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知る人ぞ知る超マニアックな「専門店」を探せ! 川崎編

ココがキニナル!

マニアックな専門店の記事、面白かったです。川崎にもそういうお店ってありますか? 調べてほしいです(いぶりがっこマヨネーズさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

趣味を極めるお店から、店主の絶対の自信がうかがえる店、こだわり抜いた逸品が買える店まで、川崎市内にあるちょっと変わった専門店4店舗を紹介

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ライター:細野 誠治

テーマは“自分だけ” 趣味を極める2店



最近、東京で話題になっている、ちょっと変わった専門店。ひとつのモノ、その道に特化した品ぞろえに、豊富な知識を持った従業員たち・・・。

「はまれぽ調査エリアにもあるの?」そんな疑問に答えを出すべく前回、横浜にある“ちょっと変わった専門店” をご紹介。

今回は好評をいただいての第2弾。
 


「川崎編」をお届け


まずは1軒目、JR川崎駅からスタートしよう

 
東口を新川通へ。右手のチネチッタ通りを過ぎたら、すぐ。
 


こちらのビルの9階。店の名前は「ワンカラ」


なんと“ひとりカラオケ専門店”

 
フロアに降り立つと一見、普通のカラオケ店。しかし29ある部屋のすべてが一人利用者のためのもの。
 


整然と並んだ個室


部屋によって若干の差はあるものの室内はこんな感じ

 
完全防音・オートロック式の部屋は、まさにカラオケに特化した一室。
 


機材は本格的。マイクスタンドには余計な音を遮るポップガードつき

 
運営会社の株式会社コシダカ・ワンカラ営業部、営業部長の栗原正(くりはら・  ただし)氏にお話を聞いてみよう。
 


多忙な栗原氏。現在、マスコミ各社からの取材依頼が殺到中だとか

 
なぜ「ひとりカラオケ」を?
「元々、普通のカラオケ事業を展開していたのですが、一人でご利用になられるお客さまが多いな・・・と気づきまして。リサーチをすると“一人で歌いたい”や“歌を聞かれたくない”“他人に気兼ねなく、歌に集中したい”という声が多く寄せられたからです」
 


単身ユーザーの声で誕生したお店
 

始まりは2011(平成23)年。東京の神田に1号店をオープン。ここ川崎東口店は2014(平成26)年5月にオープン。
現在は東京を中心に13店舗を運営中で神奈川県では唯一、川崎に出店。

ユーザー層は20代中盤から40歳代がメイン。男女比は若干、男性が多く来店理由は前述のほかに「歌の練習」や「睡眠(防音だから?)」など。

プロ歌手がお忍びで持ち歌の練習に訪れることもあるそうだ。
 


動画を投稿したりCDに焼いたりもできますよ~

 
それでは一番キニナル質問を。お客さんの入り・・・というか、儲かっているんだろうか?

この質問の答えは「大盛況」。
店舗利用に際して必要な会員登録者数が全店舗で41万人を突破(2016年現在)。
ここ、川崎東口店では週末の夜ともなると入室待ちが出るほど。
 


川崎で大人気です、ワンカラ


いかがです? タマにはひとり、じっくり歌い上げるとか・・・

 
最後に豆情報を。ワンカラ、次の出店は横浜だそうですよ!

さて、次は自分だけの大切なオンリーワンが手に入る専門店。場所は宮前区。
 


最寄り駅は東急田園都市線「鷺沼」駅

 
中央改札から、さぎ沼南大通を道なりに南下。ぶらぶら歩いて20分くらい。
 


東急と市営バスのバス停、神明社(しんめいしゃ)前を越えた先


古い喫茶店を改装した店。サーフボードが目印


店名は「BREATH(ブレス)」。フルオーダーのウエットスーツの専門店


板張りの床に白壁。奥には作業場がある


オーナーの角田茂樹(かどた・しげき)氏。60歳

 
なぜ川崎に? ビーチまで遠いが・・・。

鷺沼に店を構えたのは、角田氏が幼いころを過ごした場所だからだそうで、サーフショップではなくウエットスーツ専門店にしたのは「冷やかしの客が来ないから」とのこと。

それにしてもフルオーダーでウエットスーツとは。店の成り立ちは、オーナーの角田氏の道と重なっている。

デザインの学校を卒業後、いくつかの職を転々とした後、友人に誘われてひょんなことからアメリカへ。場所は西海岸のカリフォルニア州サンディエゴ。

自身、サーフィンをしていたこともあり、某サーフブランドのメーカーで働くことに。そこでウエットスーツを作る職人に弟子入りをしたそうだ。
 


本場の地、トップメーカーで腕を磨いた

 
やがて帰国し33歳のときに店をオープン。以来27年間、サーファーたちの口コミだけでやってきた。

身体を包み、寒さや怪我から守るウエットスーツ。既製品との違いは何だろうか?
「既製品は、人の身体の平均値で作られているんですよ。でも既製品がピッタリと合う人はいない。皆どこか窮屈なんです。ストレスのない、身体に合ったウエットスーツを着ることで初めて100%のパフォーマンスができるんです」と角田氏。
 


全29色のバリエーションから好きに選んで・・・


デザインしてサイズを計測(男性は25箇所、女性の場合は28箇所)


パーツの切り出しから接着、そして縫製。世界でただひとつが完成する


水の侵入を最小限に抑える最新のネックエントリータイプのスーツ

 
予算は6~7万円ほどから。オールハンドメイドでデザインも自由。
このスタイルを貫いて27年。「ギリギリで儲からないよ」と言うが、広告を一切せずに続けられているのは腕前の確かさと支持の高さだろう。

最近の客層は40~50歳代。昔、サーフィンをしていた層が戻ってきているそう。主に男性で、2割が女性層。
子育てに目処がたって、また始めようと。あとは、まったくの初心者が訪れる。
「初心者は、窮屈なスーツだと怪我をしやすいからね」と角田氏。

ビーチで知り合ったサーファーたちの輪が「鷺沼のブレス」を広めている。
こういう店は、本当に強い。
 


他にもウェットスーツの生地でバッグ制作(約9000円~)も

 
実はこのバッグ、隠れたヒット商品。少量ながらアメリカにも輸出され好評を得ている。
こちらもフルオーダーが可能。丈夫で軽く、保温保冷機能があるためワインバッグや、子どものお弁当箱を入れるバッグをオーダーするお母さんがいる(いいね!)。
 


軽くて丈夫、防水で型崩れ一切なしのリュック(これは本当に感心した)


日本中のサーファーに支持される名工が、川崎の鷺沼にいます

 
 
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