検索ボタン

検索

横浜のキニナル情報が見つかる! はまれぽ.com

  • 36年ぶりに完全復活「横浜銀蝿 40th」。オリジナルメンバーで再結成!
  • 神奈川県内の横浜家系ラーメン店がどこにあるか地図からすぐわかる!横浜の観光情報「よこはまっぷ」
  • イベント開催、店舗オープン、新商品発売などリリース情報を配信したい方へ
  • はまれぽ.comにあなたのお店・会社を無料で掲載しませんか?

今や幻? およそ20年前に誕生したがいつの間にか姿を消した茅ヶ崎のご当地ラーメン「湘南ラーメン」とは?

ココがキニナル!

茅ケ崎ラーメン祭というイベントで「湘南ラーメンが復活する!」というチラシを見たのですが、そもそも湘南ラーメンってどんなラーメンなのでしょうか?(モンドセレクションさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

湘南ラーメンとは1990年代に茅ヶ崎のご当地名物として作られたラーメン。乾燥ワカメを粉砕して練り込んだ緑色の麺を使用されたもの。

  • LINE
  • はてな

ライター:万田 ケサトシ

「湘南ラーメン・・・」

現在、筆者が居を構えているところも実家も湘南ナンバーのエリアだが、今回の調査依頼にある湘南ラーメンは食べたことも見たこともなかったし、さらには言葉としても聞いたこともなかった。
 


湘南ナンバー(画像はイメージ)

 
これは万田自身が完全なモグリなのか。まずは2016(平成28)年1月8日から11日まで開催されていた「第3回湘南茅ヶ崎ラーメン祭」におじゃますることにした。
 


絶好のイベント日和

 
JR茅ケ崎駅北口から徒歩5分の茅ヶ崎中央公園に到着すると、会場は多くのラーメンラヴァーたちで大にぎわい。全国の有名ラーメン店が10店舗、地元茅ヶ崎の湘南ラーメン会加盟店が2店舗集まり、4日間で約2万8000人(主催者発表)が訪れた。
 


ここも並んでいた

 
その中の「湘南ラーメン会コラボ店」で今はすでになくなったと言われる「湘南ラーメン」が期間限定復活で食べられる! ということで人波をかき分けてブースに到着。まずは湘南ラーメンが一体どんなラーメンなのかを伺うことに。
 


お忙しい中、話を聞かせてくださった

 
対応してくださったのは茅ヶ崎市内にある「つるや食堂」店主の藤田さん。

湘南ラーメンは湘南ナンバーのナンバープレートができた1994(平成6)年に
ご当地の名物を作ろうと湘南ラーメン会が作ったとのこと。

「湘南ラーメン」という食べ物の定義は乾燥ワカメを粉砕し、練りこんだ麺を使用されているもの。具はなんでもよし。
 


早く食べたい・・・

 
しかし、販売がスタートしてから数年ほどで売れなくなり、特製の麺を作る製麺所の方も亡くなってしまったので消滅。

同じく市内にあるラーメン屋「花」のご主人いわく「当初はかなり盛り上がって地域のお店が複数店販売していたが、2~3年でみな販売をやめた。やはり麺の仕入れと販売のバランスの悪さ(要は売れなかったこと)が原因ですね」とのこと。
 


スープは野菜・とんこつ・鶏ガラ・魚介を使用

 
今回はラーメン祭に合わせて、湘南ラーメンのマスト条件である「乾燥ワカメを粉砕し練りこんだ麺」を調達することができたので販売することに。

レシピは「たけのや」「つるや食堂」「らーめん雅」「らーめん達」の4店で考案したそう。それではいよいよご本麺とご対面。
 


彩り鮮やかな仕上がり

 
かなりの行列だったが、待ちに待っていよいよ湘南ラーメンが登場。
具材はシラス、アサリ、ワカメ、コーン、ネギ。
実食すると麺はワカメの味は感じないものの、とてもツルツルした食感でのどごしが良く、魚介の塩味とバターの風味が合っていて美味しかった。



現在も湘南ラーメンを扱っている店舗は存在するのか!?



茅ヶ崎ラーメン祭限定で復活した湘南ラーメン。

前述の通りデビュー後数年で姿を消したとのことだったが、本当に湘南ラーメンを扱うお店は無くなってしまったのだろうか。

茅ヶ崎市内、数あるラーメン店や中華料理店で今でも食べられるお店はどこかにあるのではないだろうか。湘南ラーメンへさらに迫るべくリサーチしてみることにした。
 


まずはインターネットで検索

 
サクッとググれば見つかるだろうと高をくくっていたら大間違い。

湘南ラーメン、茅ヶ崎、などなど関連性のあるワードで検索したが、核心を突くどころかヒントになるようなページは全くヒットしなかった。

ならば電話でアタック作戦! 茅ヶ崎市観光協会のホームページに湘南ラーメン会加盟店舗が記載されているのでその飲食店に電話をかけてみたところ・・・
  


湘南ラーメン会の章(茅ヶ崎市観光協会HPより)
   

「門福」と「ぐるめっこほうざん」の2店舗で現在も湘南ラーメンを扱っていること判明した。早速、取材のオファーをかけたが門福は「うちはテレビや雑誌を含めて全てのメディアの取材のお断りしています」とのことだったのでNG。これはマズイな・・・。

最後の頼みの綱は「ぐるめっこほうざん」しかない! いつも以上に低姿勢で藁をもすがる思いで電話したところ「取材、大丈夫ですよ」とのことでご快諾いただいた。
 


会社員時代のテレアポ経験が生かされた!