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行政代執行開始。ビブレ前おでん屋台の最後の様子は?

ココがキニナル!

横浜駅西口の幸川沿いにある12軒のおでん屋台、今月いっぱいで廃業するそうですね。約60年の歴史があるそうですが、その最後とこれからを取材していただけますか?(輪太郎さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

2016年3月3日に行政代執行による取り壊しが行われ、最後の1軒のおでん屋台が姿を消した。

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ライター:はまれぽ編集部

おでん屋台最後の日



1955(昭和30)年ごろから横浜ビブレ前の幸川に沿って立ち並んでいたおでん屋台。はまれぽでは2011(平成23)年以降取材をしてきた。現在もさまざまな意見が記事に寄せられている。

2016(平成28)年3月3日、最後の1軒が行政代執行の日を迎えた。屋台の解体・撤去・搬出が行われる。
 


最後のおでん屋台(2016年3月1日撮影)


西土木事務所は今までの経緯を取材陣に説明。幸川の前に並ぶおでん屋台は1970(昭和45)年ごろ道路使用許可を得ていないことを確認し、横浜博覧会を控えた1988(昭和63)年に警告看板を設置した。


撤去を警告する看板

 
おでん屋台の組合は一同2010(平成22)年12月に「2016(平成28)年1月31日に撤去をする」という誓約書を提出したが、1月31日以降も屋台は一部残り、西土木事務所・生活衛生課・戸部警察署が現地を視察。


残った屋台(2016年2月17日撮影)

 
徐々に屋台は姿を消していくが、1軒だけ残り、2月23日に行政代執行令書が送付された。
  

 
残された最後のおでん屋台(2016年3月3日撮影)


3日午前9時に、屋台周辺の道路を管理する横浜市西区西土木事務所の浅野泰史(あさの・やすし)副所長が責任者として不法占拠物件の代執行開始を宣言。市職員、神奈川県警、解体業者計45人が作業に取り掛かった。
 


午前9時、代執行宣言


ワイヤーを切断し、屋台を開けて代執行に着手

 
冷蔵庫などの設備の運び出し、換気扇の取り外しなどはすべて手作業。
 


ガスホースと思われるものを運び出す市職員

 
店名が入った看板なども運び出された
 

店内のものが運び出されると、本格的な解体作業に着手。大型の木槌で側面や支柱を壊しながら慎重に作業を進めていった。


バールで支柱を取り外していく
 

木槌で屋台をたたくと激しい音が一体に響く
 

側面を抜いた後は、「屋台の命」ともいえる台車部分。ブロック塀で固定された台車を一気に引き抜いた。
 


この屋台はいつから固定されたのだろうか
 

屋台も運び出される

 
天井が崩れないように気を使いながらの作業