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高台と根岸湾を対に構える、工業地と住宅地の合わせ技な街。はま旅Vol.30「磯子編」

ココがキニナル!

横浜市内全駅全下車の「はま旅」第30回は、住宅ひしめく丘の高台と根岸湾に挟まれた何かと規模の大きな街、磯子駅。工業地と住宅地の合わせ技、そしてコアな名店やスポットを紹介。

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ライター:クドー・シュンサク

駅も住宅もその周りもなんだかでかい



でかいというより、突き抜けている感じとでも表現したくなるJR根岸線磯子駅周辺の景観。
駅看板前と、駅前住宅から。
 


なんだかでかい
 

どーんと住宅
 

どーん


迫力がある。
駅のアザーサイド根岸湾側には、日清オイリオや東京ガス、東京電力の火力発電所等が稼動している。
 


この奥に根岸湾




磯子探訪



街や人に触れるべく、住宅地や役所が並ぶ横須賀街道をねり歩くことにした。
同行は、近頃四十肩がつらい文化人の安斎氏。
生憎の曇り空、秋にしては暖かい気候である十月の中葉、少し歩くと珍しそうな看板が目に入った。
 


ヨコハマ八木淡水魚。鯉でも養殖していると思っていたが


入口付近へ近づいてみると、淡水魚はうなぎと判明。
 


うなぎの直売


建物の中から出てきた男性に訊ねたところ、ヨコハマ八木淡水魚は、うなぎの養殖管理から調理までの過程を直営工場で行い、そして販売までを一手に担う。いわゆる水産資源流通と鰻養殖事業の会社とのこと。

せっかくなのでうなぎをひとついただけるかと聞いたら、まだ正午過ぎなのに今日はもう終わりだという。理由も言わない男性は早く帰りたい様子で名前、顔出しもNGとなった。
 


午後4時までってねぇ


横須賀街道をまたしばらく歩くことにしたのだが、思いのほか取り上げたくなるようなモノがなかなか見当たらない始末。丘の上の高台へと歩を進めたが、住宅ばかりが目に付く。

街行く方に声をかけ、情報を求めてみた。
どうやら、保育園神社が同じ敷地にあるというのと、高台の奥深くにいい公園があると聞いた。
まずは、神社から行くことにした。



磯子の高台へ


 


街の情報を丁寧に教えてくれた佐藤さん
 

宗教法人日枝大神と幼児園到着と思いきや
 

登るべし
 

祈るべし


長い階段を登ると、正面に本堂。左右の建物が幼児園(保育園)。
園児はお昼寝の時間のようで静かな様相。敷地内を掃き掃除していた保母さんに取材の旨を伝えたところ、事務室の園長先生にと案内していただいたので、話を聞くことに。
 


園長であり日枝大神の代表役員・宮司でもある吉田修さん


日枝大神は確認できる範囲で七百年ほど前から存在したといわれているようで、明治時代の終わりの火災により神社は全焼し、記録に残っている物はここには無く、近隣に位置する金蔵院に残された書物や記録によって判明したとのこと。

この日枝大神と赤坂にある日枝神社は、近江比叡山の頂に鎮座する大山昨神(おおやまくいのかみ)の元、滋賀県大津市坂本にある日吉(ひえ)神社を本拠とする。

そして日枝大神は、日吉神社を本拠としている中で唯一、国常立尊(くにのとこたちのかみ)を主神とし、明治初期までは本地仏として阿弥陀如来像を安置していたとされている。
 


高台にある神社からの展望。住宅と工業地の合わさりを眺める


日枝大神を後にし、高台を下り食事をする店へと向かった。
 


日枝大神の入口にあるフクロウの石造とフクロウみたいな人間