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神奈川県全域で活躍中、有志の現役高校生地域貢献型アイドルユニット「Flare☆」って?

ココがキニナル!

神奈川県庁開放日のイベントで、地域貢献型アイドルユニット「フレア」という女子高校生たちが歌を歌っていたのですが、地域貢献型アイドルユニットがキニナリマス。調査願います!!(コマ男さん/神絆会さん)

はまれぽ調査結果!

歌やダンスを通じて身近な問題の啓発活動を行う女子高生による地域貢献型アイドルグループ「Flare☆」高い意欲を持って活動に励む、女子たちだった!

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ライター:田中 大輔

日本全国アイドルブームだ。
テレビの中にだけいる特別な存在としてのアイドルだけでなく、これまでにはまれぽでもご紹介してきたように、土地土地にローカルアイドルがいる時代である。
 


過去にはまれぽで紹介した、一緒に飲めるアイドル「ポニカロード」


そんな身近なご当地アイドルたちは、地元の街おこしや商店街にお客さんを呼び込むといった“使命”を担っているが、相模原市には地域の人のためにボランティアを行うという地域貢献型アイドルアイドルグループが存在する。それが、この記事の主役「Flare☆(フレア)」だ。



Flare☆ってどんなアイドル?



「地域貢献型アイドルユニット」を旗印に活動をするFlare☆に会うため訪れたのは、県立上鶴間(かみつるま)高校。Flare☆は、この上鶴間高校の3年生女子5人で構成されたグループなのだ。

彼女たちは、地域のイベントなどに出演し歌やダンスを通じ、いじめ問題や自転車事故撲滅、振り込め詐欺への注意喚起など、身近な問題への啓発活動を続けている。
基本的には依頼を受けての出演だが、2014(平成26)年度は18回もの出番を得た。2015(平成27)年度も、月に1回くらいのペースでステージに上がっているそうだ。
 


こちらがFlare☆の5人。個々の紹介はのちほど


そもそものスタートは、2年前の2013(平成25)年、創立35周年を迎えた上鶴間高校でのこと。
当時の生徒会長のアイデアをきっかけにFlare☆が結成され、当時の3年生女子3人がメンバーとなり活動が始まったそうだ。

その初代Flare☆の活躍を知ったのが、中学生当時の現リーダーであるMayuさんだ。
もともと女優を志し、演劇部に籍を置いていた彼女は、「Flare☆に入りたい」という理由で進路を上鶴間高校に決定。進学後、晴れてFlare☆に加入した。
 


唯一、1年生のときから活動を続けているMayuさん


先輩たちが卒業した後、ひとり残ったMayuさんが同級生を次々と“スカウト”し、Ayanoさん、Sakiさん、Minoriさんがメンバーとなった。さらには、次のイベントでデビューを迎える新メンバーのNaoさんが加わり、現在は5人の3年生でFlare☆が構成されている。
 


こちらは新加入のNaoさん。2015年8月デビュー予定


Flare☆という名前は「炎のように燃え上がるようにという思いを込めた英語のflareに、地域に貢献していろいろな人と『触れ合う』という意味を合わせて付けられた」そうだ。その後ろの☆印については、Mayuさんが「可愛いかな、と思って私が後から付けました」と照れ臭そうに話してくれた。



歌うのも踊るのも大好き!


2014(平成26)年5月に行われたキニナルにある県庁や、県警との連携など大掛かりなものから、地域のお祭りなどの地元密着型イベントまで、いろいろな場所でのパフォーマンスを続けるFlare☆。
担当の寺澤真治(てらさわ・しんじ)先生によると、学校での扱いは「有志のボランティアグループ」だそうだ。だから、学校からの予算は付かないし、部室などもない。

歌やダンスの練習は「少なくても週に1回くらい、空いてる教室を使ってやります」とのこと。イベント出演の際の交通費や、時おり購入する衣装なども自腹を切ることがほとんどだそうだ。
それでもAyanoさんは「メンバーみんな、歌ったり踊ったりが大好き。好きなことをした上に、ボランティアにもなるなら一石二鳥」と前向きだ。
 


Ayanoさんは、Flare☆で最もダンス歴の長いメンバー


高校生のボランティア活動とはいえ、彼女たちのFlare☆に対する意識は高い。
Minoriさんは、「役割分担がしっかりしているんです」と話す。リーダーのMayuさんがオリジナルソングの作詞を手掛け、ダンス経験者のAyanoさんとSakiさんが振付などを決める。Minoriさんは、イベント全体の構成やセットリスト、MCの内容などを考えている。
 


全体の構成を決めているMinoriさん


また、Mayuさんのお父さんがすべてのイベントでビデオ係を務めているそうで、その映像を見ながら反省会もしている。
単なる仲良しグループがワイワイと決めて、独りよがりにやるのではなく、それぞれが得意なことを活かし、周囲の協力を得ながらひとつのステージを作り上げているというわけだ。
その熱意や意欲はしっかり伝わっていて、神奈川県警などから表彰を受けたりもしている。
 


Sakiさんもダンス経験者として振付を担当


Flare☆のために作られたオリジナルソングはこれまで4曲あり、5曲目が出来上がったばかりとのこと。作曲しているのは上鶴間高校のOBで、こちらもボランティア。
Mayuさんが活動の中心となってからは、彼女自身が書いた歌詞を作曲者に渡して、曲を付けてもらっているそうだ。

イベントではCDを1枚500円で販売していて、売上の一部は相模原市と友好都市であり、東日本大震災の被災地でもある岩手県大船渡市や当地にある大船渡高校に寄付するという活動も行っている、と話してくれた。