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東白楽駅近く、オーナーシェフが一人で切り盛りする「ローストビーフ専門店」に突撃!

ココがキニナル!

東白楽駅の近くにローストビーフメインのレストランができたみたいで気になります。コック歴24年のシェフが作っているというあたりが特に気になります(ケミ子さん・しゅんたさん) 

はまれぽ調査結果!

ローストビーフ専門店「Frank(フランク)」は名門ホテルで腕を磨いたシェフが素材や味、食器やインテリアにこだわり抜いた名店だった!予約も可能

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ライター:大野 ルミコ

閑静な住宅街「東白楽」に誕生した“実力派”の名店



「ローストビーフお好きですか? 一緒に食べに行きません?」
――と、編集部・山岸からお誘いがきた。

ローストビーフ・・・。
 


1枚1枚ありがたくいただく、この感じよね。ローストビーフって・・・(写真はイメージ)

 
ほほぅ、そんな高級な食べ物を。それはもちろん行きますよ(ニヤリ)。
「で、どこかのホテルに行く感じですか?」という筆者の質問に帰ってきた答えは「いや、東白楽に専門店があるんですよ」という意外なモノ。

焼肉、すき焼き、ハンバーグ・・・肉料理を食べさせる店は多々あれど、ローストビーフの専門店というのは、(少なくとも筆者は)ほとんど聞いたことがない。
「美味しい肉が食べられる!」というウキウキ感90%、「ローストビーフ専門店って・・・?」という好奇心10%――そんな“食欲ひとり勝ち”状態で、早速、店に向かうことにした。
 


東白楽駅へ到着! 筆者の邪な心を知ってか、当日はあいにくの雨・・・
 

横浜上麻生道路沿いを六角橋方向へと進む

 
それにしても東白楽駅周辺、特にこの横浜上麻生道路沿いには飲食店がさほど多くない。駅前に焼鳥店とチェーンの牛丼店、そしてラーメン店を見かけたくらいか。こんなに静かな住宅街に、本当にローストビーフ専門店があるのか? と、ちょっぴり心配になってきたその時・・・
 


シェフのイラストが入った看板が印象的な「Frank(フランク)」に到着!

 
あいにくの雨、そして到着したのが平日午後2時近かったこともあり、お店の周辺は人通りも少なく、かなり閑散とした雰囲気。それでも店内には食事を楽しむカップルが1組、そして店の前に置かれた看板やチラシをのぞき込んでいる人も多い。やはり注目度はかなり高い店のようだ。
 


店頭に置かれた看板の写真もおいしそう!!

 
「ローストビーフ専門店」とのことだが、ほかにもビーフストロガノフや黒豚の炙りといったキニナルメニューもちらほら。しかもローストビーフの量も選ぶことができるらしい。この食レポに備え、腹ペコ状態にして来た筆者と山岸。ガマンしきれず、早速、店内に潜入することにする。


いざ! 店内へ!



温もりを感じさせる木のドアを開けると、店内から「いらっしゃませ」と、男性の声が響く。
声の主は厨房の中にいたシェフのようだ。ほかに店員らしき人はいない。調理から接客まで、すべて一人で切り盛りしているらしい。
 


店内は2人掛けのテーブルが4つとカウンター。こぢんまりとした雰囲気

 
外に掲げられた看板にも書かれていたが、ランチタイム(午前11時~午後3時)のメニューは4種類。どのメニューもメインのほかに「本日のスープ」がついて、1200円から。たった4種類なのに、どれもおいしそうで何を選ぶか・・・悩む!!!
 


壁には「和牛A4クラスを使用」との表示が・・・。これは期待が高まる!

 
テーブルにやってきたシェフに「この店で特にオススメしているメニューは?」と聞いたところ、定番は「ローストビーフライスプレート」と「ローストビーフのだし茶漬け(それぞれ価格は同じ。ランチ時レギュラー<90グラム>1200円)」なのだという。やっぱり定番の味は食べてみたい・・・ということで、その2品をオーダー。
  


ローストビーフの「プレート」と「だし茶漬け」はディナーにも登場する定番メニュー

 
「サイズはいかがなさいますか?」との言葉に「!!!」と思い出す。そうだ、肉の量が選べるんだった! 「どうしようかな・・・」と悩む筆者をしり目に、元気よく「ビックで!」と、速攻でオーダーする山岸。・・・さすがだ。(ちなみにビック<ビッグサイズ>は150グラムとのこと)
 


アルコールメニュー。「昼だけど飲んじゃおっかな・・・」との誘惑にかられる

 
テーブルにはランチ、ディナーのメニューのほか、ドリンクメニューも置かれている。特にモルドヴァ産ワインを取り寄せるなど、ワインはかなり充実しているようだ。ローストビーフをつまみながらワインを傾ける――うーん、それはかなり贅沢な時間を過ごせそう。

・・・そんな妄想をしていたら、セットのスープが運ばれてきた。
 


本日のスープは「きのこのチャウダー」。クリーミーだけどあっさり優しい味
 

シイタケ、舞茸、シメジなど、たっぷりのキノコに食べ応え充分

 
最初に提供されるスープは、シェフいわく「その時によって変わる」そうで、夏の間は冷製スープが登場することもあったのだとか。この日はキノコがたっぷり入った、まさに秋を感じさせるメニュー。細かく切ったゴボウやニンジンなどの根菜の独特の香りと、大ぶりのキノコの食感が楽しめる、まさに「一皿で二度おいしい」スープだ。



そしていよいよメインディッシュ、ローストビーフの登場!



ちょうどスープを飲み終えるころ、お待ちかねのローストビーフが登場!

まずは定番の「ローストビーフライスプレート(ビック<150グラム>ランチ価格:1800円、スープ付)」。
 


ボリュームもさることながら、盛り付けの美しさにも圧倒される

 
ローストビーフにはたっぷりのソースとブラックペッパーがかかり、その香りだけでも食欲がそそられる。また、お皿の縁に模様を描くように添えられた「オーロラソース」や、ちょこんと乗せられたワサビを少しつけて食べるのもオススメだという。

そしてそして・・・もっと驚かされたのが「ローストビーフのだし茶漬け(ビック<150グラム>ランチ価格:1800円、スープ付)」。
 


ローストビーフに添えられているのは炙ったネギと三つ葉。完全に和テイストだ

 
お皿の周りにかかっている粉のようなものは、カツオパウダー。そして柚子胡椒が添えられている。お好みに合わせてだしに加えるなり、ローストビーフにつけるなりして食べるのだという。


熱々のだし汁をかけて味わう。しかし、なんと斬新なメニューなのか・・・

 
腹ペコの筆者と山岸、お互いに「どちらも食べたい!」と選びきれず、お互いのメニューを途中で交換しながら、両方の味を堪能させてもらうことにする。
 


またこの温泉卵が幸せな気分にさせてくれるんだ、ホント

 
見た目にも美しいローストビーフは、オーブンで火を通したとは思えないほどしっとりとやわらか。口に入れた瞬間に広がる牛肉の濃厚な味は臭みも全くなく、ほんっっっとにおいしい!
 


あまりにおいしいと、人間、無言になるものです・・・

 
この一皿で、ソースがかかっただけのノーマルな味はもちろん、卵をつけて、オーロラソースをつけて、ワサビを添えて――と、4つの違った味が楽しめるのもスゴイ。ローストビーフにこんなにワサビが合うとは・・・新たな発見をした気分。

そして「ローストビーフのだし茶漬け」は見た目だけでなく味も驚きの連続!
 


こちらも魅惑の温泉卵のせ。柚子胡椒やカツオパウダーと一緒に味わう

 
ローストビーフの濃厚な「肉の味」に負けない、しっかりとした味わいのだし汁は、カツオをベースにシェフが考案したオリジナル。ローストビーフの風味を決して壊すわけでもなく、でもしっかりと口の中にカツオの風味が広がる、その不思議な感覚はヤミツキになりそうな旨さだ。柚子胡椒のピリッとした辛みを添えると、口の中に全く別の旨みが広がるのもスゴイ。
 


結構な量(150グラム)のローストビーフだったが、あっという間に完食(笑)
 

その後、デザートまでオーダーして食べちゃいました。えぇ、完全に食い過ぎですわ

 
ケーキとドリンクのセットはプラス450円。ケーキの内容は日によって変わるという。本日のメニューはイチゴのムース! 甘すぎず、イチゴの酸味が口いっぱいに広がる上品な味。おなか一杯でもペロリと食べられる美味しさだ。
 
それにしても、スープもローストビーフも街の一角にあるお店とは思えない、驚きのクオリティー。
調理も接客もこなすちょっと強面のシェフ、この方はきっとタダ者ではない・・・はず。
ランチタイムの終了を待って、お話をお伺いすることにした。