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初回から大波乱!はまれぽ的『デカ盛り』発掘!

ココがキニナル!

『デカ盛り』発掘に命をかける企画!グルメタウン横浜でデカ盛りメニューを食べつくす!?vol.1「初回から大波乱!デカ盛り君、採用前にクビ通告?」

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ライター:山口 愛愛

謎の組織『デカ盛りハンター』世代交代?



ここは、はまれぽ編集部。編集者が集まり企画会議が行われている最中、隣の会議室では別のバトルが始まっていた。
 

 
「そんな、解散だなんて!」
ボスに飛びかかりそうな、はまれぽ編集部謎の裏部隊『デカ盛りハンター』の隊員A。
「わたしも歳をとった。実はデカ盛りを平らげるこの世界から身を引こうと考えているのだ」
これまで数々のデカ盛りを制覇してきたボスは続ける、
「わたしに次ぐ跡取りも育っていない。それにデカ盛りの店はほとんど食べつくされているんだ。もうできないよ」
「なにを弱気になってるんですか!この企画はボスの長年の夢じゃないですか!」
「いいか、デカ盛りメニューを出す店は、他の団体にも制覇されつつあるんだよ。残るは、デカ盛りをやらない店でデカ盛りメニューを作ってもらうしか方法がないんだ」

「ボス…。それですよ!デカ盛りのない店でデカ盛りメニューを作ってもらって食べるなんていい企画ですよ」
「そうか!オレって天才!」
今までの弱気はどこへやら、一気に活気を取り戻すボス。
「そういえば噂で、イキのいい新世代の大食い自慢男がいると聞いたぞ。そいつに指令を出してやらせてみるか。もし、食べきれたら正式に『デカ盛りハンター』の一員に認め、跡取り候補にしてやろうじゃないか!」

こうして声がかかったのが、デカ盛太郎。人よんでデカ盛りくん。(そのまま。)この人。
 


本名:柳沢太郎 (太田プロダクション所属の芸人コンビ『六六三六』大食いの方)
自らも大食いチームを作り日々食べ方の研究をしているとのこと。


「えーまじっすか。『デカ盛りハンター』に入るのが夢だったんです。密かにボスの座を狙ってるんですよね。ふだんは白飯5合をペロリと食べますよ。よゆう、よゆう」

このノリの軽さに一抹の不安を覚えるが、まずは腕試しにボスの指令に挑戦することとなった。
今回の戦いの場はJR関内駅からほど近いイタリアン「OREZZO(オレッツォ)」。
昼はカフェ、夜はバーとしても使える、ボスが通うオシャレな店だ。こんな店でデカ盛りバトルを始めていいものか躊躇したが、気さくなシェフが特別メニューを用意して歓迎してくれた。

「シェフ、うちの新しい奴をよこすから、腕試しを頼む」とボス。
「了解!びっくりするぐらいの量の美味しいメニューを用意しますよ」
こうして、デカ盛りくんのチャレンジは始まった。



強敵のシェフVSデカ盛り君の勝負が始まる
 


オレッツォに到着。じゃーん、ここです。

 
「ビルの2階か。隠れ家みたい」と意気揚々のデカ盛りくん。これからのチャレンジに緊張はなく、戦いを楽しむようだ。

「シェフ、デカ盛り太郎です!よろしくお願いします」
「まぁ、覚悟しててよ」と不適な笑みを浮かべるシェフ。
「任せてください!食べきってやりますよ!」とデカ盛りくん。


ここで今日のミッションの発表だ。
 


OREZZO(オレッツォ)の近藤シェフ

 
「デカ盛りナポリタンを30分で完食せよ」
「よっしゃー、食べきってやる」
と、どのくらいのデカ盛りが登場するかも知らずに意気込む。知らないということは幸せなことだ。
「さぁ食べ切れるかな・・・」と、シェフはつぶやき、いざ厨房へ。取材陣も厨房へ潜入。

カンカンに温めたフライパンにオリーブオイルをたっぷりひき、ウインナー、ベーコン、えび、玉ねぎ、ズッキーニ、きのこなどの具を順に火を通す。
 


きれいに整頓された厨房。ここから驚きのデカ盛りが登場する。
  


炒められている具材の量からは、まだ想像がつかない・・・。


フライパンを華麗にあおるとたっぷりの具材が高く舞い上がる。同じ要領で2つ目のフライパンにも手をつけた。
「2つも使うんですね」
「いや、3つ。これ終わったら、もう1回作るから」

ウソでしょう・・・。野菜を見ているだけで、早くも満腹になりそうだ。どのくらいあるのかと聞けば、具だけで2.5キロもあるという。
その横の熱湯にパスタを投入。通常1人前といえばペットボトルの口くらいの量だが、両手で掴みきれないくらい入れたのは気のせいだろうか。
「パスタは5キロあるよ!」と手を動かしながら説明するシェフ。あの量は気のせいではなかった。
「えーこんな量、ありえない!」「うわぁ、お相撲さんでもムリじゃない?」
厨房から聞こえる取材陣の声を聞き、どこか不安げな表情を見せるデカ盛りくん。
 


不安が顔に出過ぎである。


さっきまでの元気はどこに行った?
ケチャップなどで味付けをした具とパスタを絡め、ナポリタンはいよいよ盛り付けへ。
「ドデカイ皿があるから」といって、ドバドバーとフライパンから移すも「あ、ぜんぜん入りきらない」とシェフ。

トレーのような入れ物に豪快に盛り付ける。平たくのばすように盛っていくが、いつのまにかうず高く積まれエベレスト級の山のようになっている。
 


どう見てもバイキングに並んでいる1品でしょう。


よし、運ぼう。「それ」と掛け声を掛け、フラつきながらテーブルへ。