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弘明寺の謎の店「弘明人」でうっかり絶品カレーを食してびっくり!

ココがキニナル!

横浜市営地下鉄「弘明寺駅」鎌倉街道沿いに謎のお店があります。弘明人というキャラクターの手作り看板などや弘明人カレーなど、とにかく電波系な雰囲気もしてとてもキニナリます。(けんぞうさん)

はまれぽ調査結果!

2017年1月1日にオープンした喫茶・軽食「弘明人」は、「弘明寺のサグラダ・ファミリアでありたい」というモットーを掲げ、物づくり好きなオーナーが内装を手掛けている。カレーは美味しい!

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ライター:山崎 島

横浜市営地下鉄「弘明寺駅」すぐそばの緑色のアーケードが連なっている、雰囲気のある一角、あそこは前からとても気になっていたのですが、最近ひときわ目を引くお店ができていました。

 

ありました! あれはもしや顔ハメパネル!?
 

シャッター半開きの、この店
 

半開きでも「マジで?」感がはみ出している
 

黄色い文字で「弘明人(ぐみょうじん)」とうまいこと書いてある看板、文字の横でなんか言い合いをしているキャラクターや、「嘘つきが手を入れると抜けなくなります」と運命の口的なパネルが、思わず2度見する怪しさを醸し出している。それに、建物の2階の「中島劇場」って、なに?

 

だけどなぜかウエルカムの心を感じる
 

なんていうか、現代版『泣いた赤鬼』の家みたいな、そんな感じ。私たち(筆者と編集部・岡田)がお店へ行った時、ちょうど休憩中だったらしく、同じ並びの「喫茶モカ」でお茶をして待つ。しばらくしたらシャッターが9割がた開いていたので、飛び込み取材させてもらった。



「おじいちゃん」こと支配人のアイドル愛が作った超個性的なお店



「弘明寺」だから「弘明人」という店名は理解できる。

とはいえ、ここまで変わったお店の取材前、私はすごく緊張する。ご店主さんが本当に宇宙と交信してらっしゃるとか、何かをキメてらっしゃるとかで、お話すること自体が難しいのでは、と想像してしまうから。

今回もそんな不安で頭一杯で、戦闘服の「くまさんTシャツ」を着て突撃に備えたのだが、店内にいたのはマスクをした、親切そうな男性だった。

 

この方が支配人・桑原真澄(くわはら・ますみ)さん
 

店内1階はこんな感じ
 

うん、めっちゃ謎! テーブルや壁に料理の写真が貼ってあるところを見ると、多分飲食店なんだけど、それにしても情報量が多くて。

 

バイクとか、かわいい金魚が泳いでいる「ピンポンボール湖」があるし
 

この謎すぎるお店「弘明人」について、読者の皆さんに5分で分かってもらえるよう、今からずららっと書いていきますね。

同店は2017(平成29年)年1月1日にオープンしたオリジナル雑貨と軽食のお店。支配人の桑原さんが、とある地下アイドルの追っかけをしており「地下アイドルたちがステージに立てる場所を作りたい」という思いからこのお店を作ったらしい。

この場所を借りてすぐ2階にステージを作り(現在は防音対策中のため、弾き語りのみ)、オープン当初はアイドルがデザインした「弘明人」オリジナルキャラクターのTシャツをメインに販売していた、というアイドルへの情熱が半端ない桑原さん。
 

色とりどりのこのTシャツを1階で大量に扱っていた

 

2階へ上がると
 

調理場とカフェスペース。写真奥がステージになっている
 

「私が好きだったアイドルはファンをステージに上げて、みんなで寸劇をやったりするオーディエンス参加型のライブをやっていました。最終的にはみんなでかなり本格的な稽古をするまでに。この時にステージの楽しさを知ることができました」

 

ふむふむ
 

「アイドルのプロデューサーが海外へ行ってしまうということになり、その後を引き継ぐ、ということで、アイドルたちが活動できるお店を作りました。ちなみに『中島劇場』という看板は、ライブでステージに上がっていた時の団体名です」

追っかけていたアイドルは、引退してしまったらしい。そして桑原さんは、仲間内では「おじいちゃん」と呼ばれていたらしい。

 

おじいちゃんって・・・
 

アイドル好きとはいえ、お店まで作ってしまうなんて、すごい桑原さん。桑原さんについては、弘明寺に30年以上もお住まいで、もともと音楽活動をされていたそうで、訳あって建設業へと転職し、現在に至るとのこと。もともと、ものづくりが好きな桑原さん、お店の内装はすべてご自分で作ったというから、またまたすごい。

 

2階はやたら落ち着くスペースなんだよな
 

店内壁に一面と、階段部分には山をモチーフにした装飾が施してある。「はじめは1階の床を草原のイメージにしていたんですけど、それならば山があった方がいいかなと思った」のだそうで、イメージ的には1階が山、2階が宇宙なんだとか。