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タクシーやホテルも!? 「バス以外」の「神奈中」とは?

ココがキニナル!

「神奈中タクシー」や「神奈中インドアゴルフ&テニススクール」など、バス以外のサービスで「神奈中」の名がつくものも多い気が。神奈川中央交通はどうしてバス以外の事業も展開しているの?(mochix2さん)

はまれぽ調査結果!

神奈中グループは不動産、タクシー運行を軸に、バス以外も多事業を展開。多角的展開で経営安定を目指している。

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ライター:岡田 幸子

バス以外での神奈中グループ主力事業とは?


 
神奈川県内を中心に900を超える系統のバスを運行している神奈川中央交通、実はバス以外の事業も多く手がけている。以前、日本一を誇るという神奈川中央交通の車両数や車両デザインについてはご紹介したが、バス以外の事業展開についてもちょっとキニナル。
 
神奈川中央交通総務部の村山大輔(むらやま・だいすけ)広報係長によると、現在、バス以外での神奈中グループを支える主力事業ともなっているのは、不動産賃貸業だという。

 

バス会社のバス運行以外の事業、キニナル!(神奈川中央交通提供)

 
「いわゆる大家さんですね。長くバス事業を展開してきた弊社では、神奈川県内と東京都内に多くの不動産を所有しています。古くはバス営業所や操車所、待機場は鉄道の駅前に設置することが多かったですから、なかにはいわゆる“駅前の一等地”もあります。そうした社有地にビルを建ててテナントを募るという不動産賃貸業は、バス以外の事業では一つの柱とも言えます」

 

 バスを停めておくには(神奈川中央交通提供)
 

 広いスペースが必要だものね(神奈川中央交通提供)

 
なるほど、好立地と一定以上の広さを確保する必要がある営業所や操車所跡地なら、賃貸条件も悪くなさそうだ。具体的にはどのような物件があるのだろう?
 
「今は上飯田にある戸塚営業所ですが、横浜市営地下鉄ブルーライン開通までは現在の立場駅前にあたる場所にありました。この跡地に建てたビルはご存知の通り・・・」

 

 “イトーヨーカドー”がキーテナントとなっている
 

 まさに駅前一等地!

 
さらに、入居テナントのうち・・・

 

 “はなまるうどん”や
 

 “ドトールコーヒーショップ”
 

 サーティワンアイスクリームは神奈中のグループ会社が運営しているという

 
ほかにも、横浜市港南区や相模原市の大型ショッピングセンター「gooday place」や、ライブハウスもある下北沢の「mosia」など、神奈川中央交通所有のビルは多くある。このほか、賃貸物件ではないが宅地や戸建ての分譲地である「湘南めぐみが丘」、伊藤忠都市開発株式会社と共同事業で行っている新築分譲マンションの「クレヴィア戸塚」など、神奈中が手がける不動産は意外に多い。

 

 2016(平成28)年、戸塚駅東口開業の「スーパーホテル」も神奈中物件だ(神奈川中央交通提供)



 

もう一つの軸「タクシー・ハイヤー」事業


 
さて、不動産と並び、神奈中グループでバス以外の事業の軸となっているのがタクシー・ハイヤー事業だ。現在は神奈中タクシーホールディングスの傘下に相模中央交通と、神奈中ハイヤーがある。

 

 どちらも本拠は厚木市となっている

 
消費者に節約ムードが蔓延するなかでのタクシー需要向上を目指して、相模中央交通では羽田空港・成田空港への定額運賃タクシーや、通院や買物、子どもの送迎や出産などのサポートを同時に受けることができる時間運賃制の「さぽーとタクシー」など、ユニークなサービスを次々発表している。
 
そのひとつが茅ヶ崎エリアで2016(平成28)年6月17日より運行している・・・

 

 こちらの“Candy Cab”だ!


赤、青、黄色とポップなカラーのBMW社製“MINI ONE”をタクシー仕様に改変した車体は、湘南の街並みに絶妙にマッチ。

 

 湘南の街に似合いまくり!

 
さらに、“Candy Cab”ではキャブ・アテンダントを女性に限定し、通常とは異なるカジュアルな制服を季節に合わせて採用している。彼女たちのエスコートを受けられるのも魅力の一つだ。

 

 左から赤キャブ担当久保田さん、黄キャブ担当羽鳥さん、青キャブ担当萩原さん


事務職からアテンダントに転向した久保田さんと、新規に採用された羽鳥さん、タクシードライバーとして10年以上のキャリアを持つベテランの萩原さんと、多様な顔ぶれが並ぶ。

 

 こじんまりした運転席は確かに女性向き


「“Candy Cab”のアテンダントはフレックス・コア制で勤務。子育て中の女性や家庭と仕事の両立に悩む女性が、気持ちよく働ける環境を用意しました。子育て世代や主婦の方に気軽に利用してほしいですね」とお話いただいたのは、神奈中タクシーホールディングス事業部長の新開一昭(しんかい・かずあき)さん。

 

 もちろん、非喫煙女性にうれしい「禁煙」です!


専務取締役(当時)の横溝了(よこみぞ・とおる)氏は「まずは3台でのスタートですが、茅ヶ崎エリア全88台のうち、最大8台くらいまで増やしていければと考えています」とおっしゃっていた。

 

 「茅ヶ崎市内の限定エリアで、昼の時間帯に限って運行する方針です」と横溝さん


アテンダント・久保田さんのエスコートで乗車させていただこう。

 

 ドアは自動ではないので、アテンダントが開閉。なんだかセレブ感♡
 

 小さいけれど「3ナンバー」。パワーも十分で取り回し良好とのこと
 

 なにより、街に映えるこのフォルム!(神奈中タクシーホールディングス提供)
 

 車好きキッズにもウケるのでは!?(神奈中タクシーホールディングス提供)


ほかとは一味違う乗車体験ができる“Candy Cab”、茅ヶ崎エリアでタクシーをお探しの際には、ぜひ乗ってみてほしい。