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横浜でゾウと一緒に花見!動物と桜をファミリーで楽しめるスポット最新情報

横浜でゾウと一緒に花見!動物と桜をファミリーで楽しめるスポット最新情報

ココがキニナル!

横浜は動物たちと楽しめる桜の名所がいっぱい!ファミリーでお花見したい!桜だけではなくかわいい動物たちに癒されたい皆さんの為に桜のキレイな動物園、水族館の最新情報をゲット(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

横浜・八景島シーパラダイス、こどもの国、横浜市立金沢動物園など、動物と遊べる桜名所がいっぱい!子どもはジュースや弁当に飽きてしまうけど、これなら大喜び!

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ライター:結城靖博

お花見といえば筆者を含め、大人はついつい飲めや歌えやの宴を連想してしまう。
大人は桜だけではなく、会話やお酒で十分楽しめるが、子どもは途中で退屈してしまう。
とはいえ、せっかくの桜シーズン、家族揃って花見を楽しみたい! 子どものころに目に焼きついた桜の美しさは、きっと豊かな心を育てる一助になるはずだ。
 
というわけで、今回は子どもが心から楽しめ、大人もほっこり癒される「動物と触れ合いながら桜も満喫できる」おすすめ花見スポットを調査してみた。
 
 
 
横浜・八景島シーパラダイス
 
まずは横浜を代表する“海系”テーマパーク、シーパラの情報から。
 

京急線「金沢八景」駅かJR根岸線「新杉田」駅からシーサイドライン「八景島」駅下車

 
シーパラといえばまっ先にイルカや魚たちを思い浮かべるが、実は島内には5種・約700本の桜の木が植えられている。桜のエリアは次のイラストマップの通り。
 


八景島のお花見マップ(提供:横浜・八景島シーパラダイス)

 
例年の見頃は、A=オカメザクラが3月上旬、B=ソメイヨシノが3月中旬~下旬、C=オオシマザクラとD=ヤマザクラが3月中旬~4月上旬、E=ヤエザクラが4月上旬~中旬だ。
現地取材当日の3月中旬には、確かにマップ右下A地点付近のオカメザクラが見事に花を咲かせていた。
 


濃いピンク色が目をひくオカメザクラ(2019年3月12日)

 


こちらは満開を迎えたころのソメイヨシノ(提供:横浜・八景島シーパラダイス)

 
島内に桜が咲き誇る季節、シーパラでは“海と島と生きもののテーマパーク”にふさわしいさまざまな桜の催しが実施される。総称して「シーパラの春イベント」!開催期間は3月9日(土)から4月7日(日)までだ。
横浜・八景島シーパラダイス広報担当の後藤直哉(ごとう・なおや)さんに、その詳細を伺った。
 
春イベントの期間中、なんといってもイチオシなのは、アクアミュージアム1階・大水槽の「イワシイリュージョン ~桜花乱舞~」だという(期間は3月16日~4月7日)。
 


イワシイリュージョン ~桜花乱舞~(提供:横浜・八景島シーパラダイス)

 
巨大水槽の高さは8メートル。その中央に大きな擬木が設置され、桜色にライティングされた中を、3万尾のイワシが音楽に合わせて幾重にも交錯し群泳する。その光景は、水中に出現した満開の桜花が揺れ動くかのようだ。まさに「幻想的」という言葉がピッタリ。
 
いっぽう、親子揃って思わずほっこりしたければ、「ふれあいラグーン」で催される「ケープペンギンのお花見パレード」に足を運ぼう(期間は3月9日~4月7日)。
 


ケープペンギンのお花見パレード(提供:横浜・八景島シーパラダイス)

 
よちよち歩くペンギンの姿がなんとも可愛いが、取材当日見学していた幼稚園児たちは、「がんばれっ!がんばれっ!」とペンギンたちを一生懸命応援していた。子どもたちの目の曇りのなさに、なんだかちょっと感動する。
パレードの後は、ペンギンのカラダに直接触れる体験や、ペンギンと一緒の記念撮影タイムもある。
 


恐る恐るペンギンの背中に触れる小さな手

 
筆者もそっと背中に触れてみたが、意外なほど温かくふわっとした手触りで、とても愛らしい。
 
子どもたちの目が輝きそうなもうひとつの催しは、昨夏新たにできた「フォレストリウム」(アクアミュージアム4階)での「カピバラ・カワウソのお花見」だろう(期間は3月9日~4月7日)。
ここは水辺や陸で暮らす動物たちをテーマにした、水族館の枠を超えた新エリアだ。展示室のひとつに同居するカピバラとカワウソが、アクリルガラスに貼られた桜の花びらを模したリンゴを、仲良く並んでモグモグする。その姿を観賞するイベントだ。
 


カピバラ(左)とカワウソのお花見(提供:横浜・八景島シーパラダイス)

 
おっとりタイプのカピバラとやたらとせわしないカワウソ、その対照的な両者の動きの差が見ていて面白い。
 
春イベント中は、島内を運行する「シートレイン」が「さくらトレイン」と名前を変え、コースを変更して桜並木の下を走る。車窓からゆっくり満開の桜を観賞できるのは、元気な子どもたちを追いかけるのに疲れたパパ・ママにとってはありがたいことだろう。
 


桜のトンネルをくぐる「さくらトレイン」(提供:横浜・八景島シーパラダイス)

 
「シートレイン」のほかにも豊富なアトラクションがあるシーパラだが、春イベント期間中は「シーパラダイスタワー」をはじめ4つのアトラクションが、夜、桜色にライトアップされる。
また、クライミングアトラクション「ロックンロック」や、海に繰り出す電動ボート「シーボート」でも期間限定の催しが開催されている。詳しくはシーパラHPをチェックしてみよう。
 
さらに、手軽に食事が楽しめる「ドルフィン」では、味覚でもお花見を盛り上げてくれる「桜かき揚げそば」「桜かき揚げうどん」がこの時期だけ販売されている。
 


「桜かき揚げそば」と「桜かき揚げうどん」(提供:横浜・八景島シーパラダイス)

 
480円(税込み)と比較的リーズナブルなので、筆者はそば・うどん両方とも試食してみた。きっと桜エビのかき揚げが乗っているにちがいないと思ったら、予想に反して麺そのものに桜の色と香りが練り込まれていた。もっちりとした食感で、ほんのり桜餅のような風味を感じる。
このほか、パニーニが売りのオープンマーケット「ブリーズ」では、「さくらラテ(500円/税込み)」が販売中。
 


見た目も味も香りもマルッと桜の「さくらラテ」(提供:横浜・八景島シーパラダイス)

 
子どもも大人も、昼から夜まで、多種多様な企画を通して一日中たっぷりお花見気分に浸ることができる、それが横浜・八景島シーパラダイスの魅力のようだ。
 
 
 
こどもの国
 
続いて、横浜を代表する“陸系”ファミリー向けテーマパーク、「こどもの国」を調査。
 

東急田園都市線・JR横浜線「長津田」駅からこどもの国線に乗って終点で下車

 
「テーマパーク」とは書いたものの、この言葉からなんとなく発するキラキラしたイメージとはおよそ異なるのが「こどもの国」だ。それはここが、社会福祉法人こどもの国協会によって児童福祉法にもとづき運営されている公共性の高い施設ゆえだろう。
だからここには、大仕掛けな電動アトラクションも派手な施設もない。代わりにあるのは、緑豊かな広大な敷地、そこでのんびり草をはむ牧場の牛や馬や羊たち、可愛いポニーや小動物、足漕ぎボートがのんびり浮かぶ湖、昔ながらのアスレチック設備などだ。
 


こどもの国マップ(提供:こどもの国)

 
つまりは、子どもたちが自然に触れながら、自分自身の五感と全身を使って遊んで学べるアイテムに満ちているのだ。
そんな恵まれた自然環境の中だからこそ、桜の木々も豊かだ。
取材に応じてくれた広報担当の野坂佑一(のさか・ゆういち)さんによれば、敷地内には約50品種、総数約1000本の桜があるという。
もちろん、数が多いのはソメイヨシノだが、ここの特徴は、品種的にはそのほとんどがヤエザクラ系だということ。
 
最盛期のソメイヨシノと、ほんの少し時期をずらして咲くシダレザクラ。その二つが同じ場所で織りなす桜色の競演も美しい。
 


最盛期の中央広場周辺。シダレザクラ(手前)とソメイヨシノのコラボ(提供:こどもの国)

 
白鳥湖の周辺にはソメイヨシノの桜並木が長く続く「桜堤」がある。足漕ぎボートに揺られながら、湖からのんびりと桜の連なりを観賞するのもいい。
 


白鳥湖から桜堤を臨む(提供:こどもの国)

 
品種が多いということは、花見の期間も長いということ。早いものは2月下旬から開花が始まるカワヅザクラだが、取材に訪れたこの日、中央広場沿いの斜面の上(自由広場)に、10本ほどのカワヅザクラが、まだ美しく花を咲かせていた。
 


現地取材時、連なるカワヅザクラの花々(2019年3月15日)

 
一方、同じ日に、ポニー牧場ではコブシの花が咲いていた。桜ではないけれど、こんな可愛いポニーちゃんと花々のツーショットが撮れるところは、そうそうないだろう。
 


大人しくコブシの木をバックにポーズを決めてくれたポニー(2019年3月15日)

 
もっとも品種の多いヤエザクラは、4月中旬から下旬が見頃。ちょうどソメイヨシノが散ってしまったころだ。このころふたたび「こどもの国」に足を運べば、またちがった味わいのお花見を楽しむことができる。
 
そんな桜がいっぱいの「こどもの国」では、3月30日(土)・31日(日)と4月6日(土)・7日(日)の4日間、「桜と羊のフェスティバル」が開催される。
イベントの内容は、やっぱりここにふさわしい素朴でほっこりしたもの。
 
ひとつは、「羊の毛刈りショー」。場所はこども遊牧場、時間は午後0時と午後3時30分の2回(4月13日・14日も実施)。
暖かい季節を迎えるべく羊の毛をバリカンで刈るところを、子どもたちに見学してもらうイベントだ。モコモコした毛をまとう羊たちが徐々に姿を変えていくのを見る子どもたちの驚きの表情が目に浮かぶ。
 


まだモコモコの毛の羊だが(提供:こどもの国)

 


こんなになってしまった。ちょっと寒いか?(提供:こどもの国)

 
同じこども遊牧場では、「羊のレース」も行われる。時間は午後1時と午後2時30分の2回。5頭の羊がレースを競い合う姿は、なかなか迫力がありそうだ。
 


桜の木の下での「羊のレース」(提供:こどもの国)

 
このほか、ビンゴカードに押したスタンプの絵と同じ実物を園内で探して歩く「自然スタンプビンゴ〈桜バージョン〉」(受付場所は正面入口広場)や・・・
 


はやる気持ちを抑えてビンゴカードにスタンプを押す子どもたち(提供:こどもの国)

 
「桜のかざぐるま」作りの無料工作体験も行われる(場所はミルクプラントの下)。
 


桜の花びら型のかざぐるま作りに夢中の子どもたち(提供:こどもの国)

 
ところで、園内はとにかく広い。疲れたら内周道路を周回する「あかポッポ号」に乗って、道路沿いの桜巡りをすることもできる。
 


桜並木の前を走る「あかポッポ号」(提供:こどもの国)

 
その広い園内のいたるところに、ゆったりとした広場があり、そこにはたいてい桜の巨木が群生している。
アスレチックやサイクリング、バーベキューを楽しみながらの花見もいいが、広場にシートを広げて、お弁当を食べながら、のんびりと桜を愛でるのもまた格別。
ただし、こどもの国は「こどもたちのための国」。だから、アルコールの持ち込みは厳禁だ。そこは重々気をつけて、健康的な花見を楽しもう。