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バーなのに絶品中華!? 名店のバーテンダーも通う都橋商店街の「華」に突撃!

ココがキニナル!

野毛の都橋商店街2階の“華”。スナックだけど、中華料理が大人気のよう。キニナルけど怖くて入れません/ママさんは中華のコックさんだったの?(よこはまカエルさん・Walkman8888さん)

はまれぽ調査結果!

父は元・華正樓の料理人、弟は崎陽軒本店の初代総料理長だった中華料理人一家。美味しい広東料理と、店主の人柄がお客さんを繋ぐ居心地の良いバー

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ライター:紀あさ

横浜に夜のとばりが下りる。野毛の時間の始まりだ。
 


大岡川を泳ぐ鯉のぼりすら、どこか艶っぽく見えるような

 
いざ、酒場へ。



都橋商店街へ



都橋商店街は、JR桜木町駅と京急日ノ出町駅の間、大岡川に沿う形で建っているビル。両駅からは徒歩10分圏内だ。
 


「街」の名のつく「ビル」である。(Google Mapに著者が橋名を書き込み)


日ノ出町側から川沿いの道を行く


都橋商店街に到着。1階は外から様子の分かる店もあるが


階段を上がり、2階に行くと


扉を開けるのがドキドキのお店が並ぶ

 
しかし、ご安心ください。はまれぽでは、かつて記念すべき100本目の記事で都橋商店街を調べた折に、「大丈夫です。雰囲気は怪しいですが、勇気を出して入ってみてください」という、心強い調査結果を出している。

 


でもちょっとドキドキ、で扉を開けた

 


「華」

扉の向こうは、カウンターのみで8席のバーだった。

 


こぢんまりとしているが、窮屈な感じはない


出迎えてくれたのは店主の容子(ようこ)さん

 
「呼び名はママですか? 容子さんの方がいいですか?」と尋ねると、「一人でやっていて、ほかに女の子がいるわけじゃないから、ママではないのよ」という。

 


まずはお通し。イカと野菜のあえもの

 
素材の味も色もやさしい。

「お通しがおいしいと、そのあと頼むのが楽しみになるでしょう」と容子さん。お通しと最初の1杯で1000円と、お財布にもやさしい。

ビールにしようかと思っていたが「うちのはカメ出し」と言われたので、紹興酒に。

 


透き通ったカメ出し紹興酒

 
香りと味に透明感があり、薄いわけではないのだけれど、レモンのアクセントと相まって、飲みやすい。実は普段はあまり紹興酒を飲まない筆者だが、こんなにおいしい紹興酒初めてかも! と思うほど!

 


中華街でカメから仕入れてきた紹興酒。ボトルキープも見られた

 
壁に張られたメニューを眺める。

 


何にしようかな

 
値段表示がないが、尋ねてみると、ウイスキーがグラスで500円、ビール中瓶700円、焼酎ボトルキープ4000円、食べ物は餃子が800円と、とくに怖がることはない価格だった。

「華」のお客さんがまず絶賛するのは、餃子。容子さんの手作りで、粉から全部自分で取り寄せているという。水餃子、蒸し餃子、焼き餃子の3種。

 


あつあつ、ゆでたて水餃子


ほかほか蒸したて蒸し餃子


パクチーが入った特製の薬味に


しょうゆ少々とレッドビネガーと酢を十分に混ぜる


たっぷり絡めて、パクン!

 
肉、キャベツ、ハクサイ、ニラ、ショウガ、ニンニクのじゅわっとした素材感が、薬味とタレと混ざり合って、至福。水餃子はぷっくら。蒸し餃子はぎゅっと濃縮された味。


開店当初からある麺類(1000円)も人気メニュー。「『野毛のラーメン屋』って呼ばれながら、商店街のほかのお店に出前したりもしていた」と容子さんは当時を振り返る。

 


ネギソバ(汁あり・なし)のうち、汁なしをオーダー

 
麺はラーメンの様にゆでてから、汁を切っていた。パクチーや腸詰などの具材は広東風なのだろうか。かなりのボリュームだったが、後をひくおいしさで完食。
 


ヤキソバの麺ではなく、ラーメンの麺を使用

 
席にいると、だんだん後から入ってきたお客さんたちとも話がはずんでくる。「ここはね、旨いんだよ。何が旨いって、メニューにない食べ物が出てきたときが旨い」など口ぐちに絶賛。

隣にいた男性は、いつもフードは容子さんにお任せのようで「おなかすいてる?」「うん」の会話で出てきていたのはこんなメニュー。

 


すこし分けていただいたオイルサーディンは、ふわふわでとろけそう