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計画から30年! 再開発が本格スタートした金沢八景駅はどう変わる?

ココがキニナル!

金沢八景の再開発、進展は?(kirimisoさん、ラブンコさん、nobさん、hiroyukiさん、ターサンさん、TNCさん、bausackさん、粗茶さん)

はまれぽ調査結果!

2016年6月10日から本格工事が開始。京急とシーサイドラインの金沢八景駅を約58メートルの自由通路で結ぶ。2019年3月末に完成予定

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ライター:はまれぽ編集部

30年越しの工事



1986(昭和61)年の事業計画決定から30年。金沢八景駅の再開発が本格的に動き出した。
 


工事が始まった京急金沢八景駅周辺(2016年6月撮影)
 

2012(平成24)年にはまれぽが取材した時点では「2016年に京急とシーサイドラインの連結に向けて調整中」となっていたが、現場を見る限りは、工事は完成していない。

現状はどうなっているのだろうか。また、工事はいつまでかかるのか。横浜市都市整備局市街地整備部市街地整備調整課の大城俊司(おおしろ・しゅんじ)課長、安藤あらた担当係長、同部金沢八景駅東口開発事務所・高田剛維(たかだ・たけゆき)担当係長に聞いた。
 


(左から)高田担当係長、大城課長、安藤担当係長
 

大城課長によると、2016(平成28)年6月10日に始まったのは京急と金沢シーサイドラインの金沢八景駅を結ぶ東西自由通路の架設工事。
 


 


現在のシーサイドライン金沢八景駅
 

完成する東西自由通路のイメージ(横浜市ホームページより)
 

また、金沢八景駅の駅前広場は狭小だったことに加え、駅前のギリギリまで車が通ること、京急とシーサイドラインの乗り換えで混雑する、といった不便さがあった。
 


駅前には歩道もなく、車と歩行者の間隔が狭い(2012年撮影)
 

「金沢八景駅東西自由通路」は駅周辺の交通結節点としての機能向上を図るため、京急・シーサイドラインともに新駅設置。橋上化(きょうじょうか)して両駅を結ぶ。その際、現在のシーサイドライン金沢八景駅は暫定駅のため、撤去する。
 


シーサイドライン金沢八景駅は「暫定駅」
 

自由通路の幅は約4.5メートルから10.0メートル。高さは東口が約11メートル、西口が約9メートル(ともに海抜13.0メートル)となり、東西にエレベーター各1基を設置する。
 


 

自由通路の断面イメージ(横浜市ホームページより)
 

自由通路も駅前広場も2019年3月末の完成予定。
 


工事の完了は2年以上先のこと
 

また、横浜市認定歴史的建造物である木村家住宅主屋(旧円通寺客殿)を中心に、歴史的風致や景観を保全していくための「金沢八景西公園」の整備も併せて進める。
 


(4)が公園整備部分(同)
 

木村家は一度解体して移動するという
 

すべての工事は2019年3月末までに終了。その後、利便性向上や輸送力強化のため、金沢シーサイドラインを複線化していくとしている。
 


整備スケジュール(クリックして拡大)
 

工事完了予定が前回の取材から約3年遅れの2019年3月末になったことについて、大城課長は「自由通路だけでなく、木村家や土地区画整備など複動的な事業なので、どこかがずれると、全体がずれる。予定の工期に間に合わせるのでなく、安全を重視した結果」と話していた。

再開発事業全体の総工費は約201億5000万円だったが、工期の延長による増額はないという。