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横浜公園で行われた「3.11を忘れない」をレポート!

ココがキニナル!

東日本大震災発生から5年を前に、3月5・6日に横浜市内で行われた復興イベント「3.11を忘れない」をレポート!(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

2日間で約18万人が来場。神奈川県・被災地それぞれ30のブースが出店したフードイベントのほか、黙とうが行われた

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ライター:大和田 敏子

2011(平成23)年3月11日、約2万人の貴重な命と多くの人の暮らしを奪い、心に深い傷跡を残した東日本大震災。あの日から、まもなく5年が経とうとしている。

3月5日(土)、6日(日)、横浜市で「3.11を忘れない」と名付けられたイベントが開催された。
 


会場となった横浜公園には開始時間の午前10時30分を前に多くの人が集まった
 



被災地の方々とともに、心の通い合うイベントに



「3.11を忘れない」実行委員会事務局は、震災直後の2011年4・5月に宮城県名取市での炊き出しイベントを皮切りに、東北への支援活動を続けている「神奈川イレブン」が中心。

実行委員長は岩手県釜石市出身で、ニューヨーク在住の演奏家・音楽プロデューサーの駒幸夫(こま・ゆきお)さん。駒さんは復興への祈りを捧げるため、三陸沿岸の寺院60ヶ所をつなぐ「津波霊場・三陸遍路みち」を考案するなどの活動も続けている。
 


ステージで三味線の演奏をする駒さん
 

事務局の島田直樹(しまだ・なおき)さんは「震災以来続けてきた活動の中で、心の通い合いが大切だと感じてきた。被災者はありがとうと言うばかりで、言ってもらう機会がない。ありがとうのキャッチボールができたらという思いがあった」と話す。
 


島田さん(左から2人目)と実行委員
 

一方的に支援するのではなく、互いに心を通わせることのできるイベントにしたいという思いが伝わってきた。
 


会場には元気な声が飛び交った
 

今回、神奈川県が東日本大震災から5年の節目のイベントを開催するにあたり、震災の年の6・10月に横浜市内で東北支援イベントを開催した経緯もあって共催の形になった。
 


県との共催
 

神奈川県安全防災局安全防災部災害対策課長の杉原秀和(すぎはら・ひでかず)さんは「3.11から節目の5年を機に、震災を忘れず支え続けることの必要性を伝える。同時に、県の災害対策を考えるきっかけにしたいと考えた」と話してくれた。
 


県も防災を意識するきっかけに
 

杉原さんは「地震を自分たちの問題として捉えてほしい。ハンドブックなどで防災意識を高めるよう促したい」と加えた。

6日には県庁本庁舎で、「『いのち』を守る自助・共助」と題したシンポジウムが開催され、パネルディスカッションなどが行われた。
 


 

ほかの団体や企業のブースでも防災意識向上の呼びかけが
 

県のブースの隣には、岩手、宮城、福島のブースが並び、それぞれが復興の状況や県の魅力を伝えるパネル展示を行っていた。
 


岩手県東京事務所総務行政部の伊東義学(いとう・のりたか)さん
 

「被災地の復興の様子を紹介するだけでなく、国体やラグビー・ワールドカップの開催地としてもアピールしたい」と話してくれた。

イベントには60ブースとオープンカー9台が出店。
 


東北からは30ブースと
 

オープンカー5台
 

神奈川県から30ブースとオープンカー4台
 

クリエイターマーケットには、2日間合わせて60名が参加した。
 


茨城、福島、宮城からの出店も