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一体誰が買うの?相模原にある「銃砲火薬店」を徹底調査! 

ココがキニナル!

相模原鉄砲火薬店というお店を見つけました。ホームページを見る限り、かなりの数の鉄砲があります。どんな人が買うのか、何に使っているかを調べてください。あと、鉄砲だけで経営は成り立つのかも(腰痛おじさん)

はまれぽ調査結果!

クレー射撃などの競技や、狩猟を行う用途で販売されている。銃の保持者は減少傾向にあり状況は厳しさを増しているが、経営は成り立っている

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ライター:はまれぽ編集部

キニナルに投稿された「相模原銃砲火薬店」は相模原市南区にある。でも"銃砲火薬"って何だろう? 銃を取り扱っているのだろうか? 地図で調べて最寄り駅を探すと、小田急電鉄相模大野駅から歩いて行けそうだ。

 

控えめなたたずまいの相模大野駅・東口(南出口)
 

トラックがバンバン走る首都圏の大動脈、国道16号線を歩いていく
 

徒歩15分ほどの場所にあった! 赤い"火薬"の文字が目を引く大きな看板
 

ドア越しにたくさんの銃が! なんだかちょっとドキドキする
 

 
 

相模原銃砲火薬店を訪問

「おじゃまします! 今日はよろしくお願いいたします」と、挨拶して店内を見回すと、目に飛び込んでくるのは・・・

 

銃!
 

銃!!
 

銃!!!
 

やっぱり銃の店だ! それでは、お話をお聞きしていこう。



銃は何に使われている?

今回の取材に対応してくれたのは、この店の2代目である小俣康茂(おまた・やすしげ)さん。

 

ご自身の散弾銃とともに小俣さんをパチリ
 

相模原銃砲火薬店は、1963(昭和38)年に、康茂さんの父親である代表の小俣良次(おまた・りょうじ)さんが開業した、ライフル銃、散弾銃(ショットガン)、空気銃(エアライフル)をメインに取り扱う鉄砲店だ。

 

構えてみていただいた
 

たくさんの銃が売られているが、買った人は何に使っているのだろう?

小俣さんによると「銃を購入する目的はクレー射撃や狩猟をするためで、この店の場合は7割のお客さんがクレー射撃の競技者です。また多くの方は狩猟も併せて行っています」とのこと。

 

クレー射撃の競技場
 

おお! どっちもやる人が多いのか。それってやっぱり、クレー射撃で訓練を積んで獲物を確実にゲットできるようになりたい! ということなんですか? とお伺いすると、
「もちろんそのような方はいるでしょう。そもそもクレー射撃自体が狩猟をモチーフとした競技ですから。クレー(皿状の標的)はハトやウサギの動きを再現しているんですよ」と教えてくれた。

 

クレー。獲物の動きを再現しているとは知らなかった
 

「日本においてのクレー射撃は"トラップ"と"スキート"がメジャーな種目で、多くの競技者がいます。オリンピック競技でもあるのでご存じの方も多いのではないでしょうか?」

小俣さん自身も競技者で、物心つく前から父親とともに射撃場に通い詰めたそう。競技や銃についての深い知識はこうした経験から自然に身につけたとのことだ。

 

お母さんの小俣兼子(おまた・かねこ)さんがクレー射撃の『段位名簿』を見せてくれた
 

お父さんの良次さんも掲載されていた。六段。段位制度があるとは!
 

「狩猟については神奈川県の場合、今シーズンは2017年11月15日から2018年2月15日までが狩猟可能な期間と定められています。シーズンが近づくと、まずは実際に山に入り綿密な猟の計画を練ります」と小俣さん。

「神奈川県で猟を行うことができる場所は、山北や丹沢などがメインで"猟区"として明確に定められています。その中で、決められている狩猟の対象となる鳥獣の捕獲等が許されているわけです」と教えてくれた。

 

『平成28年度鳥獣保護区等位置図』(※クリックして拡大)
 

「猟を行う場合、複数の人員で猟犬を用いて行う場合がほとんどです。とはいえ、猟区の中であっても銃を向けた先が猟区外で、畑などがある場合なども考えられます。不測の事態が起こらないようにするためにも、猟の計画を立てることは重要なんです」とのことだった。