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2175店のうち82番目に美味い? 中区若葉町「らぁめん醤和」に突撃!

ココがキニナル!

ラーメン屋のらぁめん醤和が気になります!神奈川県にあるラーメン屋さん2175店のうち、82番目位に美味しい(笑)らしいので、その真実のほどを取材してください!(たむたむたむさん)

はまれぽ調査結果!

「2175店のうち、82番目位に美味しい」という張り紙は撤去、地鶏ガラで作る渾身のスープは82位どころかほかの追随を許さない味

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ライター:カメイアコ

はまれぽ読者にとって、ラーメンとはどんな存在だろうか。

2016(平成28)年に東京・巣鴨の「Japanese Soba Noodles蔦」がミシュラン一つ星を獲得したことにより、今やラーメンは、世界中を熱狂させ、夢中にさせる和食として確立している。個人的には、淡麗系や中華そばのように、出汁をしっかり取っていて後味がすっきりしているものが好きだ。シンプルな中に、店主のこだわりが凝縮されている「一杯入魂」系ラーメンを伊勢佐木町に見つけたので、さっそく足を運ぶ。



ラーメン屋さんなのに水炊き!? 「らぁめん醤和」に突撃



下調べでは、昔ながらのシンプルな醤油ラーメンを食べられるという「らぁめん醤和(しょうわ)」だが、現地に着いてみると、衝撃的な光景が広がっていた。

 

み、水炊き??

 
ラーメンよりも水炊きの文字の方が目立っている!

 

ほかにもキニナルワード多数

 
私が知っている情報と違う。頭の中で記憶と新情報とが交通事故を起こしているが、気を取り直して入店。中区若葉町の同店までは横浜市営地下鉄ブルーライン伊勢佐木長者町より徒歩約5分。

 

カウンターのみだが、奥行きがあってくつろげる

 
店長の金井栄二(かない・えいじ)さんが2012(平成24)年に開業。食品関係の会社に勤めていたが、退職し、ラーメンの道へ。食に関心が高く、手の込んだ料理を作るのが得意だったそう。

「あり合わせでささっと作る料理よりは、じっくり煮込んだり、出汁を取ったりする方が好き」と、ラーメン作りは金井さんの性質と合致していたようだ。

 

「最初は家系ラーメン店で働いていました」と金井さん

 
同店のラーメンは、家系ラーメンとはうって変わって「淡麗系」だ。どのようにして「醤和スタイル」が生まれたのか伺うと、「美味しいものを作ろうと思ったら、必然的に体が喜ぶものが完成した」と話す。金井さんは、「昭和の時代のラーメン屋さん」の店主のように寡黙で、ひたむき。「まずは食べて、判断してほしい」とインタビューを早々に切り上げ、ラーメンを用意してくださった。

同店のラーメンは、兵庫県産の地鶏「松風地どり」のガラを使用。肥料に余計な添加物を混ぜず、成長促進剤なども使わないオーガニックな鶏だとか。

 

清らかなコラーゲンスープ

 
寸胴を覗いてみたが、香味野菜や魚介などは一切使用していない。スープは鶏ガラの出汁のみ。それに醤油ベースのかえしと合わせて仕上げる。使用する醤油、砂糖、塩まで、金井さんが厳選したものを使用しているという。シンプルな分、どのような味になるのか期待に胸が高鳴る。

 

今回は店主おすすめの「乱切り麺」でいただくことに

 
あっさり系のスープには細麺のイメージがあるが乱切り麺=「縮れ中太麺」という選択は新鮮だ。細麺、太麺(乱切り)から選べるが、迷った人は細麺を。

そう言えば、今回のキニナルにあった「2175店舗中82番目においしい店」というポップが見当たらないが、と切り出すと「あぁ、あれはだいぶ前に外しちゃったね。食べログのランキングを見て、書いてみたんだけど。ちなみに全部ポップは手作りしていて、ラーメンが出来上がるまで、いろいろ読んで楽しみに待っていてほしい」と金井さん。

 

手作りのポップがびっしり貼られている


特にこのポップは必読

 
同店のラーメンを食べる上で、非常に重要なことが書いてあるものを発見。それには、チャーシュー、メンマ、ノリの美味しい食べ方が秒単位で細かに記されていた。

最近、「焼鳥を串から外さずに食べて」と発信した店のコメントがSNS上で炎上していたが、最高の状態で提供している店の意向を無視して、好き勝手に食べる人は個人的には賛同できない。だって、銀座の高級鮨店に行って、ネタを外して食べたり、醤油をドバドバかけて食べたりしないでしょ。好きなように食べたい気持ちは分かるが、それは家でやれば良いと思う。

と語ってしまったが、これは同店ならではの演出。乗りかかった船、最後の一滴まで徹底的に「らぁめん醤和」の味を楽しもうじゃないか。

 

到着!!(「贅沢な醤和のらぁめん/醤油<1000円>」と半熟たまご<100円>)

 
あれ、トッピングは? と思ったみなさん。この理由が全て先ほどのポップに書いてある。

 

別皿で用意されている

 
およそ2日間かけて作られるローストポーク(写真左上)は、驚くほど柔らかいので、どんぶりに乗せてしまうと、スープの熱で火が通り過ぎてしまい、固くなってしまうのだとか。ほかには、鶏チャーシュー(むね、もも)、手羽元、メンマ、ノリが付いてくる。では、いざ実食。