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横浜「1000ぶら」商店街探訪vol. 46 「元町限定」を求めて横浜元町商店街を行く! 老舗店の宝庫、歴史ある商店街を堪能!

はまれぽ調査結果!

香炉庵の「横浜元町あんプリン」と愛知屋坪﨑商店の「横浜元町麦酒」を購入。元町商店街は老舗店の宝庫。奥深い歴史に触れた!

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2015年08月25日

ライター:大和田 敏子

1000ぶら企画を、ずっと断っていた。飛び込み取材は苦手・・・とにかく人見知りなのだ。商店街を回り何軒も立ち寄って取材なんて無理、絶対無理と。それが、新しく担当になった編集部・宇都宮に、何だかんだでまるめこまれ、初の取材を引き受けることにした。

けれども、それが横浜元町商店街(今回は表通りの横浜元町ショッピングストリートと裏通りである横浜元町クラフトマンシップストリートを探訪)なんて、あまりハードルが高すぎる。1000円でハイソなイメージの元町散歩は無謀なのでは・・・。
 


元町商店街1000ぶら。・・・行けるのだろうか?




歴史あふれる元町商店街

文句ばかり言いつつ、まずは、元町商店街の歴史をざっとおさらい。

元町商店街の歴史は、1859(安政6)年の横浜開港にまでさかのぼる。山手居留地に外国人が多く住むようになり、元町通りが、彼らの業務地の関内とを結ぶ日常的な通り道になったことから、外国人を対象に商売を始める人が増え、商店街として発展。大正初期にはエキゾチックな街を形成した。

しかし、関東大震災、さらに第2次世界大戦によって、元町も横浜のほかのエリアと同様に壊滅的なダメージを受けた。終戦後、米国進駐軍が横浜に上陸し、再び、元町は、長年培ってきた外国人相手の商売を中心に復興していった。
 


1950年代後半の元町商店街。(画像提供:横浜市史資料室)


やがて、1952(昭和27)年の米軍基地の接収解除により、元町は長年の顧客である外国人客の多くを失うことになる。

その後は、日本人の若者を対象とした新しい街づくりをスタートさせ、1970年代から80年代前半には「ハマトラ」と呼ばれるファッション文化の中心となった。
 


1981(昭和56)年1月の元町商店街(画像提供:横浜市史資料室)




「元町限定」をテーマに、いざ元町商店街へ!

元町商店街の歴史をざっと眺めたところで、今回のテーマを「元町限定」と決めた。横浜を代表する元町商店街なら、きっと「元町限定」だったり「元町」「もとまち」と名がつくものがあるに違いない。

やってきたのは、猛暑日連続記録更新中の、8月のとある日の午後。
 


いざ、元町商店街へ!
 

出迎えてくれたのは、シンボルタワー「フェニックスアーチ」


これは、1985(昭和60)年に建てられたもの。元町のイメージを「伝統を受け継ぎながら、常に新しく生きるフェニックス」ととらえ、シンボルタワーのモチーフにしたという。
 


「翔べ光の中へ」の意味が込められているそう


まずは、元町商店街のメインの通り、元町通りを歩いてみることにした。
 


街路樹の百日紅(さるすべり)がきれい!


近辺の昔の写真を見つけたので、ちょっと紹介。
 


1975(昭和50)年7月の元町(画像提供:横浜市史資料室)


このころも多くの店が建ち並ぶ商店街だったことが見えるが、現在はさらに、街路樹や歩道がしっかり整備されたのが分かる。
 


再び現在。ベンチがたくさん設置されているのも、うれしい!


洗練された雰囲気、有名ブランド店も多く・・・
 


取材を受けてもらえるだろうかと、不安になりながら、ひたすら歩く
 

「元町ユニオン」は確か、元町発祥のスーパーだったはず・・・とか
 

老舗のパン屋さん「ウチキパン」とか・・・


思いめぐらせながら、老舗、有名店が並ぶ通りの雰囲気に圧倒され、1店舗も取材できないまま、元町通りを一往復する。ちょっと気分を変えようと、一本入った元町仲通り(横浜元町クラフトマンシップストリート)を歩いてみる。
 


横浜元町クラフトマンシップストリートはこちら

こちらはこじんまりした小物のお店や飲食店などが多い静かな通り。
 


店先に植物を飾っている店も多く、気持ちがいい
 

老舗のフレンチ「霧笛楼」。いつかお邪魔してみたい!


それにしても暑い、とにかく暑い。すると・・・
「この辺りに、前にかき氷を紹介した店があるんですよね」と編集部・宇都宮。
 


2004(平成16)年オープンの「香炉庵(こうろあん)」がその店
 

「かき氷!」と聞いて、もうこれは我慢できない・・・
 

まずは、2階の「茶寮(さりょう)」のメニューを見てみる


かき氷は「いちご(税込980円)」、「宇治金時 練乳(税込1000円)」など・・・。これを食べたら1000ぶら終了になってしまう。しかも「元町限定」のテーマに合っていない。あきらめてかき氷は断念!

あらためて店内を見回すと・・・
 


おいしそうな和菓子が並ぶ中・・・
 

ありました! 「横浜元町」と名のつくプリン


「横浜元町あんプリン(卵・抹茶・ほうじ茶、各税込292円)」を発見!
スタッフの方にお話を伺うと、横浜元町あんプリンは、1年ほど前から販売している人気商品だそう。プリンにはゼラチンでなく寒天が使われており、ソースには黒糖と大納言が使われているという。
 


3種類のうち、最近発売の「ほうじ茶」はここでしか買えない
 

・・・ということで、購入決定!
 

「どらやきシェイク」も、キニナりつつ・・・
 

商品を受け取り、残金708円


店を出て、すぐにプリンをいただくことに。
 


元町通りのベンチに座って、横浜元町あんプリンにスプーンを入れる
 

しっかりしたプリンだ!


しっかりした食感の甘さ控えめのプリンと、黒糖と小豆の入ったソースの相性が抜群! 和の味わいはすごく新鮮で、ほかでは味わったことのない美味しさだった。

ちょっと元気が出てきたところで、再び、元町仲通りに戻り歩いていると、
 


「厳島(いつくしま)神社」と掲げられた赤い鳥居が見えた


この神社、もともとは横浜村洲干島(しゅうかんじま)にあったもので、元町に移り、元町厳島神社と呼ばれるようになったのは、1869(明治2)年からだそう。商売繁盛、学業成就、縁結びの神様だという。右手にある寄付者の名前のところには、元町商店街にある店の名前も多く見受けられ、元町の鎮守様なのだということが分かる。
 


階段を上った先に本宮。緑に囲まれた静かな雰囲気に癒される


横浜元町あんプリンと厳島神社でパワーをもらったところで、再び、元町通りへ。
 


本牧通りに面した側にもシンボルタワーがある


メインストリートを入ってすぐの路地を左手に入ったところに、浴衣や甚平などが店先に並ぶ店を見つけた。
 


「和の店 ひより」洋風のイメージの元町で「和」はめずらしいのでは・・・


先ほどの「香炉庵」も和菓子店だったと思い直すが、やはりキニナったので、お邪魔してみることにした。
 


店主の矢口久美子さん(左)と、友人でもあるスタッフの方に話をうかがう


「和の店 ひより」がオープンしたのは、2011(平成23)年12月。店主の矢口さんが、ご主人とともに思い描いた夢をカタチにした店なのだという。悲しいことにご主人は開店前年に亡くなられたそうだが、着物文化を大切に守り伝えたいという思いのあふれる店だ。


着物の美しい色や模様が生かされたスカート


「和の店 ひより」では、アンティーク着物を中心に、着物をリメイクした洋服や小物を取り扱っている。着物をほどいて洗うところから始まり、全て手作り。

現在は7人ほどの作家さんがいるという。着物地は素材の良いものが多いので、リメイクした洋服や小物にも、その良さが生かされている。
 


バッグや帽子・・・
 

がまぐちやアクセサリーなど小物も多い


お客さんの年代は幅広く、若い人やカップルも多いとか。外国人の方がおみやげに買っていくこともあるそうだ。
「『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の中で、マイケル・J・フォックスも、しぼりのアロハを着てますよ」と矢口さん。
 


「似合いますか?」と宇都宮。マイケル・J・フォックスとはあまりにも・・・ 
 

ほかではあまり扱っていない1歳の子が着る甚平や浴衣もある


こちらはお孫さんのために買っていかれる方が多いとか。
浴衣の着付けは1000円で受け付けているそう(営業時間内のみ対応、利用の3日前までに予約)。気軽にお願いできる価格設定がうれしい!
着物を愛する矢口さんやスタッフの皆さんの想いがあふれている店でした。
 
 
洋のイメージに和が溶け込む元町。また老舗店が多い!? キニナル続きは次のページ≫
 

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