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ココがキニナル!

鶴ヶ峰駅前商店街に「しんぺ~」というスープカレー屋さんがあります。お店の看板にYOKOHAMAスープカレーと書かれていますが、本場・北海道のものとの違いは?(のーりおさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

旨い! と噂の「しんぺ~」、注目の新店、天王町の「TAMUZO」を直撃! 本場・北海道に負けない、“店ならでは”のこだわりの味に感激!

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2016年09月05日

ライター:大野 ルミコ

編集部・山岸から「スープカレーを食べに行きましょう!」と誘いが来た時、正直、最初はあんまり乗り気ではなかった。なぜなら、その昔、北海道で食べたスープカレーが好みに合わなかったから。ドロドロ系のカレーが好きな筆者の頭の中には「スープカレー=カレー風味のスープ」というイメージが完成されている。
 


筆者が好きなカレーのイメージはこんな感じ・・・えぇ、庶民的な舌の持ち主なんです
 

でも、聞けば、投稿された「しんぺ~」は、その看板に「YOKOHAMAスープカレー」と掲げているとか・・・何か“横浜ならでは”の味や食材にこだわったスープカレーってこと? 確かにキニナルところ。

まずは投稿にあった旭区鶴ヶ峰の「しんぺ~」へ。そして、今回は「相鉄線沿線、オープンして間もないスープカレー専門店」というつながりで、天王町の「TAMUZO(タムゾー)」もご紹介。その“こだわり”を探ることにした。



通りにまで漂うスパイスの香りに引き寄せられて

ということで、やって来た相鉄線鶴ヶ峰駅。噂のカレー店「しんぺ~」は、北口から続く商店街を抜けたバス通り沿いに店を構えているという。
 


炎天下の中、商店街を厚木街道に向かってひたすら進む
 

鶴ヶ峰商店街のアーケードを抜け、「鶴ヶ峰駅北口」のバス停を過ぎたあたりから、カレースパイスの香りが漂ってくる。「もしや・・・」と、通りの反対側に目を向けると、そこに「しんぺ~」と書かれた大きな立て看板が! まさか香りで店の存在に気づくとは(笑)
 


フォークとスプーンのデザインも斬新な「しんぺ~」の看板
 

看板にも確かに「ヨコハマスープカレー」と書かれている
 

この店を切り盛りするのは、店長の石山晋平(いしやま・しんぺい)さん。そう! 店名はズバリ「私の名前をそのままつけちゃいました。覚えやすいし、それに呼びやすいのもいいかなと思って・・・」と話す。
 


出身地・北海道の名物、スープカレーを「横浜でも浸透させたい!」と語る石山さん
 

石山さんがこの店をオープンさせたのは2014(平成26)年のこと。それまでは、綱島で人気を集めていたスープカレー専門店「ハンジロー」で腕を振るっていたが、諸事情により惜しまれつつ閉店。それを機に独立、鶴ヶ峰に場所を移し、再スタートを切った形だ。
 


石山さんの味を求め、「ハンジロー」時代の常連さんもよく訪ねてくるという
 

とはいえ、「ハンジローの味をそのまま出しているわけではない」と語る石山さん。「ハンジロー」の味をベースに、さらに20種類以上のスパイスを調合し、試行錯誤の上に“「しんぺ~」ならでは”の味を完成。そして今でも、より美味しい味を求めて「スパイスの調合を微妙に変えている」など、探究心は尽きない。
 


10時間くらいは煮込むというスープはサラサラ、だけどカレーの香りはしっかり
 

こうした“こだわりの味”が「美味しい!」と評判を呼び、ここ鶴ヶ峰でも、「中には毎日通ってくる常連さんもいる」というほどの人気店に。かわいらしい店内インテリア、プラッと立ち寄れるカウンター席もあることから、女性の一人客も多いという。
 


店内はウッド調の落ち着いた雰囲気。これなら女性ひとりでも入りやすい!
 

厨房に面したカウンター席。石山さんとの会話を楽しみながらの食事も可能だ
 

そんな「しんぺ~」の一番人気メニューは「チキン野菜スープカレー(平日昼1300円、土・日・祝・平日夜1400円/税込)」。早速、そのナンバーワンメニューと、どうしてもキニナったガッツリメニュー「自家製ハンバーグとチーズのスープカレー(平日昼1300円、土・日・祝・平日夜1400円/税込・数量限定)」をいただくことにした。
 


お好みで辛さも選べる。中には「50倍」なんて注文をしてくる強者もいるらしい
 

辛さの決め手はカイエンペッパー。「このスプーン2杯で辛さが1段階上がります」
 

ベースとなるカレースープは2日ごとに100名分くらいを一度に大鍋で仕込んでいるという。使われる鍋の大きさ、仕込みの量に驚かされるが、それでも「土日はスープが売切れてしまうことも少なくない」という。
 


「チキン野菜スープカレー」。チキンも野菜も驚きのボリューム!
 

ブロッコリーとチーズの彩りも鮮やか「自家製ハンバーグとチーズのスープカレー」
 

それにしてもどちらもすごいボリュームだ。正直、メニューを見て「ちょっと価格設定が高い!?」と思ったのだが、実際の料理を見て納得。具材の大きさ、ボリューム・・・しかもスープは2日間かけて作ったこだわりの味。とっておきのごちそうとして食べたい感じだ。
 


・・・ということで、久々のスープカレー、いただきます!
 

まずはスープを一口。その段階でかなり衝撃を受ける。とにかく旨い(笑)。スパイスの香りと一緒に、カレー本来の味もしっかり入ってくる。これは筆者が北海道の某店で食べ、心底ガッカリした“カレー味のスープ”ではない。ごはんと食べたい、まさに「カレー」だ。
 


予想以上の味に笑いが止まらない。やはり美味しいものは人を笑顔にするのだ
 

驚くほど柔らかなチキンは、手で骨がスルリとキレイに外れるほど
 

「両方食べたい!」と、山岸とシェアして食べることにしたのだが、それぞれ、スープの味が微妙に違うことに気づく。「もしや、具材に合わせて味を変えている?」と思ったのだが、「いや、スープ自体の味は一緒です」と、石山さん。「具材の味やエキスがスープと加わって、味に変化が生まれているんですよ」
 


確かにスープの色も香りも一緒。なのに、なぜこうも味が違うのか・・・
 

メイン具材となるチキンは長時間スープで煮込み、ハンバーグはバジルを練り込んで仕込んだという自信作。こうした具材の旨味がスープと合わさることで、驚きの“味の違い”が生まれているのだという。
 


チキンは提供される直前まで、秘伝のスープでしっかり旨みを閉じ込める
 

しかも「どちらかがより美味しい」というわけではない。両方とも味は違っても、同じくらい高レベルな美味しさだ。甲乙をつけるとしたら・・・それは完全にその人の“好み”の差でしかないと思う。
 


無言でひたすら食べ続けていた山岸。「チキン野菜カレーの方が好み!」とのこと
 

筆者は、ごはんとの相性の良さを感じたハンバーグとチーズのカレーに軍配!
 

カレーとともに提供されるごはんは山形のブランド米「はえぬき」。石山さんいわく「少し固めに炊き上がるので、カレーにピッタリ」なのだとか。確かにツヤツヤで本当に美味しい! 一粒残さず完食してしまった。
 


ごはんに野沢菜漬けを添えるのは「ハンジロー」時代の名残だという
 

ペロリと完食した我々を見て、石山さんもこの笑顔
 

看板には「ヨコハマスープカレー」と掲げているが、横浜ならではの食材を使うとか、横浜をイメージした味付けにしている・・・というわけではない。石山さんいわく「地元・北海道の味、スープカレーをベースに味に改良を重ねて、横浜の地で生み出した“独自の味”という意味を込めている」という。

確かに、具材の大きさ、盛り付けなどは北海道のスープカレーとほぼ、同じだ。ただ、味はしっかりカレー、北海道で食べるものよりも濃厚だ。北海道のスープカレーをイメージして訪れると、たぶん衝撃を受けるかもしれない。
 


月替わりで登場する限定メニューも。通い詰めて全部制覇してみたい!
 

筆者の頭の中にあった「スープカレーの概念」が大きく書き換えられた、衝撃の味だった。


続いては天王町の新店に・・・次のページへ
 

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