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青葉区の「せせらぎ緑道」にある謎の木の人形とツリーハウスの正体は?

ココがキニナル!

田園都市線市が尾駅と藤が丘駅との間にせせらぎ緑道という小川の流れる散歩道に手作りの木の人形が飾られています。近くのツリーハウスの方がつくっているらしいです。取材して下さい。(bausackさん)

はまれぽ調査結果!

近所にお住いの飯田喜好(いいだ・きよし)さんが、人を喜ばすために作った物だった。木の人形の寿命は3年ほど、材料は庭木の廃材を使用している。

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ライター:すがた もえ子

東急田園都市線、市が尾駅と藤が丘駅との間にせせらぎ緑道という小川の流れる散歩道があるという。その散歩道に木の人形が並んでいてツリーハウスまであるのだとか。これは面白そうだ。

さっそく人形があるというせせらぎ緑道へと向かってみることにした。



まずは現地へ行ってみることに


 


最寄り駅は田園都市線藤が丘駅

 
キニナル投稿にあった木の人形が並んでいるというのは、横浜農協中里支店のすぐお隣にある「谷本せせらぎふれあいの道」と呼ばれる道だ。
 


藤が丘駅から徒歩で10分ほど(Googlemapより)
 

緑道の入口付近
 

整備の経緯が書かれた看板が立てられている
 

そして小川沿いには人形が!

 
人形はどこにあるんだろう、と探す間もなく、小川沿いに木の人形たちがどーんと目に飛び込んでくる。劣化も進んでいて、ぱっと見て人形がどうか分からないものもいくつかあったが、合計で30体ほどだった。
 


河童や「アンパンマンです」と書かれている人形

 
アンパンマンの両肩にはなぜか「コッペパン」と書かれている。
 


「まもろう せせらぎを」「ごみはすてないで」「いぬのふんはおみやげに

 
ひとこと書かれた札が付けられた木の人形たち。
 


中には木からブランコでぶら下がっているものまで

 
これはすごい・・・。
 


そして、これがツリーハウス!
 

ツリーハウスの下にも人形が
 

「カッパ橋駅」と書かれた看板が

 
インターネットの情報によると、ここに来れば木の人形を管理をしている人に会えるとのことだったが、残念ながらこの日は出会うことができなかった。

管理人さんにつながる情報を得られるかもしれないと思い、この場所の管轄である青葉土木事務所に連絡を取ることにした。



谷本せせらぎふれあいの道とは
 


お忙しいところありがとうございます

 
今回はお話を伺ったのは、横浜市青葉区青葉土木事務所下水道・公園係長の近藤太一(こんどう・たいち)さん(写真右)と同じく下水道・公園係技術職員の川合時夫(かわい・ときお)さん。

まず、管轄である「谷本せせらぎふれあいの道」について伺うと、もともと雨水を流す水路があったが、地下に下水管を埋設したため大幅に水量が減少したそう。その後、水路の部分に不法投棄がされたり悪臭が発生するなどの環境が悪化したため、住民から改善要望の声が上がったという。
 


住民の声から整備された谷本せせらぎふれあいの道(画像提供・青葉土木事務所)


そこで2004(平成16)年に地域の人々の意見や案を取り入れ、近隣の市立谷本小学校の児童を対象に水路を改善するためのワークショップも開催。水路を地域資源として活用し、人々が水と緑にふれあえる空間を創造する“谷本せせらぎふれあいの道”が、2005(平成17)年5月〜2007(平成19)年3月に総事業費約8000万円をかけて整備された。

市と地域住民の協力した取り組みは国にも評価され、「第16回(平成19年度)国土交通大臣賞<いきいき下水道賞>」を受賞している。
 


緑道の全長は約400メートル。赤丸部分が木の人形がいる場所

 
ちなみに、町内会が母体となって発足した「水辺愛護会」がボランティアとして清掃や草刈りなどの活動を月1回行っている。
 


「日常的に手をかけ続けないとこうは綺麗に維持できない」と近藤さん

 
木の人形が置いてあることに問題ないか伺うと、人形が“ごみを捨てないで”などの警告看板の役割を行っており、せせらぎの魅力を高めていると捉えていますとのこと。

ここで土木事務所の近藤さんを通じて関係者を紹介していただき、木の人形の管理者と連絡を取ることができた。