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巷で話題の「夜勤の恋人」って何? 病院の売店でしか買えないってホント?

巷で話題の「夜勤の恋人」って何? 病院の売店でしか買えないってホント?

ココがキニナル!

株式会社かをり(金沢区福浦)の夜勤の恋人という商品を購入しました。美味しいのですがどうやって製造しているのか気になります。(ティアさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

看護師さん向けに病院の売店で売り始め、評判が良かったため現在は通販でも販売。横浜の老舗「かをり」の工場オリジナル商品

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ライター:はまれぽ編集部

夜勤の恋人。
その商品名を聞いて、一瞬ドキッとしてしまった。

いったいどんな商品? 「かをり」って、中区山下町にあるあの「かをり」?

キニナルことだらけなので、まずインターネットで「夜勤の恋人」をリサーチしてみる。すると、どうやらかをりの工場オリジナルクッキーらしい。しかも購入できる場所は限られているようだ。

これはキニナル!
早速、夜勤の恋人を製造している工場へ問い合わせてみると、「工場内部は現在お見せできないのですが、『夜勤の恋人』の製造についてはお答えできます」とのこと。
 


ということで、やってきました!

 
この周辺は、「重慶飯店」「文明堂」「江戸清」などの食品工場が集まっている。店舗には並べられないB級品などを直売で販売している工場もあり、土日ともなると多くの人が集まる人気スポットだ。
 


その一角に「かをり」の工場はある

 
待ち合わせ場所は、金沢シーサイドライン産業振興センター駅から徒歩1分の横浜テクノタワーホテル1階「CAFE & MARKET CORE(以下、カフェコア)」。
 


どうやらカフェと工場直売コーナーが併設されているようだ


扉を開けると・・・


入り口のすぐそばに工場直売コーナーが!

 
このカフェは夜勤の恋人の誕生にも関係している重要な場所。その関係性も含めて、夜勤の恋人をご紹介しよう。
 
 
 

夜勤の恋人って?


 
今回お話をうかがったのは、株式会社かをりの代表取締役社長、中原一久(なかはら・かずひさ)さん。夜勤の恋人の生みの親だ。
 


中原社長が手に持っているのは・・・?

 
「こちらは、株式会社かをりの工場オリジナル商品を一般のお客様へ配送する専用の箱です。夜勤の恋人もこちらの箱に入れて配送しております」と中原社長。可愛らしいダンボールで運ばれてくる夜勤の恋人も、さぞ可愛らしいのだろうと想像していると・・・。
 


中原社長「こちらが『夜勤の恋人(324円/税込み・以下同)』です」

 
おぉ~!! めっちゃ可愛い恋人! 想像していたよりもずっと可愛いぞ。

夜勤の恋人について中原社長は、「夜勤の恋人は、2014(平成26)年ごろから考案し、2016(平成28)年に販売を開始した商品です。2014年にカフェコアがオープンしたのですが、その際に『売店へ工場直売のスイーツを置かないか』とお声がけいただいたご縁があります。金沢区福浦に本社がある運営元の株式会社光洋さんは病院の売店も運営していて、いろいろなご縁があって病院の売店におけるような商品作りにチャレンジしたことが始まりです」という。
 


横浜テクノタワーの隣に株式会社光洋の本社がある


パッケージからも分かるように、「夜勤の看護師さんの心と体を満たしたい」というコンセプトのもと誕生した商品。商品名はインパクトのある名前を工場の方々からも募集したのだとか。
 


手のひらサイズの恋人。中には甘い誘惑が

 
当初は病院の売店限定で販売していたそうだが、反響が多かったためインターネットでの販売も開始したとのこと。日本各地の病院の売店で販売しており、横浜市内の病院でも何ヶ所かで購入することができる。
病院はクッキーを買いに行く場所ではないので、具体的な病院名を公開することはできないが、たまたま出会えたら超ラッキー! と思ってほしい。

キニナル中身については、「実際に看護師さんたちの『夜勤をしていると小腹が減る』という声を参考に、小さいサイズで味に飽きがこないように6種類のクッキーが入っています」と中原社長。
 


いろいろな味が楽しめるって嬉しい!

 
スタンダードなバタークッキーをはじめ、ショコラ、レモン、チョコチップ、コーヒー、ココナッツが約3枚ずつ入っている。
どれもしっかりと甘くて、口の中に広がる芳醇なバターの香りがたまらない。とくに筆者が気に入ったのは定番のバタークッキー。こういうシンプルなクッキーが美味しいって、本物だと思う。
 
 
 

「かをり」との関係は?


 
中原社長によると、「中区山下町にある本社は洋菓子の販売とレストランの経営をしている『かをり商事』、我々は洋菓子の製造をする『株式会社かをり』と別々の事業を行っております。夜勤の恋人は株式会社かをりのオリジナル商品ですので、本店では販売しておりません。ですが、かをり商事の代表取締役社長、板倉敬子(いたくら・けいこ)が私の伯母なので、親戚の一人として『かをり』を盛り上げることができればと思っております」とのこと。
 


「横浜ポートサイドスイーツファクトリー」という名で世に出ている

 
かをりと言えばレーズンサンドのイメージが強いが、以前はクッキーの販売もしていたのだとか。そのノウハウを活かして、工場オリジナル商品として製造を行っているという。
 


ほかにも、「ハマサンド10個セット(1296円)」などのオリジナル商品がある

 
かをりの工場では、2014年ごろまでこわれてしまったスイーツなどを工場で直売しており、お客さんから「せっかく工場まで来たのだから、工場オリジナル商品や限定商品がほしい」という声が多かったこともあり、老舗の「かをり」とは違う商品作りに挑戦しているそうだ。

実は、今回の取材場所でもある「カフェコア」では、かをりの工場直売スイーツを購入できるとか。残念ながら「夜勤の恋人」はラインアップされていないが、魅力的な商品がたくさんだった!