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消滅可能性都市、三浦市はどうする? 2週間お試しで三浦市に泊まれる「トライアルステイ」のその後を直撃!

ココがキニナル!

三浦市初の試み、2週間お試しで泊まれる「トライアルステイ」その後は、どういう結果になったの?(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

三浦トライアルステイは、主催者の予想を上回る応募があった。参加者の評判もよく、今後の展開に期待

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ライター:やまだ ひさえ

2015(平成27)年10月16付の記事で紹介した「消滅可能性都市、三浦市はどうする? 2週間お試しで三浦市に泊まれるトライアルステイ」。その後がキニナり、追跡取材を行った。

トライアルステイは、人口減少問題に直面している三浦市が、東洋大学と東京R不動産(とうきょうあーるふどうさん)の協力を得て取り組んだ市として初めての試み。2015年11月21日から2016(平成28)年1月11日までの間、3期に分けて実施された。
 


トライアルステイが行われた期間
 

まずは、どのくらい応募があったのか、三浦市役所に聞いてみた。
 


三浦市役所
 

三浦市役所によると、3回にわたって行われたトライアルステイでは、それぞれ7家族、合計21家族が参加できることになっていた。

それに対し応募があったのは、76家族。主催した三浦市、計画を立案した東洋大学、募集を担当した東京R不動産松田東子(まつだ・はるこ)さんによると、予想以上の成果だったという。
 
 


東京R不動産の松田さん
 

残念ながらご本人から話は聞けなかったが、1・2期の参加家族の中に、それぞれ1組ずつはまれぽ愛読者の家族が参加していたとのことだった。



三浦市を知ってもらうための取り組み



三浦市が行ったトライアルステイの特色の一つに、期間中に市民行われる交流会がある。

3期目の交流会に交流会は期間中に1日だけ行われ、三浦市内をめぐるバスツアーののち、三崎港に面した「うらり」の2階 を会場に親睦会が行われる。
 


交流会の会場となった「うらり」
 

うらり2階の市民ホールで行われた親睦会
 

三浦の幸を盛り込んだ料理も用意された
 

中央で整列しているのは、三浦市青年会議所のメンバー
 

 

参加した家族もそれぞれに自己紹介
 

ここで、親睦会に参加していた方に話を聞いてみた。
 


埼玉県志木市から参加した相原(あいはら)さん夫妻
 

ご主人の洋一(よういち)さんは、東京駅の近くにお勤めのサラリーマン。奥様の里紗(りさ)さんは保育士というご夫妻。

突然キャンセルが出たため、2期に参加していた知人から誘われて急遽の参加になった。

洋一さんは、もともと海が好きで海の近くに住んで、海釣りがしたいという希望を持っていた。三浦市は、目の前に海があり自然も豊か。気候的に暖かいのも気に入っている点だという。
 


海釣りのポイントは三浦市にはたくさんある
 

「住むには良い所だが、通勤時間が気になっている」と相原さん。

保育士の里紗さんは、三浦市で仕事を見つけられる可能性は高いが、洋一さんの勤務先は東京駅の近く。現在の志木市からだと池袋経由で約40分の通勤時間だが、三浦市からだと2時間近くかかる。この違いは大きい。

「トライアルステイ」には家族だけでなく、単身で参加された方もいた。
 


一人で参加した杉本篤彦(すぎもと・あつひこ)さん
 

杉本さんは、横浜在住の空間プロデューサー。トライアルステイには1期に参加したが、3期の交流会にも足を運ぶほど三浦市の生活に興味を持っている。

杉本さんは、以前から三浦市の海が好きで遊びに来ていたが、今回のトライアルステイで生活を体験してみて、改めてその思いを強くしたという。

横浜在住だが仕事は都内という杉本さんが希望しているのは「2拠点生活」だ。

仕事は都内だが、オフのときは好きな三浦市の海を眺めながら、ゆっくり思考を巡らせる時間を持つ。オンライン環境さえあれば仕事ができる杉本さんならではだが、三浦市だけでなく、新しい居住スタイルのような気がする。