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ドリームランドのモノレールを大船ー海老名間を直通で結ぶ、というような計画があったらしいのですが、大船ー海老名って、もうつながる予定はないんでしょうか(takechanさん)

はまれぽ調査結果

ドリームランドモノレールは、善行や海老名までなどの延伸が予定されていたが、建設初期段階のミスが原因で開業から約1年あまりで運休になった

ライター:小方 サダオ (2017年11月08日)

ドリームランドモノレールとは

「湘南モノレール」の延伸計画
に続き、今回はドリームランドモノレールの延伸についてを調査する。

1964(昭和39)年から2002(平成14)年まで開園していた戸塚区俣野町の遊園地、「横浜ドリームランド」と「大船駅」の間を走っていたモノレールにも延伸の話があったという。

このドリームランド線は、横浜ドリームランドの開園に伴い、アクセス手段として開業。しかし、開業からわずか1年ほどで運休、その後運転が再開することはなく2003(平成15)年に正式に廃止となった。
 


大船駅付近に残されたドリームランド線の軌道跡。2002(平成14)年ごろ

 
大船駅近辺に高架の廃線が長年立っていたのを記憶している人も多いかもしれないが、どこへ伸びる計画があったのだろうか?
 


大船駅(青矢印)とドリームランドがあったあたり(緑矢印、Googlemapより)
 

大船駅とドリームランド駅。駅が出来る予定だった場所(青矢印、Googlemapより

 
ドリームランド線について『全国鉄道事情大研究 湘南篇 川島令三』によると
「ドリームランド・モノレールは大船~ドリームランド間の5.3キロメートルの跨座式(こざしき、レール上を走る)モノレールだ。モノレールブームだった昭和40年前後、各地にモノレール路線が誕生した。

そのころはどこが最初に実用化するか、モノレールの開発競争が進んでいて、日立に後れを取っていた東芝は、1961(昭和36)年に自社方式のモノレールを奈良ドリームランド内に遊具施設として造った。これをもとに1966(昭和41)年5月に東芝が全面協力してドリーム交通の大船~ドリームランド間が開通した。3両編成2本により、15分ごとに所要時間8分で結んだ」
 


ドリームランド線(青矢印)が運行しているころの写真

 
「うたい文句は『小型軽量で建設費が安い』というものだった。しかし他社の成功の焦りからか車両が重くなったのに、それに見合った軌道桁に強化すべきところをおこたったため、1年後には各所で軌道桁にひびが入ってしまった。全線を全面改修する必要性から開業じてわずか1年余りで運休になった。以後何度か復活の話があったが、再開していない。

この復活はドリームランドへのアクセス路線だけではなく、隣接するドリームハイツ(神奈川県と横浜市の住宅供給公社によって建設された高層団地)やその手前の深谷住宅とを結ぶバス路線の代替としても横浜市や住民から要望されている。バスは1号線を出たところで渋滞に巻き込まれ、時間がかかるからである。しかし復活には費用がかかり話が進まなかった」
 


ドリームハイツ(青矢印)と渋滞で知られる国道1号線の原宿交差点(赤矢印、Googlemapより

 
「ドリームランドを経営するドリーム開発は、大手スーパーのダイエーグループが100%株主になり、ダイエーはこの要望を了解した。そして日本航空が中心となって開発していたHSSTリニアモーターカーに作り替えることが具体化した」
 


HSSTは静粛性があり環境にやさしいという

 
そのときにドリームハイツに手渡されたリニアモーターカーの仕様書には
「ドリームランド駅~大船駅 営業キロ5.3キロメートル 駅数4~5駅 車両形式・磁気吸引浮上式リニア誘導電動推進方式電車 4両固定連結 最高速度時速70キロ 所要時間約10分」などとある。
 


磁気で浮上するHSST

 
「許認可を与える運輸省としては、ダイエーグループのような新規事業者が交通事業に参入することに抵抗がある。また途中駅を作るとなると、平行する神奈川中央交通との経営参加や保証などの調整が必要になり、実現までの問題点は多い」とある。

そして『県ドリームハイツ30年史』には、「阪神淡路大震災で、神戸のダイエーの旗艦店が被害を被り、再開の見通しが困難になった。そして2002年(平成14)年8月ドリーム開発はモノレール開発の断念を市に申し出た」とある。

ドリームランド線はモノレールの開発競争の中で登場した画期的な路線だったが、初期段階のミスが致命的な問題となったようだ。そしてドリーム開発が再開を断念するとともに、モノレールもリニアモーターカーの実現もなくなったようだ。
 
 
ドリームランド線の延長計画とは?・・・キニナル続きは次のページ≫
 

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