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JR川崎駅「北口自由通路」が完成するとどう変わる?

ココがキニナル!

JR川崎駅北口改札がオープンするにあたり「アトレ川崎」も増床リニューアルするそうで。見に行ってきて!! (黒霧島さん、うって返しさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

JR川崎駅の北改札と自由通路が予定を前倒して2018年2月から使用可能に。増床するアトレには保育施設なども併設し、利便性向上につながる予定

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ライター:はまれぽ編集部

JR川崎駅といえば、朝夕ラッシュ時の猛烈な混雑具合が印象に残っている人も多いだろう。
南武線、京浜東北線、東海道本線の3路線が乗り入れているが、
同駅から品川駅までの東海道本線は混雑率184%を誇り、JR東日本エリアでトップクラス。

また、駅に改札口が少ないことも影響し、毎朝人が溢れかえる大騒ぎになっていた。
 


駅周辺は平日の昼でもにぎわっている


そんな中で、整備中だった北改札と自由通路が、2018年3月から供用開始のスケジュールを前倒しし、2月17日から使用できるようになるとのこと。
混雑解消につながれば、利用者にとってはありがたい話だ。さらに、整備に合わせて駅ビルのアトレ川崎も拡大し、直結する新改札もできて便利に利用できるようになる。
 


北口通路とアトレ増床部分の完成予想図


拡大したアトレには、東口の地下街「川崎アゼリア」から移転する形で、住民票の発行などの行政サービスや観光案内の役割を担う市の行政サービス施設「かわさき きたテラス」と、定員60人の認可保育所もオープン。駅周辺の環境が大きく変わりそうだ。
 


北口通路内には店舗も入居

 


工事はかなり大規模だ

 
とはいえ、JR川崎駅の利用者は一日平均約42万人。新改札と通路によって、混雑状況は本当に変わるのだろうか?
はまれぽ編集部は事業を管轄する川崎市役所まちづくり局の拠点整備推進室を尋ねた。



新改札で混雑改善へ
 


川崎市役所は建て替え中につき、まちづくり局は隣接ビルに入居している


「北口の新改札と自由通路は、駅へのアクセス性の向上と中央通路の混雑緩和、駅東西の利便性・回遊性の向上が目的。自由通路は国の補助も受けて整備を進めています」。拠点整備推進室の北村岳人(きたむら・たけひと)担当課長はそう説明する。自由通路や改札口、駅コンコースの整備費など約190億円のうち、約94億円を市が負担している。

川崎駅にはこれまで改札が1ヶ所しかなく、混雑の一因になっていた。JRは2017(平成29)年6月、既存改札の向かいに「中央北改札」を先行開業。人の流れが変わり、混雑緩和に一定の効果があった。
 


中央北改札内のトイレは11月30日、エレベーターは12月9日に利用可能になった


現在の改札はいずれも駅の中央通路に接続しているが、2018年2月に供用開始する北改札は新たな北口通路に接続する。利用者が分散するため、混雑緩和の効果はさらに高まりそうだ。

期待の整備事業だが、これまでには紆余曲折があった。ひとつが、2014(平成26)年2月に起きた京浜東北線の車両脱線事故。その影響で、工事計画は見直しを余儀なくされた。さらに、翌年には工事現場の地中に障害物があることが発覚し、完成時期は後ろ倒しになった。
 


工事箇所付近からはホームの電車の姿も見える


本来なら2017年度初めには完成していたはずの計画。相次ぐトラブルに見舞われながらも完成へと漕ぎつけ、新工法の採用などによって、見直し後のスケジュールから1ヶ月前倒しでの供用が可能になったのだ。