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京急線沿いの「いじめられっこ集まれ」がキャッチフレーズのボクシングジムとは?

ココがキニナル!

京急線の戸部-横浜間の車窓から、デカデカと「いじめられっこ集まれ」「人生の10カウントはまだ早い」と書いてあるジムが見えます。かなり特徴的な宣伝文句なので、気になっています。(須々木さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

「身体だけでなく心も強くなって欲しい」という想いが詰まった言葉!ジムに入会し、実際にいじめを克服した子もいるようだ!

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ライター:山根 まひろ

インパクトのあるキャッチフレーズ



電車から外を眺めている時に「いじめられっこ集まれ」「人生の10カウントはまだ早い」の文字が見えたら確かに気になる。
ホントにそんなボクシングジムがあるのだろうか?京急線に乗って戸部駅から横浜駅の間で外を眺めていると…
 


ホントにあった!


確かに、「EIWA SPORTS GYM」と書かれたビルに、そんな文字が書かれている。
場所は先日取材した「旧平沼駅」のすぐ近く。戸部駅から向かうと右側になる。
 


エイワジムの窓ガラス


ビルの窓にはハッキリと「いじめられっこ集まれ」「人生の10カウントはまだ早い」と書かれている。

早速この看板について調べてみると、この文字を考えたのはエイワジムの入った『エイワ第二ビル』オーナーの市川氏だということが判明。ちなみに2006年から2010年までは世界チャンピオンも輩出した「大橋ボクシングジム」が入っていたが、その当時から文字はあったらしい。
大橋ジムが神奈川区へ移転した後は「エイワスポーツジム」という、本格的なキックボクシングや空手、ムエタイから、シェイプアップを目的としたボクササイズまで教えるスポーツジムとなっている。

しかし、オーナーに取材のお願いをしたがどうしても都合がつかないとのこと。
そのかわりエイワジム代表の中川さんが取材に協力してくれることに。



特徴的な宣伝文句の意味とは
 


エイワジム代表・中川夏生さん


ビルのオーナーと中川さんは昔からの知り合いで、中川さんはオーナーに息子のように可愛がってもらっているそう。今回中川さんに取材を依頼すると、事前にオーナーに色々な話を聞いてくれてから取材に答えてくれた。

―エイワジムはいつからここでジムを開いていますか?
「去年の六月からなのでもうすぐ一年半になります」

―ここでジムを開くときにはこの文字は既に書かれていたということですが、この看板を観た時の感想は?
「うちのオーナーらしいなと思いました」

ジムを開くにあたり、文字を変えたいと思いませんでしたか?
「全く思わなかったです」

―オーナーはなぜこのキャッチフレーズにしたかご存じですか?
「格闘技を通じて社会貢献につながる言葉をつけたかったそうです。『いじめられっこ集まれ』という言葉はオーナーの実体験が基になっていて、小学生の時オーナー自身がいじめられたことがあったそうです。オーナーは仕返しをしたらしいのですが、いじめられたことも仕返しをしたことも両方今でも心に残っているそうです。他人をいじめない、他人にいじめられないために心も身体も強くなって欲しいという気持ちが込められています。

また、『人生の10カウントはまだ早い』という言葉はオーナーが富士の樹海で自殺する人の話を聞いたときの気持ちを言葉にしたそうです。オーナーはジムで身体だけでなく心も鍛えてほしいと常に言っています」
 


ジムのコーチ陣


―このキャッチフレーズをみてジムに入った人はいますか?
「います。母親が『子供が学校でいじめられている』と子供を連れてくることがあります。ジムに通うようになっていじめを克服しました」

―このキャッチフレーズが「逆にいじめにつながるのでは」という意見もあったのですが?
「そういう話はきいたことがないです。オーナーの、『うまい選手』より『強い選手』になって欲しいという考えがジムのスタイルです、格闘技を通じて心を鍛えることができれば大丈夫だと思います!」


中川さんを通じてオーナーの熱さと優しさが伝わってきた。そんな中川さんと話していて心が熱くなった筆者はせっかくなので体験トレーニングで心と体を鍛えてもらうことにした。



トレーニングを体験!
 


気合い十分にウォーミングアップ


しかし現在28歳の筆者は高校を卒業以来10年間まともな運動をしていない。気合いはあるが身体が動くのか、かなり不安だ。そんな筆者を鍛えてくれたのがこの人。
 


コウ・スマンさん(左)


コウさんはタイ出身の現役ムエタイ選手でジムのムードメーカー的な存在だ
常に笑顔で基本優しく、ときに厳しく教えてくれた。