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ネットでは買えない地元の味、こだわりの逸品「鵠沼魚醤」とは?

ココがキニナル!

藤沢だけで販売されている「鵠沼魚醤」がキニナル。(スさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

片瀬海岸で水揚げされたカタクチイワシを塩漬けし、約1年間熟成した「鵠沼魚醤」は、独特の香りと旨みが自慢の「地元でしか買えない銘品」だった!

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ライター:大野 ルミコ

実はニオイが苦手――そんな「魚醤」へのイメージは払拭できるか!?

「藤沢限定の魚醬(ぎょしょう)について調べてもらえますか?」
・・・と、編集部・山岸から依頼を受けた時、正直、それを受けるかどうかしばし悩んだ。
 


魚醬といえば、タイ料理によく使われるナンプラーなどが有名だ(写真はイメージ)

 
なぜなら、以前、友人からお土産でもらった魚醤が全く自分の口に合わなかったから。それ以来、自分の中で(大変申し訳ないが)魚醤は「ニオイがキツイ」というイメージが出来上がってしまい、すっかり「苦手なモノ」としてジャンル分けされている。

だがしかし・・・調べてみると、噂の「鵠沼(くげぬま)魚醤」は、地元・藤沢の素材を使用し、地元・藤沢の食品製造会社が製造、そして地元でしか販売されていないという。それに、藤沢市内の飲食店では、次々にその魚醤を使ったメニューが考案され、提供しているというではないか!
 


これが噂の「鵠沼魚醤」(商品紹介写真を借用)。磯の香りを感じるビジュアルだ

 
もしかしたら、今までの魚醬とはちょっと違うのかも・・・そんな気持ちがムクムクと顔を出す。よし! 調べます。調べますとも!

ということで、鵠沼魚醤を求め、藤沢へ向かうことにした。

まずやってきたのは、藤沢駅南口コンコース内にある「湘南FUJISAWAコンシェルジュ」。2014(平成26)年6月にオープン、藤沢市と江ノ電沿線の観光情報を発信しているという。そして、広々とした館内では、人気の江ノ電グッズのほか、湘南地区の名産品も数多く販売されている。
 


「湘南FUJISAWAコンシェルジュ」はJR藤沢駅南口を入ってすぐのところにある
 

江ノ電沿線の観光案内のほか、湘南地区の名産品なども数多く取りそろえる

 
館内には湘南のしらすを使ったお菓子や江ノ電グッズが並び、外国人観光客がパンフレットを片手に観光案内の説明を受けていたりする(外国語を話せるスタッフも常駐しているようだ)。そして・・・一番奥の棚に「鵠沼魚醤」を発見!
 


棚には湘南の名産品がズラリと並んでいる
 

「鵠沼魚醤」発見! すでに何本か売れているらしく、陳列が乱れている

 
スタッフの方(諸事情により名前・顔写真はNG)にお話をお伺いしたところ「鵠沼魚醤は、結構、本数も出ますし、お問い合わせも多いですよ!」とのこと。「取り扱っている店舗が限られているからか、『置いてありますか?』と聞かれることもありますし、この魚醤を買いにわざわざここまで来られる方も多いみたいですね」という。

・・・思った以上に好評な逸品のようだ。
 


スタッフの方いわく「ご自宅用に買っていく方が多い」のだとか

 
そうなるとますます「どんな方が、どうやって作っているのか」が知りたくなる。そこで「鵠沼魚醤」を製造している有限会社NORMA(ノルマ)に製造過程や、魚醬の醸造風景などをお見せいただけないかと打診してみることにした。
 


ネットで連絡先を調べ生産者の方にアポを取ってみた(鵠沼魚醤Facebookより)

 
ところが、アポは取れたものの「それはちょっと難しいですね」との回答が・・・。実は有限会社NORMAではこの時期、藤沢で育った豚を使った自家製生ハムの製造が始まっており「食品衛生法上、関係者以外の立ち入りは断っている」のだという。

「な、ならば!」と食い下がる筆者。「もしよろしければ、鵠沼魚醤を使った料理を出しているお店を紹介していただけないでしょうか?」とお願いをしてみた。すると、意外にも「いいですよ。それなら私もそちらのお店でお話をさせていただきます」とのありがたい申し出が!

そこで日を改め、鵠沼魚醬を使った料理を味わいながらお話をお伺いすることにした。