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2016年、横浜DeNAベイスターズ沖縄キャンプをレポート!

ココがキニナル!

2016年こそ、横浜DeNAベイスターズは優勝争いできるのか? ファンの期待をもとに沖縄キャンプを偵察し、開幕投手に指名された山口俊投手の調子や今年の見どころを知りたい。(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

近年、稀に見るピッチャーローテーションと正捕手争いを繰り広げ、チームの底上げができている。山口投手は言うことナシと木塚コーチも太鼓判を押す。

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ライター:山口 愛愛

山口投手に刺激され、即戦力ルーキーも奮起



ラミレス監督の新体制のもと、勝利にこだわる野球に徹する横浜DeNAベイスターズ。3月2日から横浜スタジアムでのオープン戦が始まるが、キャンプの成果を出し、シーズン開幕に向けて勢いをつけたいところ。

2015(平成27)年は、プロ野球史上初の前半戦首位ターンから最下位転落となったが、野球日本代表「侍ジャパン」の4番も務めた筒香嘉智(つつごう・よしとも)選手や2015(平成27)年の新人王に輝いた山﨑康晃(やまさき・やすあき)投手らの活躍など、2016年シーズンへの期待が高まる。

 

今年のスローガンは「WE PLAY TO WIN」
 

2月1日から1ヶ月間汗を流した沖縄・宜野湾(ぎのわん)での春季キャンプの中に、順位浮上のカギはあったのか。練習と試合を追い、キャンプ地までわざわざ足を運んでいる横浜愛あふれるファンとともに今シーズンのポイントや見どころを紹介していこう。

羽田空港からひとっ飛び! DeNAベイスターズのキャンプが行われている、沖縄本島中南部にある宜野湾市内の宜野湾市営球場へ。

 

向かう先は宜野湾市営球場(Googlemapより)
 

那覇空港からは車で約1時間
 

場所は宜野湾海浜公園
 

球場のすぐ横にアクアブルーの海
 

ウオーミングアップの後、メイングランドでの全体練習は午前10時から始まった。

 

インフォメーションボードでお目当ての選手を探すことができる
 

ラミレス新監督となり、練習メニューなども英語表記に
 

けがで1軍を離れている選手がいることもあり、レギュラーを確約されている選手は少ない。キャンプはし烈なレギュラー争いに向けたアピールの場。

 

棒を使ってバランスを取るメニューも
 

ステップからのダッシュ
 

筒香選手も声が出ている
 

新加入の
ペトリック投手もチームに馴染んでいる
 

倉本寿彦(くらもと・としひこ)選手もレギュラー争いに必死
 

ブルペンやサブグランドも活気に満ちあふれていた。選手だけでなく、熱い視線を送っているファンも真剣そのもの。どんなことがキニナってキャンプを訪れ、なにを期待しているのか? 聞いてみよう。



ファンの期待は?



まずは、パネルの前で写真を撮っていた20代の男性2人組に話を聞く。

 

3年前からハマスタで観戦するようになり、初キャンプだとか
 

「アルバイトを休んで来たので顔出しはちょっと」「でも日焼けでバレそうだな」というキャンプ観戦あるある(?)の前置きの後、「どこでサインをもらえるんですかね? それが一番キニナル」と笑った。サインを一番の楽しみに、地元横浜から来たという。

 

練習後などに写真撮影ができるのもキャンプの醍醐味
 

チームメイトやファンに明るく話しかけている新加入の
久保裕也(くぼ・ゆうや)投手
 

「宜野湾キャンプフェイスタオル(900円)」など限定グッズも楽しみ
 

注目しているのは山口俊(やまぐち・しゅん)投手。「早い時期から開幕投手が決まっていたけど、順調なのか? 新しいワンシーム(変化球)も見てみたい」と話す。

このほかにも「山口投手のハイペースの投げ込みが、ちょっと心配。でも15勝期待します!」(30代男性)の声があった。

3日間で36人のファンの声を集めたが、山口投手の調子がキニナルというのが最多で11人いた。

 

バッターと審判を立たせ、実践モードの山口投手
 

引き続き、ファンのキニナル声を元に、練習を見ていこう。
ハマスタで知り合い意気投合したという、30代男性グループのキニナルことは「山﨑投手の2年目のジンクス。侍ジャパンの試合もあり、疲れが心配。40セーブお願いします!」。

キャンプには何度か足を運んでいるという横浜からきたMさんをはじめ、2年目の「山﨑投手の調子がキニナル」と答えた人は7人。

 

今年こそ「チーム初のCSに進出してほしい!」とMさん
 

ストライクとボール球のツーシームを投げ分けていた山﨑投手
 

ほかには、「正捕手が誰になるのか。やっぱり軸を固定しないと。そして、ルーキーの今永昇太(いまなが・しょうた)投手、熊原健人(くまばら・けんと)投手が先発で勝てれば楽しみ!」と声を弾ませる人も。「先発ローテーションの厚みが増し、どう回すのかキニナル」というような回答は5人。

ということで、ファンが注目している投手陣のキニナルことを解消すべく、ブルペンに潜入。

 

熊原投手(右)の重いストレートに「ドスン」とミットの音がなる
 

今永投手は嶺井博希(みねい・ひろき)捕手に構えの位置を確認
 

今年の投球練習は、カウント(ワンボール、ツーストライクなど)を宣言して投げている投手が多く、実践のイメージを具体化して投げ込んでいるのが分かる。

 

カウントを宣言しインコースを中心に投げ込んでいた
 

投手陣に熱い指導をしている木塚敦志(きづか・あつし)ピッチングコーチにキャンプでのテーマを伺った。

「ブルペンでの1球も、試合のどこでどう使って、どう結果を出すのか、イメージと意識が大切。“自分の力を出し切る力”を磨いている」と、個人が高い目的意識を持ってブルペンで練習を積み重ねるように指導している。

 

現役時代はチーム史上最多の年間76試合に登板した木塚コーチ
 

山口投手については「何もいうことはないですね。ときには『体と球数を計算しろよ』と声をかけたり、カウントを決めての投球は『このときの1球はここを気を付けよう』と状況によって、ワンポイントを意識させるぐらい」と太鼓判を押す。

ローテーションは「各ピッチャーが危機感を持って奪いに来てほしい」と、今後の実践登板を見ながら固定していくようだ。どの6人が先発マウンドに立つのか目が離せない。

 

昨年、プロ初勝利をあげた左腕・砂田毅樹(すなだ・よしき)投手も注目