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「野毛通手形」を使ったお勧めのお店を教えて!

ココがキニナル!

現在おこなわれている野毛通手形についてお勧めのお店など教えて下さい。(あるまーにんさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

手形には1800円分のチケットが付いており、約50店の参加店で利用できる。今回ははまれぽ特選コースの3店と新規参加店2店をレポートします。

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ライター:松野 孝司

大道芸や流し芸とは違う野毛の街を知ってほしい



はまれぽ読者ならご存知の人も多いだろうが、野毛は「野毛大道芸」「野毛流し芸」と街おこしイベントが盛んだ。今回で3回目を迎える「野毛通手形」も街おこしイベントの一環ではあるが、前者二つとはやや趣きが違う。

「大道芸や流し芸はお祭的な要素が強く、それを目的に集まる人が多いんです。そこでもっと野毛という街を知ってもらうにはどうすればいいのか、と考えた結果です」というのは野毛飲食業協同組合理事長の田井昌伸さん。
 


田井さん自身もとんかつ屋「パリ一(ぱりいち)」の店主として参加している


それにしても「野毛通手形」とは、昭和の匂いが漂う野毛らしいネーミングだが一体どんな仕組みになっているのかキニナルところだ。

手形は1冊1800円。その中には1枚600円分の金券が3枚セットになっている。参加店は手形1枚店(600円)、2枚店(1200円)、3枚店(1800円)に分類されており、手形と引き換えに飲食が楽しめるという仕組みだ。しかも用意されているメニューは参加店がイベント用に考えた特製メニューで、普通にお店に行くよりも値段的におトクになっているというのがミソだ。

「昨年は6枚セットで3600円だったんですが、もっと気軽に楽しんでいただければと、今年は半分の3枚セットにしました」(田井さん)

例えばカップルで利用する場合、昨年は2冊買うと7200円。初めて行く店で使うにはやや躊躇するお値段だ。それが今年は3600円。この違いは大きい。

「チケット1枚分だけ使って、はしご酒を楽しむ方もいれば、その店が気に入って追加注文してゆっくり飲む方もいます」(田井さん)



野毛といえばくじら料理は欠かせない



さて、一番キニナルのはどんな店舗が参加しているかだろう。50店以上が参加しているので、迷ってしまうのも当然だ。そこで野毛初心者にオスメメのはまれぽ特選コースを紹介しよう。

まず一軒目は「村田屋」。
創業60年を誇る日本料理の名店だ。野毛名物でもあるくじら料理が食べられる店としても知られている。
野毛「くじら横丁」については以前の記事で紹介!
 


場所は野毛の柳通りの一角。老舗料理店らしい外観
 

これで手形1枚はリーズナブルだ
 

サクラのチップで燻されたくじらは絶品


そんな老舗料理が用意した手形用セットメニューは生ビールまたは日本酒+2品。この日はくじらの燻製とサンマの煮つけ。くじらの燻製は店主の藤澤さん自らが作ったもの。サクラのチップで燻されたくじらは、刺身やフライともひと味違う。これに日替わりの魚の煮つけが付いて手形1枚、つまり600円で済むのだ。

「一人でも多くのお客さんに来ていただきたいので、もう赤字覚悟です」と藤澤さんも苦笑いする。
 


店主の藤澤さんは「野毛通手形」がきっかけになって、新しいお客さまが足を運んでくれればいいという



二軒目は「B級センター 野毛☆大夢(のげタイム)」。
昨年4月にオープンしたホルモン焼きを中心にしたB級グルメ専門店。築60年の一軒屋を改装した店は、どこか懐かしい雰囲気が漂い、かつての野毛の町が偲ばれる。
 

築60年の民家を改造 2階は友だちの家の座敷に通された感じ

 


ハチノスに酸味と辛味のきいた特製ダレがかっている。サッパリとした味でビールが進む


手形用セットメニューは生ビールと牛ハチノスネギ大盛セットで手形1枚。2名以上の場合は料理も飲み物も変更可能なのがうれしい。これも「どうせなら色々なモノを食べてほしい」という店長の日比野さんの心遣いだ。

ちょうど「野毛通手形」を利用して初めて来店したという社会人グループは「外で七輪を囲んで食べられるのって最高です。気に入りました」と絶賛。
店長の日比野さんいわく、1冊1800円になったことで、昨年に比較すると手形を使うお客さんがほぼ倍増しているという。
 


手形を使って会社仲間と初めて訪れたという石川さんご一行
「手形なら色々な店に気軽に行けるのがいい」とすっかり気に入った様子