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米軍施設のある相模原市、騒音問題の現状は?

ココがキニナル!

相模原市は市内だけでなく、近隣の座間市や厚木市にも米軍施設があるけど、航空機などによる騒音対策はどうなっているの?(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

市内5ヶ所で騒音を測定し、国や米軍に対する要望を資料にしており、要望の結果、2017年までに厚木基地の空母艦載機が移駐予定。市民は不満多数

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ライター:はまれぽ編集部

60年近い問題



相模原市にはJR横浜線相模原駅から矢部駅の北側に、旧日本軍の兵器生産工場として使われ、戦後、米陸軍に接収されていた「相模総合補給廠(さがみそうごうほきゅうしょう)」という施設がある。
 


相模総合補給廠の概要(相模原市ホームページより)
 

これ以外にも、隣接する座間市とまたがり、管理本部が置かれるなど、在日米陸軍の中枢部である「キャンプ座間」、キャンプ座間などの米軍基地に勤務する米軍人らの住宅専用区域「相模原住宅地区」という計3ヶ所の在日米軍関係施設があり、その総面積は約428.5ヘクタール(428万5000平方メートル、横浜スタジアム約164個分)にも及ぶ。
 


相模原市内の米軍関連施設(相模原市役所HPより)
 

これらの施設は、相模原市の計画的なまちづくりにだけでなく、市民生活にも大きな影響を及ぼしている。その最たるのもが航空機による騒音問題だ。

この点について相模原市は何らかの対策を行っているのか。米軍基地との交渉を中心に行う市総務局渉外部渉外課の柏木稔輝(かしわぎ・としき)主任に聞いた。
 


写真はNGとのことで
 

柏木主任によると、現在、相模総合補給廠はヘリコプターの常駐はなく、東京都福生市など5市1町にまたがる在日米軍横田基地の航空機の離発着スペースとして使用しているという。

一方、キャンプ座間には5機のヘリコプターが常駐しているほか、在日米海軍厚木基地の空母艦載機などが利用している。とりわけ昭和30年代初めごろから厚木基地にジェット機が飛来するようになって以降、騒音が大きな問題となっている。
 


騒音を引き起こす航空機の一つ「スーパーホーネット」(フリー画像より)
 

現在、厚木基地の航空機騒音規制については1963(昭和38)年に合意、1969(昭和44)年に一部改正した日米合意によって午後10時から午前6時まで飛行活動は禁止、日曜日の訓練飛行は「最小限にとどめる」とされている。

しかし、この合意には「運用上の必要に応じ、緊要と認められる場合」は例外とされており、厳密に規制が守られているとはいい難い状況だという。