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「禁止」を減らして自由に遊ぶ! 横浜で行われる「プレイパーク」の取り組みとは?

ココがキニナル!

禁止事項をできるだけなくし子供たちに公園を開放する『生き生きプレイパーク』は、火起こしや水遊びなどやりたい放題。今どき素晴らしい試みだと思うので取り組みへの経緯や苦労などが知りたい(Dr.胡椒さん)

はまれぽ調査結果!

プレイパークは、子どもたちが日頃禁止されることも含め、さまざまな経験を積める場所。遊びを通じて子どもたちの「自分で考える力」を育む取り組みだった

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2018年12月08日

ライター:田中 大輔

ボール遊びは禁止、たき火なんてもっての外。中には「遊戯禁止」や「飲食禁止」というルールまであるという、昨今の公園事情。背景にはさまざまな事情があってのことだろうが、現実問題として公園でできる遊びが減ってきているのは事実。

そんな、一昔前に比べて屋外で自由に遊べる空間が減り、家の中でできる遊びの種類が増えている時代にあって、子どもたちが屋外で思い切り遊ぶための取り組みが行われている。「極力禁止事項をなくす」を旗印に、自分の責任で自由に遊べる場所。それが「プレイパーク」だ。
 
 
 
プレイパークってどんな場所?
 
プレイパークは特定の公園を指すわけではなく、公園を会場に定期的に開かれている取り組み。
できるだけ「禁止!」を減らす方針で、公園内の地形や施設、樹木などを活用して、子どもたちがやりたいと思うことを本人たちの責任で行うことができる。
 


プレイパークは無料で誰でも自由に参加することができる

 
プレイパーク自体はほかの都市でも行われている取り組みで、元々は1940年代にデンマークで始まった活動だ。70年代に日本にも伝わり、横浜市内では現在、25の団体がプレイパークを運営しているそうだ。
この運営団体というのは地域の有志によるボランティア団体。2001(平成13)年には各団体をまとめる「横浜にプレイパークを創ろうネットワーク(YPC)」が作られ、その後YPCから市に働きかけ、現在はこども青少年局と環境創造局が協働という形で活動を支援している。つまり、市の主導ではなく、有志の市民が主導する活動というわけ。
 


25の団体のネットワークをつなぐのが、YPCの役割

 
今回は、YPCの代表であり、港南区内でプレイパークを運営する「港南台生き生きプレイパーク」の体表でもある岡野富茂子(おかの・ともこ)さんにお話を聞いた。
 
 
 
「自分で考える力」を
 
「港南台生き生きプレイパーク」の会場は港南台中央公園内の広場と斜面上の竹林で、火・水・木曜と第一・第三土・日曜に開催されている。他会場では週に一度や月に一度というところも多いそうだから、これは市内ではトップクラスの開催頻度。1日辺りおよそ100人が遊びにやってくるほどだ。
 


長年活動に携わっている岡野さん
 

港南台中央公園では広々とした空間で、思い思いに楽しむことができる

 
プレイパークではどんなことができるかと言うと、例えばたき火をしたり、砂場に水を流し込んで泥んこ遊びをしたり、木にロープを張ってブランコを作ったりとさまざま。ボール遊びもできるし、もちろん公園備え付けの遊具で遊んだって構わない。
 


思わず「危ない!」と言ってしまいそうなブランコも人気

 
「禁止事項を極力なくす」というのがプレイパーク最大の特徴でもあるから、たいていのことに挑戦ができる。
大人からするとちょっと心配もあるが、「子どもたちのやりたいと思うことができるように、というのがベースにある」と話す岡野さんは、「少しはケガをすることもあるかもしれませんが、自由に遊ぶ中で状況判断や危機管理を学んで、自分で考えることの大切さを知ってほしい」と続ける。

もちろん、大ケガにつながるような危険があれば大人が声をかける。ただ、「同じ年齢でもノコギリを上手に使う子もいれば、危なっかしい子もいる」から、“○歳以下はコレ禁止!”といった一律のルールというのは設けていないそうだ。
 


近くでお母さんが見守っていると言え、慣れた様子でたき火をつつく男の子

 
また、安全管理の方法にもいろいろな工夫が見える。
例えば、公園内の物置には縄梯子を使って誰でも上がれるようになっているが、わざと縄梯子の段差を広くして使いにくくしている。
 


実際に登ってみたが、大人でもちょっと苦労する作り

 
これだと、一定の体格や体力がないと物置に上ることはできない。大人が頭ごなしに「ダメ」と言うのではなく、本人がやってみたけどダメだった、となるような工夫が見て取れるわけだ。
 
 
プレイパークの魅力はまだまだたくさん・・・キニナル続きは次のページ≫

 

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