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地球外から来た模型店!? 鴨居の地で40年、地元密着「アンドロメダ屋模型店」に突撃!

地球外から来た模型店!? 鴨居の地で40年、地元密着「アンドロメダ屋模型店」に突撃!

ココがキニナル!

鴨居にある老舗「アンドロメダ屋模型店」も気になります。売っているモノより店名の「アンドロメダ」はどこから来ているのか?調査お願いします!(ポスポスさん/象の鼻さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

「地名+屋」という形式で、星が好きだった創業者の“街の模型店でありたい”という願いが込められた店名。模型の知識がなくても楽しめる!

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ライター:はまれぽ編集部

1978(昭和53)年より鴨居の地で模型店を営む「アンドロメダ屋模型店」。マニアの間では有名な老舗模型店だが、知らない人でもユニークな店名に興味を持つ人も少なくないのでは?

投稿に寄せられた店名の由来を含め、模型と触れ合う機会が皆無に近い筆者が、素人目線でアンドロメダ屋模型店の魅力をお伝えする。
 
 
 

遠く銀河の彼方より鴨居の地に現れた


 
アンドロメダ屋模型店はJR鴨居駅南口から徒歩5分ほどの場所にある。
 

一本道なので分かりやすい


アンドロメダ屋模型店に到着!

 
生まれて初めて入る模型店。一面に貼られたポスターに圧倒されつつ、未知の扉に手をかける。
 


ドアの細部までポスターが

 
店内へ入ると、床から天井まで多種多様の商品が積み上げられていた。
 


密度が濃い

 
異世界に飛び込んだ気分だ。いったいどんな物が置いてあるのだろう・・・。
まずは店名の由来について、店長の清水良(しみず・りょう)さんにうかがった。

「当時の店長が、『地名+屋』という形式で店名を決めたそうです。江戸時代には『越後屋』『近江屋』『アメリカ屋』など店主の出身地と”屋”を組み合わせることが多かったから、と聞いています」と清水さん。
 


インパクト強めの店名

 
つまり、創業者である当時の店長さんがアンドロメダ銀河出身ということ・・・ではなく(笑)。
星が好きだったことと、今の時代、色んな地名のお店があって地球上じゃ間に合わないというユニークな観点から「アンドロメダ屋模型店」と命名されたそうだ。

あえて「〜屋」と名付けることで、“街の模型店”として伝統と親しみやすさの両方を感じてもらいたい、という願いも込められているという。
 


駐車場は4台分も!

 
アンドロメダ屋模型店は、もともと鴨居駅東口の方にあった店舗を20年ほど前に現在の場所へ移転。以前は中山駅前や青葉台にも支店があったらしい。

お客さんとして通っていた清水さんは、アルバイト期間を経て店長に。命名した当時の店長は10年前に亡くなり、その意志を受け継いで店を守っているそうだ。

清水さんはガンダムや車の模型が好きで、プラモデルなどの模型製作を趣味とするモデラー。同店のスタッフさんによると、ベテランのお客さんとも語り合える知識を持っているのだとか。
 


写真左から清水さん、旭区在住の常連さん

 
 
 

見れば見るほどワクワクする店内


 
「地域に根ざした模型店でありたいので、横浜に関連した模型を意識的に仕入れています」。そう話す清水さんが見せてくれたのは、JR横浜線のNゲージ。
 


「JR E233 6000系通勤電車(横浜線)基本セット(1万2268円/税込み・以下同)」

 
横浜市民には馴染みの深い横浜線。自分の知っているものがあるだけで親近感が沸いてきた。
 


テストコースで試運転することも可能

 
今の時代、インターネットで何でも買えてしまうが、実際に動く姿を見て購入できるのは嬉しい。
 


電車の走る音も一緒に流してくれた

 
ほかにも、横浜線のプラレールや横須賀市で保存されている戦艦「三笠」、横浜市交通局の全国バスコレクション(1166円)や川崎重工業が主製造した航空自衛隊の中等ジェット練習機「川崎T-4(2592円)」、「江ノ電305形(更新後)(1468円)」などなど、神奈川県に縁のあるものを発見する度に「おっ!」と声を上げてしまう。
 


「E233系横浜線(2376円)」


「ウォーターラインシリーズ日本戦艦(みかさ)(2246円)」


宝探しをしている気分


映画『さらば あぶない刑事』の「R35 GT-R(非売品)」も飾られていた

 
また模型好きと言っても、コレクション派、作品を発表したい人、作った模型を動かしたい人などさまざま。「作ったけど置く場所がないから(笑)」とお店に持ってくるお客さんもいるという。
 


ある一角では、お客さんから募集した「横浜線の歴史」写真を掲示中


地元ならではの貴重な写真ばかり

 
ただ模型を購入するだけでなく、同じ趣味の人と話をしたり、自身の作品を発表したり、店長さんに会いにきたり、好きなことを気軽に共有できる場所なのだろう。
 


天気が良い日は店頭でミニ四駆のコースを広げている

 
“街の模型店”でありたいという創業者の願いは、お客さんの笑顔とともにこの地に根付いている気がした。

とはいえ、取り扱う商品が多岐で豊富なことから、市外、県外からのお客さんも多いそうだ。
では実際にどんな商品を取り扱っているのだろうか?