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ココがキニナル!

よこはまウォーキングポイントによる医療費削減の見通しと根拠は?/参加店の多くが個人商店でポイントリーダーの為だけに入店するは自分にはできません(ちぐれさん、よこはまいちばんさん)

はまれぽ調査結果!

具体的な医療費削減目標額は設定しておらず「楽しく続けてもらうこと」が主な目的。リーダー読み込みだけの利用客も多く、店はほぼ気にしていない

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2015年08月13日

ライター:はまれぽ編集部

目標の2倍!

横浜市が2014(平成26)年11月から始めた「ただ歩いただけで、3000円の商品券がもらえる」という「よこはまウォーキングポイント」が、好調だ。

630円の送料を負担すると送られてくる専用の歩数計を横浜市内の協力店に設置されたリーダーにかざすと、歩数に応じてポイントが加算される。
 


リーダーと専用の歩数計
 

ポイントがたまると3ヶ月に1度、協力店で使える3000円相当の商品券が抽選で当たるという仕組みだが、市では当初、初年度(同年11月~2015〈平成27〉年3月)の利用者目標を5万人としていた。
 


歩数に応じて付与されるポイント
 

しかし、最終的な登録者は目標の2倍近い9万5923人に上った。市では事業を継続する2017年度までに30万人の参加を目指している。
 


皆さん、いっぱい歩いているみたいですね!
 

予想以上の利用者だったことで運用に支障などは出ていないのか。今後の見通しも含め、横浜市健康福祉局健康安全部保健事業課の前中ゆかり(まえなか・ゆかり)担当課長に聞いた。
 


「自分の写真より制度のPRを」とのことで、チラシを前面に
 

そもそも「よこはまウォーキングポイント」は、40歳以上の横浜市民が対象。40歳以上としたのは、国が定める特定健診の受診対象になることと、介護保険の被保険者となる年齢であるため。

横浜市は2014(平成26)年1月時点の人口に占める65歳以上の高齢者の割合を示す「高齢化率」が22.1%で、国連や世界保健機構が定める「超高齢社会」の21%を超えている。さらに、2025年には26.1%になる見込みだという。
 


横浜市民の4人に1人以上が高齢者(写真はイメージ。フリー画像より)
 

横浜市独自に実施した2014年度の市民に対する意識調査の「困っていることや心配事」という項目で最も多かったのは「自分の病気や老後のこと」で40.8%。次いで「家族の健康や生活上の問題」が36.5%だった(複数回答)。

この急速に進む超高齢社会において、ただ長生きをするのではなく、元気で長生きをすること、つまり「平均寿命」ではなく「健康寿命」を延ばし「元気で活力ある横浜」を築いていこう、というのが事業の目的だ。

2013(平成25)年度に横浜市体育協会が行った「市民スポーツ意識調査」の「過去1年間に行ったスポーツ」で「散歩・ウオーキング」と回答した人が55.1%だったことも、事業開始に大きく影響しているという。
 


「平均寿命」より「健康寿命」(写真はイメージ。フリー画像より)
 

初年度の登録者の内訳をみると女性が全体の約6割。75歳以上の後期高齢者も男女合わせると2割弱だった。
 


「よこはまウォーキングポイント」初年度の登録者数(数字は速報値)
 

参加者全員の歩数を足して人数で割った「1ヶ月の一人あたりの平均歩数」が10万歩を越えれば、共同事業者の凸版印刷が国連WFP(世界食糧計画)に20万円を寄付することになっている。

2014(平成26)年11月から2015(平成27)年7月までの間、10万歩に届かなかったのは2014年12月だけだった。

この制度によって健康寿命が延びるとすれば、どれぐらいの医療費削減になるのかという点について前中課長は「具体的な医療費の削減目標はありません」という。

その根拠について「ウォーキングポイント登録者がどれぐらいの割合で病院に通っていたものが、どれぐらいになったかということを算出するのは現行の制度では非常に困難」なのだという。
 


だれがどれだけ病院に通ったかを算出するのは「個人情報」(フリー画像より)
 

その点を踏まえ、前中課長は「楽しく長く続けて健康を維持してもらうことが目的」と続けた。



 

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