのように管理されているのだろう。

横浜市役所に確認してみると、野毛山プールは1949(昭和24)年の設置から1972(昭和47)年までは水道局が、1973(昭和48)年から2010(平成22)年の廃止までは環境創造局(前、緑政局)が管理しており、現在は再び、土地を水道局が管理していることが分かった。

そこで、跡地の利用に関してだけでなく、あらためて野毛山プールの歴史を知りたいと、水道局事業推進部資産活用課長の平石浩二(ひらいし・こうじ)さん、同担当係長の門眞眞子(もんま・あつこ)さんと環境創造局南部公園緑地事務所担当課長(都心部公園担当)得能千秋(とくの・ちあき)さんに、調査にご協力いただいた。
 


水道局の平石さん(左)と門眞さん
 

環境創造局の得能さん


調査いただいた内容と図書館の資料からの情報を併せて、野毛山プールの歴史をまとめてみる。



第4回国体で使用されたプール。もとは噴水池だった!

野毛山公園は関東大震災後の1926(大正15)年に誕生。
1949(昭和24)年3月~6月、横浜の復興躍進を祝い、繁栄を図るために日本貿易博覧会が開催された。第2会場だった野毛山には景観を添えるため噴水池を設置。噴水池の築造にあたっては50メートルプールに転用できるよう意図して設置されていたという。
 


日本貿易博覧会野毛山会場のにぎわい(画像提供:横浜市史資料室)


噴水池には、水道局の倉庫に保管されていた、ゆかりの深い噴水塔が設置された。この噴水塔は、1887(明治20)年、横浜停車場前(現在のJR桜木町駅付近)にわが国で初めての近代水道が横浜に誕生したことを記念して設置されたものだったという。
 


現在、横浜水道記念館に保管される水道創設記念噴水塔(画像提供:横浜市水道局)


日本貿易博覧会終了後、噴水池は直ちに競泳用の50メートルプールに改装され、日本水泳協会の公認を受けた。同年10月開催の第4回国民体育大会の水上競技大会が行われることになり、飛び込みプールやスタンドの施設も造られた。プールは同年、夏期中は無料開放し、翌年から有料に。1951(昭和26)年には児童用プールも新設された。

ちなみに、日本貿易博覧会では、野毛山で動物の展示もされ好評だったため、1951(昭和26)年に恒常施設として動物園を開設し、遊園地地区も兼ね備えた野毛山遊園地が開園したようだ。
 


昭和30年代の野毛山プール(画像提供:横浜市水道局)


競泳プールは、長さ50メートル、幅17.5メートル、水深1.5~2メートル。飛び込みプールは長さ22メートル、幅15メートル、水深5メートル。児童プールは、長さ39メートル、幅30.4メートル、総深875~550mm、水深725mm~400mmだった。
水道局で航空写真を見せていただき、当時のプールがあった場所を確認することができた。
 


昭和30年代の航空写真

50メートルプールをブルーで着色、児童プールをブルーで囲んで示している。

国体で使用されて以降、野毛山プールはどのように利用されてきたのだろう。

毎年、夏には一般開放されており、利用者数の記録はあるが、そのほかにどのような大会に使用されてきたのかは、水道局、環境創造局、また、市民局スポーツ振興課に確認したが、資料が残っておらず、詳細は分からなかった。
だが、横浜市史資料室に、横浜開港100周年の水の式典の際の野毛山プールの写真が残っていた。
 


1958(昭和33)年、横浜開港記念100周年、水の式典(画像提供:横浜市史資料室)


また『横浜市立図書館創立90周年記念 パネルディスカッション あの頃の、ヨコハマは・・・ 記録集』には「野毛山公園のプールで水泳大会のアナウンスが聞こえてくると、夏が来たと感じた」といったエピソードも見受けられ、さまざまな水泳の大会が行われていたのでは思われる。

「野毛山のプールは、まわりがコロッセオみたいになっていて、そこでプロレスの興行とかもやっていた」といった内容のものもあり、興味深かった。
野毛山プールについて、思い出のある方はぜひコメントをお寄せいただけるとうれしい!

再び歴史に話を戻すと・・・
野毛山公園への配水池建設が決まったため、児童用プールは1963(昭和38)年夏で廃止になり、1964(昭和39年)には遊園地部分が閉鎖となった。
 


にぎわう昭和40年代の野毛山プール(画像提供:横浜市水道局)


その後、市内の学校プールや遊泳プールが増加してきたこともあり、野毛山プール利用者は減少。最盛期の1959(昭和34)年には23万2432人であったのに対し、1972(昭和47)年には3万1273人と約5分の1にまで減少してしまった。

そのため、水道局プールとしての存続が難しくなり、市役所内部で検討した結果、1973(昭和48)年から、緑政局(現在の環境創造局)に移管された。名称も野毛山公園プールに変更され、野毛山公園の施設の一環として運営されることになった。
その際、各コースを拡幅し従来の9コースから8コースに変更するなど、改修工事も行われたようだ。



野毛山公園再整備、プールの再整備も検討

緑政局への移管後も、野毛山公園プールは毎夏シーズン運営されてきたのだが、老朽化してきた野毛山公園の再整備とともに、プールの今後についても検討が始まっていたようだ。
 


1973(昭和48)年度以降の野毛山公園の航空写真


図書館で資料を探す中で『野毛山公園再整備のあり方』という冊子を見つけた。1991(平成3)年に野毛山公園再整備検討委員会において作成されたもののよう。内容としては、野毛山動物園を廃園して今のズーラシアに移転させ、公園全体は「開港時代の野毛の丘」として再整備するとしたもの。

プールの場所については、見晴らし山、レストラン、立体駐車場として利用することを想定していた。
 


1991(平成3)年の委員会の記録が記されている


この時、検討された内容はその後、どうなったのだろう。
環境創造局、得能さんに伺ったところ「動物園は存続を望む市民意見が多かったため、小動物を残して縮小再整備する方向となり、1999(平成11)年度から2002(平成14年)度にかけて動物園の再整備が行われた」とのこと。

キニナルプールの場所についてはどうなったのだろう?
「そもそも土地は水道局の用地であったこと、地形が狭く傾斜地であるため駐車場が実際に建てられるか、レストランを建てたとして需要があるのか、建設費や交通処理の問題などを総合的に勘案すると現実的でないとの結論に達したと思われる」とのことだった。

このことを含めて、展望台のある地区の再整備計画が立案されたという。
 


1987(昭和62)年のパンフレットに掲載されていたプールの写真


調査している中で、もう1点、キニナってきたことがある。
時期は前後してしまうのだが、1987(昭和62)年の野毛山公園のパンフレットの中で、プールの利用料金が記載されている部分があった。
 


パンフレットに記載のプール利用料金


当初あったのは、50メートルプールと飛び込みプールだったはず。どの段階で25メートルプールができたのだろう。
この件について正確な答えは得られなかったのだが、水道局の平石さんが、水道局に保管されていた航空写真を確認してくださった。

50メートルプールの南側に併設されていた飛び込み用プールは、1975(昭和50)年の写真には、飛び込み台があり、プールサイドも西側は円弧状になっていた。また、1981(昭和56)年の航空写真を見ると、飛び込み台はなく、円弧状のプールサイドに代わり、長方形の形となり、かつ、拡幅されているように見えるという。

1975(昭和50)年から1981(昭和56)年のどこかのタイミングで、飛び込みプールを改修工事して25メートルプールにしたと考えて良さそうだ。



野毛山公園プール廃止へ

2003(平成15)年度に再整備計画の立案をする中で、プール管理棟耐震診断を実施したところ、診断結果から使用に耐えられない状態と判明したため、2004(平成16)年度には運営を中止した。

その後、存続も検討されたが、運営中止前の利用者数は、2000(平成12)年1万2039人、2001(平成13)年1万4135人、2002(平成14)年1万8027人と、水道局で管理していた最終年、1972(昭和47)年の3万1273人と比べても半数にまで減少。

岡野公園や元町公園、清水ヶ丘公園など、比較的近くにほかの公園プールがあること、老朽化により、継続するには管理棟の建替えが必要なことから、2007(平成19)年度、プール廃止が決定したという。
 


近くにある元町公園のプール


2009(平成21)年度にはプールは解体され、用地は水道局に返還された。2010(平成22)年度から現在まで、水道局が用地の管理をしている。
 
 
野毛山プール跡地の今後は? 
 

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