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『神不在』の青山学院大、駅伝4連覇は!?

ココがキニナル!

箱根駅伝の季節がやってきた! 怒涛の3連覇を成し遂げた青山学院大学の意気込みは?(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

圧倒的なスターがいない今回の青山学院大学は、チームの調和で箱根駅伝4連覇を狙う。

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ライター:はまれぽ編集部

「4連覇」の重み



ここ数年の箱根駅伝は、青山学院大の強さを見せつけられる大会だった。
前回、2017(平成29)年大会で成し遂げた史上初の大会3連覇と大学三大駅伝の年度3冠の同時達成は、まさに歴史に刻まれる快挙と言える。

 

2015(平成27)年の練習風景
 

その記録を塗り替えることが期待されるのは、やはり青学自身。だが、今年は10月の出雲駅伝では東海大の後塵(こうじん)を拝して2位、11月の全日本駅伝では神奈川大、東海大に後れを取り3位に沈んだ。

選手の不調が重なったこともあるが、主将で4年生の吉永竜聖(よしなが・りゅうせい)選手も「ここ3年間のチームと比べると弱い。そのことは全員が分かっている」と語るなど、これまで青学の強さを支えてきた2015(平成27)年卒業の神野大地(かみの・だいち)、2017年卒業の一色恭志(いっしき・ただし)のような、スター選手を欠いていることも事実だ。

 

三代目山の神とも呼ばれた神野選手(写真前列右)
 

手負いの王者・青山学院大は、2018年の箱根でどんな走りを見せてくれるのか。12月12日に行われた合同記者会見で、選手や監督の意気込みを聞いた。

 

2004(平成16)年から青山学院大を支える原晋(はら・すすむ)監督
 

原監督が掲げる今回の箱根駅伝の作戦は、「ハーモニー大作戦」だという。
「昨年までは大太鼓がいたが、今回はいない。10区全体で調和を出していく」と話す。エース不在だからこそ、選手の総合力で勝負していく意気込みだ。

原監督が注目するのが、4選手が出場する4年生。特に、下田裕太(しもだ・ゆうた)選手、田村和希(たむら・かずき)選手の2枚看板が要になる。

 

努力型の実力派、下田選手
 

前回大会では8区を走り1位という成績を収めた下田選手。チームを盛り上げるムードメーカーでもある。

原監督は「(2015年卒の)神野と同じ努力型なので、しっかり練習を積んでから試合に臨む選手。(箱根駅伝)本番ではしっかりした走りをしてくれると思う」と期待を込める。11月の全日本では失速するなど不調だったが、「状態は上がってきている」と話すなど、箱根に向けて余念がない。

「いまのチーム、メンバーで、これまでとは違う優勝を味わいたい」と、自身の大学生活4年間を出し切る心構えだ。

 

才能あふれる走りを見せる田村選手
 

下田選手と双璧をなすのが原監督から「天才肌」と評される田村選手。「一年間で継続的に練習している姿を見たことがない。いつも倒れている」と言われるほどに調子の波があり、2017年シーズンは怪我に泣かされ、実力を発揮できなかった。10月の出雲駅伝では復活を果たし区間賞を獲得。箱根駅伝4連覇に気炎を上げる。

「4年生は一人も欠けることなくここまできた。エントリーから外れたメンバーの期待にも応えられるよう取り組み、区間賞もとるし、チームの4連覇に貢献する強い気持ちをもって走りたい」と話してくれた。

原監督は「駅伝、学生スポーツは4年生がまとまったときに強い。その中でも下田、田村(の調子)がぴたっとあったことはなかったので、箱根に向けて整えていきたい」と話す。