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ココがキニナル!

神奈川駅前の、かなり年季の入った看板が印象的な「さくら旅館」は営業しているのでしょうか?どんな人がどのくらいの頻度で利用しているのか気になります。(Vistatpさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

1951年に開業した「さくら旅館」は修学旅行や合宿、働く人の長期滞在などでの利用が多い。2代目社長のおしどり夫婦が切り盛りしている。

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2016年08月07日

ライター:山崎 島

温泉街や観光地にある旅館もいいけれど、何気ない街の中にポツンとある旅館もロマンがあって尚いい。

夜中にふと目を覚ますと、そこは蒸し暑い「旅館」の一室で、隣で眠っていたはずのその人はきちんと浴衣をただし、薄暗がりの中で、しん、と書き物をしているのでした。(山崎の脳内より引用)

とか!! 奥さんと死別して陰のある初老の文化人とそんな旅館でしっとり×××したーい!! 欲望に胸をはちきらせながら、神奈川駅の「さくら旅館」へと行ってまいった。



はっ

今回の取材先「さくら旅館」は京急線神奈川駅を出て徒歩30秒の上、ホームから看板も見えているし地図は割愛するほどの近さ。改札を出たらぴゅっと左に曲がるのみ!
 


万が一迷った方がいたら編集部にご連絡ください


この日は暑くてここに来るまでに汗で体はべとべと、髪はぼさぼさで早くもロマンの匂いが希薄になった。さくら旅館の入り口は看板の手前の道を入ったところにある。
 


こちらです


おお、かっこいい


素朴だが雰囲気のある佇まい。第一京浜からたった1本奥の通りにこんなところがあるとは。早くも旅行に来た気分。

引き戸を開けると・・・
 


ろ、ろまん・・・


猛禽類


渋い・・・そこはもう旅行に来た気分、だけでは足りない、時間を飛び越えてしまったように感じさせられるほどの、古き良き日本の空間があった。隣に立っているのが編集部・山岸じゃなかったら、と悔やまれたが、おそらくきゃつも同じようなことを考えているに違いあるまい。

玄関で声をかけると、奥から初老のご婦人がすすすと出てきて、部屋に案内してくれた。
私たちが本日宿泊するのは2階の通りに面したところのお部屋。

 

おふとん・・・


私はこういうのを「素敵セット」と呼んでいる


8畳の広々としたお部屋は風通しが良く、清潔で明るかった。シンプルだが親切な家具が置かれており、これは快適に過ごせそう。


どれも年代物、宝だあ



さくら旅館の歴史を紐解く

横浜の中心にいながらにして昭和に旅行できる、「さくら旅館」のあれこれについてお話を伺ったのは、おしどり夫婦兼社長のお二人。
 


村山良一(むらやま・りょういち)さん(右)と房枝(ふさえ)さん


そらあもう仲良しのご夫婦でした。いいなあ。ではまず、旅館の歴史から。

さくら旅館が開業したのは今からおよそ65年前の1951(昭和26)年。村山さんの前の奥さまのお義母さまが始められたそう。新潟県ご出身の良一さんは約35年前に旅館を継ぎ、2代目社長となった。

「ここら辺は昔、神奈川宿として発展しており、この近辺だけでも30軒ぐらいの旅館がありました」と良一さん。昔からの宿場町として、かなりにぎわっていたことが伺える。しかし現在はほとんどが宿をたたみ、現在は神奈川区には3件ほどしか旅館は残っていないという。

良一さんは地域の旅館組合の会長を務めたこともあり、「神奈川の旅館の数は大体把握していますが、神奈川区は少ないですね」と言っていた。
 


歌川広重の作品(フリー画像より)


どんどん旅館が少なくなっている今日だが、さくら旅館は1年を通して客足が絶えない。開業当初から仕事の関係で同旅館を利用する人が多く、加えて修学旅行やスポーツ合宿の子どもたちも毎年受け入れている。

「前の年に来ていた子どもが、翌年大きくなってまた来てくれる。子どもさんの成長が見られたりして、たのしいですよ」と優しい笑顔の房枝さん。同旅館を思い出深い場所として記憶するお子さんも多そうだ。「でもたまに誰だか思い出せない時もあるんですよね」って、おーい!!
 


飾り屋根のある館内


さくら旅館は全部で11室あり、1室で最大35人まで受け入れができる。宿泊費は1泊素泊まりで4000円。食事付きのプランは20人以上の団体客のみの対応可。のんびりできるようひと部屋ひと部屋広い造りにした、という同旅館はチェックインアウトの時間を厳密に設定しておらず、利用客がしっかりくつろげることができる環境だ。
 


歩いてもみしみし言わない、丈夫なつくりの建物


また、さくら旅館の名前の由来は「日本を代表する花である桜を名前に入れたかったと聞いている」とのことで、名前と、それからなんと建物自体も65年前のままだそう。

「こういう古さを感じられるところは珍しいようで、雑誌などの撮影で使われることがあります。だからみんな館内のものは丁寧に扱ってね、とお願いするんです」と房枝さん。この貴重な存在ができるだけ長いこと残されますように。

村山さんご夫婦、ありがとうございました。でもまだお世話になります。
 


 

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