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生粋のハマっ子、桂歌丸師匠が生き抜いた真金町と横浜橋通商店街の足跡を辿る

ココがキニナル!

落語家の桂歌丸さんがお亡くなりました。生前の功績、足跡を調査してください/桂歌丸師匠の訃報を知り涙が溢れました。所縁の地でエピソードなどを取材してください(こむちゃんさん、ナチュラルマンさん)

はまれぽ調査結果!

盆踊りなど地域の催しには積極的に参加し、商店街に足を運んでは「調子どう?」と声をかける気さくな人柄。真金町出身であることに誇りを持っていた

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2018年07月05日

ライター:はまれぽ編集部

2018(平成30)年7月2日、横浜が誇る落語家、桂歌丸(かつら・うたまる)師匠が81年の生涯を終えた
 


翌3日、名誉顧問をつとめた横浜橋通商店街に掲げられた横断幕

 
南区真金町に生を受け、横浜を愛し、横浜に愛された歌丸師匠。歌丸師匠に縁のある人々や足跡を辿り、その人柄やエピソード、地元・横浜に残した功績をご紹介する。
 
 
 
遊郭で生まれ育った椎名巌
 
桂歌丸(本名・椎名巌<しいな・いわお>)師匠は、1936(昭和11)年8月14日に中区真金町(現在の南区真金町)で生を受けた。

真金町はかつて永真遊郭(えいしんゆうかく)街として知られ、3歳で父を亡くした歌丸師匠は祖母が経営する「富士楼(ふじろう)」で育った。「真金町の三大婆」と呼ばれ、ヤクザも道を開けるほど有名だった祖母は、歌丸師匠をとても厳しく育てたという。
 


「遊郭」と刻まれた石碑も残っている

 
こちらの石碑が残っているのは、酉の市でも有名な、「金刀比羅大鷲(ことひらおおとり)神社」。金刀比羅大鷲神社のすぐ近くに歌丸師匠は住んでおり、毎年お正月にはここへ参拝に訪れていたそうだ。
 


歌丸師匠の玉垣(たまがき)がある

 
「ここ3年はご病気で来られていませんが、いつも師匠のオリジナル手ぬぐいを持ってきてくれていたんです。うちではいつも熊手をお渡ししていました」と社務所の女性が話してくれた。
 


歌丸師匠にお渡していた熊手


近くで撮影をしていた時に持ってきてくれたサイン

 
歌丸師匠と同じ小学校に通っていたという、金刀比羅大鷲神社の責任役員、中村宣吉(なかむら・のぶよし)さんにお話をうかがった。
 
 
 
地元の盆踊りで太鼓を叩く“歌さん”
 
歌丸師匠について、「歌さんはね、本当に優しくて、誰に対しても分け隔てない人だったよ。近所の方とも仲が良くて、本当にこの街の人たちから好かれていた」と目を細める中村さん。
 


歌丸師匠との写真を手に持つ中村さん

 
歌丸師匠よりも1学年上の中村さんは、「この辺りは昔、悪ガキが多くてね。歌さんは大人しいタイプだったから芸能に興味を持ったみたいだね。小学4年生くらいの時にどなたかの高座を観て落語家を目指し始めて、横浜吉田中学校の2年生半ばくらいから落語の世界に飛び込んだと聞いているよ」と、少年時代の歌丸師匠を振り返る。

子どものころは学年が違ったため、地元の先輩後輩という関係だったそうだが、大人になってから新宿の飲み屋さんでばったり会ったことをキッカケに親交を深めていったという。
 


2003(平成15)年の盆踊り大会の様子(画像提供:中村さん)

 
中村さんは、「真金町公園で毎年盆踊りをやるんだけど、歌さんは体調を崩す前まで参加してくれていたよ。やぐらに上がって太鼓を叩いてくれて、盛り上がったなぁ。太鼓の腕前もさすがだった」と、まるでつい最近のことのように話してくれる。
 


太鼓を叩く歌丸師匠(画像提供:中村さん)

 
横浜吉田中学校の同窓会会長を務める中村さんは、歌丸師匠に1年前からスケジュールの調整を頼んで、2012(平成24)年の同窓会に参加してもらったこともあるそう。
 


左から中村さん、歌丸師匠(画像提供:中村さん)

 
「特別に少しだけ喋ってもらったんだけど、『自分は英語の授業が嫌いだった。でも、英語ができなくても落語家になれる』って学生時代の思い出を面白おかしく話してくれて、みんなゲラゲラ笑っていたよ」と中村さん。
 


貴重な私服姿(画像提供:中村さん)

 
地元で見かける歌丸師匠は私服姿のことが多く、「道ですれ違っても、『歌さん、こう見ると普通のジジイだね!』なんて笑い合ったりして。テレビで見せる、大きな口を開けた笑い方じゃなくて、でも独特な笑い方だった。有名になっても何も変わらない」と、歌丸師匠の人柄が垣間見えるエピソードも聞かせてくれた。
 


叙勲(じょくん)と金婚式のお祝いの席で笑い合うお二人(画像提供:中村さん)

 
最後に中村さんは、「我々は遊郭街で育ったから、一歩外に出れば偏見や差別はもちろんあった。関東大震災を機にみんな街を出て行って、真金町に残ったのは10%くらい。それでも歌さんは、遊郭街で育ったことを決して隠さなかった。最後まで真金町出身ということを誇りに、芸に活かして、笑いに変えてくれた。それで救われた人もたくさんいる。この街を愛した生粋のハマっ子だよ」と、偉大な後輩を偲んだ。


歌丸師匠が通った横浜橋通商店街のそば処とお菓子屋さん≫

 

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