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花火大会特集2017

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みんなのキニナル

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横浜のココがキニナル!

港南区にあったラーメンレストランまつやさん。人気店の閉店、その理由を知りたい。働いていらした方が、横須賀あたりでラーメン店をされているという噂をききました。調査お願いします(こせんさん)

はまれぽ調査結果

「ラーメンレストランマツヤ」の閉店の理由は売上減少と借金。ご主人は壱六家大和店でラーメンと絶品チャーハンを作っていた

ライター:やまだ ひさえ (2017年01月28日)

人気のラーメン屋さんを探せ

投稿にある「ラーメンレストランマツヤ」。人気店だったそうだが、インターネットで調べてみると、2015(平成27)年に閉店していた。そして、店主はその後、横須賀市の横浜横須賀道路佐原インターチェンジ(IC)の近くにある「ラーメン魂横須賀店」というお店で働いているらしい、というところまでは分かった。
 


佐原インターの目の前(Googleマップより)

 
さっそく現地に向かってみると、同店は、2016(平成28)年7月31日付けで閉店していた。

 


閉店を知らせる張り紙があった


マツヤのご主人はこの店で働いていた・・・らしい

 
しかし、徹底調査が身上の、はまれぽ。ここで諦めるわけにはいかない。

一縷(いちる)の望みをかけて、「ラーメン魂」を経営していた、横浜家系ラーメン「ラーメン壱六家」を展開する有限会社ヒロキ・アドバンスに連絡をしてみた。
 


最後の望み

 
同社広報によると、ラーメン魂横須賀店は閉店したが、この店の店主であり、元マツヤのご主人だった松岡孝一(まつおか・こういち)さんが「ラーメン魂」で働いていたとのこと。そして松岡さんは、「ラーメン壱六家大和店」に異動になったと教えてくれた。

そこで連絡を取ってみると、松岡さんは取材を快諾。改めて伺うことになった。



マツヤ閉店の理由

松岡さんが勤める「ラーメン壱六家大和店」は、小田急電鉄江ノ島線の高座渋谷駅が最寄り駅だ。
 


高座渋谷駅を東口で下車


駅前のロータリーから続く道を直進

 
2つ目の信号を右折、藤沢街道沿いに歩くと約10分で着く。
 


徒歩でも十分に来店可能な距離だ


ラーメン壱六家大和店

 
伺ったのは午後3時過ぎ。子どもから大人まで幅広い年代のお客さんが来店していて、人気があるお店だと感じさせてくれた。
 


店内はゆったりした作りになっている


ラーメンのトッピング用の薬味も充実


紙エプロンと髪留めのゴム。女性に嬉しいサービスだ


厨房で忙しく仕事をしているのが松岡さん

 
仕事の合間をぬって「ラーメンレストランマツヤ」の店長だった松岡孝一さんがお話しを聞かせてくれた。
 


お話は「マツヤ」の歴史に

 
松岡さんの実家は元々、小売店にアイスクリームを卸す「株式会社松屋松岡商店」を営んでいた。そんななかで倉庫として借りていた店舗の空きスペースを利用し、初代社長だった父親が料理人を雇い、飲食業を始めた。昭和50年代半ば、松岡さんが小学校5年生くらいのときだった。

最初に始めたのはラーメン店。松岡さんいわく「子どもが食べても美味しくなかった」という。
 


「あまり店に行きませんでした」と松岡さん

 
店は雇ったコックさん次第で形態が変わった。次に雇ったのは洋食の料理人。飲食店を初めて3年ほど経っていた。

「ハンバーグとかビーフカレーが美味しかった」と松岡さん。
 


「肉がトロトロでした」

 
そして3番目に店を任されたのが中華の料理人だった。なかなかのアイデアマンだった彼は、次々にマツヤのオリジナルを構築していった。

中華の定番のタンタンメンは、肉みその代わりにモヤシやニラなどの野菜がたっぷり。溶き卵を加えることで独自性を出した。
 


自家製調味料で自分好みの辛さに調整できた(提供:食べログ 浜の布袋さん)

 
そのほかにもエビやウズラの卵などの具材がのった贅沢な五珍麺(ごちんめん)、白ミソベースのスープに青ネギとカツオ節がたっぷり乗ったさっぱり味の御麺(ごめん)など、料理人のアイデアが詰まったメニューぞろいだった。

その中でも、特に人気が高かったのがチャーハンだ。
 


一番人気と言っても過言ではなかったチャーハン(同)

 
ナルトとネギと卵だけというシンプルなチャーハンだが、鍋を振り、火であぶられ、パラパラに仕上がったチャーハンは、「冷めてもおいしいと、お土産としても人気でした」と松岡さんは当時を振り返る。

この時、閉店まで続く「ラーメンレストランマツヤ」の形が出来あがった。
 


在りし日の「ラーメンレストランマツヤ」(同)

 
「ラーメンレストラン」と名付けたのは「最初がラーメン屋で次が洋食のレストランだったから」と単純明快なお応え。「マツヤ」は本業のアイスクリーム卸業の社名からとったものだ。

「ラーメン屋というよりも中華料理の店というイメージが強かったです」という松岡さんが店に入ったのは21歳くらいのときだという。
 


「継ぐつもりはありませんでした」

 
アイデアマンだった3代目の料理長は店を辞めていたが、その味を引き継いだ先輩料理人に一からレシピを教えられた。

午前3時まで営業していたことで、一杯呑んだ後のシメに立ち寄る客や、店を閉めた後の飲食店の店主が客と一緒に立ち寄ったりと、夜遅くまでにぎわっていた。

「当時はコンビニが台頭していた時代だったので、アイスクリームの卸は右肩下がりでした。アイスからラーメンにシフトできたのも、マツヤの味があったからです」とマツヤの味は松岡さんにとっても自慢だったようだ。

最盛期には支店と系列店を3店舗まで持つまでになったマツヤだったが、好調だった経営に翳りが見え始めた。駐車違反と飲酒運転の取り締まり強化だ。
 


交通法規の改定が店に大きな影響をあたえた

 
駅から離れた立地だったため、多くは車で来店し、店の前に駐車することも少なくなかった。

「売り上げは落ちていましたが、それでもマツヤは赤字になることはなかったんです。実は、経営上の借金があってマツヤの売上で補填していたんですが、どうにも回らなくなって閉店することにしたんです」と苦渋の決断だったようだ。
 


「評判が良かっただけに残念でした」

 
2014(平成26)年12月にマツヤを閉店することを決意。当時、病気療養中だった父親に伝えると、一言「そうか」と発すると、黙って納得してくれたという。

閉店を決めたが松岡さんだが、それを直ぐに客に知らせることができなかったという。年明け後もそのまま通常営業を続け、2月になりようやく閉店を知らせる張り紙を書くことができた。

2015(平成27)年3月12日、長年、愛されてきたラーメンレストランマツヤは、その歴史に幕を下ろした。
 
 
幻の味が今も!・・・キニナル続きは次のページ
 

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