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横浜に根ざした舞台を中心に活動する、五大路子さんを徹底解剖!
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みんなのキニナル

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    黒霧島さん

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横浜のココがキニナル!

上大岡駅から少し離れた所にある野本養魚場は、噂では大正時代からあるとか。金魚など観賞魚の展示が多く、また店の敷地は近道として人が通り不思議な光景です。昔から変わらないさまがキニナル(MKTさん)

はまれぽ調査結果

野本養魚場は4代続く観賞魚専門店。そこには「不思議な懐かしさ」と「ゆったり流れる時間」があった

ライター:関 和幸 (2017年09月21日)

今回の読者から寄せられたキニナル投稿は、上大岡にある「野本養魚場」というお店のものだった。ネットで調べてみても、お店のホームページのようなものはない。

3年ほど前に某テレビ局の有名な街紹介番組における「上大岡編」で取り上げられたようで、その番組紹介記事によれば4代続く金魚と錦鯉販売の名門らしい。

とにかくお話を伺おうと取材のお願いをしたところ、引き受けていただけた。

そして後日改めてお店に向かった。
 


取材当日。最寄り駅の京急線上大岡駅を降りて、線路下を歩く
 

大型スーパーを抜けると・・・
 

住宅街に挟まれた「野本養魚場」を発見

 
しばらく入口の様子を見ていると多くの人が野本養魚場の看板の下を潜り抜けていき、そのまま奥の公道へと通過していく。

読者からの投稿にもあった通り、野本養魚場の敷地は近隣の住人が普段から使う近道・通路になっているようだ。いかにこの店が地域に溶け込んだ存在であるかが、分かる気がした。
 
 
 
「野本養魚場」、その歴史

さて、当日お話を伺ったのは株式会社野本養魚場の代表取締役で4代目の野本純一(のもと・じゅんいち)さん(47才)と、その父である3代目の野本功一(のもと・こういち)さんの弟である野本寧次郎(のもと・ねいじろう)さん(83才)だ。
 


左が純一さん、右が寧次郎さんである

 
最初に伺ったのが「野本養魚場」という名前の由来だ。

現在の同社は金魚を始めとした観賞魚を地方の生産者から仕入れて小売り販売しているが、もともとは一般向けの小売りはやっておらず、広大な養殖池を使って金魚や錦鯉を育てていた。つまり、魚の養殖をしていたから「養魚場」という名前だったのだ。そして育てた魚を小売店などの専門業者に卸していた。

 

初代・野本辰五郎(前列右から二番目)と東京の金魚業者たち

 
さて、そもそも野本養魚場が始まったのは今からざっと100年以上前、東京は江戸川区のあたりで初代の野本辰五郎(のもと・たつごろう)が始めたという。先ほどの写真は1914(大正3)年に開かれた東京大正博覧会で、天皇陛下に金魚を献上する際の記念撮影のものだそうだ。

その後、1923(大正12)年に関東大震災が発生し、養魚池に壊滅的な被害を受けた辰五郎は知り合いを頼って横浜の地、上大岡に移ってきたという。そして現在の場所に養殖池を新たにつくり、錦鯉や金魚の養殖を再開した。池の数は当時14面、1面あたり約100~150坪くらいなので、およそ2000坪程の規模だった。

 

当時の上大岡の絵図によれば広大な田んぼとため池が広がっていた

 
次に1931(昭和6)年、野本留治(のもと・とめじ)が2代目となる。なお同年に京浜急行の上大岡駅ができるまではリヤカーに金魚を積み、東京まで5~6時間かけて歩いて運んでいたそうである。

それから第二次世界大戦後には宅地開発が進み、エサ代も高騰し始めたこと等から1965(昭和40)年代には養殖池を使った大規模な金魚・錦鯉の育成は困難になった。養殖池やその周辺は大規模スーパーや集合住宅に変わり、金魚やコイは地方の生産地から仕入れるようになったのである。

 

今も店の前に残った小さな池で少数のコイを飼育している。目の前はマンションに

 
寧次郎さんによれば、昭和30年代に上大岡一帯を台風が襲った際は養殖池の水があふれ、近くの大岡川やその支流の小川に金魚が流れ込んでしまったという。これは当時の新聞にも報道され、近隣の住民は喜んで網ですくって持ち帰っていた。これは70代~80代の上大岡の住人に共通する懐かしい思い出だそうだ。
 
 
続いては、戦後のさまざま観賞魚ブームの変遷について≫

 

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