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2011-2012 中華街 春節カウントダウンの様子は?

ココがキニナル!

旧正月前日と旧正月当日の中華街の様子は?今年は、1/23が旧正月です。中華街では、大みそかにあたる前日の夜から、爆竹を鳴らして大騒ぎするそうですね。そんな様子を教えてください。(きいちさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

今年は春節が月曜日のせいか、西暦の新年を祝うカウントダウンに比べて人は少な目でしたが、また一味違う魅力がありました。

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ライター:吉澤 由美子

旧暦で祝う中国のお正月『春節』の間、横浜中華街では賑やかな新年のイベントが目白押し。
そのスタートを飾るのが、新年カウントダウン。今年の元日は1月23日(月)。

大晦日にあたる1月22日(日)の23時半には、関帝廟や媽祖廟で春節の到来を祝おうという人たちが集まってくる。
 


23:30の媽祖廟。広場の中心に『神輿くぐり』のお神輿


中華街に到着したのは22:30頃。市場通りも中華街大通にも人がほとんどいなくて、少し不安になったけれど、関帝廟前に行くとすでに警備の人が大勢スタンバイしている。
 


人影がまばらな中華街本通り
 

22:45頃の関帝廟前。隣に中華学院の門も見える


関帝廟通や媽祖廟がある南門通も少しずつ人が増えてきて、だんだん賑やかになってきた。今回は、関帝廟、媽祖廟ともに獅子舞などは出ないとのことだったので、大晦日の23:30から『神輿くぐり』がはじまる媽祖廟に行ってみた。



厄を落として、福をもらう 神輿くぐり



媽祖廟に到着すると、門を入った広場の中心に大きなお神輿があった。豪華な椅子の形をしていて、そこに媽祖様が座っているお神輿が高い位置に据えられていて、その下をくぐれるようになっている。下をくぐることで、厄を落として、福をいただく。春節と3月に行われる媽祖祭でしか行われないお参りだ。
 


門の中に光り輝くお神輿


媽祖廟の事務局長、大山さんにお話をうかがうと、このお神輿は3月に行われる媽祖祭の時には棒が渡されて中華街を巡行するとのこと。そちらも見ごたえがありそうだ。

23:00になると本殿では新年を迎える神事がはじまる。このあたりは西暦のカウントダウンとほぼ同じ。ただし、今回はカウントダウン前にも爆竹が少しだけ鳴らされている。

神事が終わって23:30になるといよいよ神輿くぐりがスタート。並んで待っていた人たちが次々とお神輿をくぐっていく。カウントダウン待ちの人も増えてきて媽祖廟前は徐々に混み合ってくる。
 


お参りセットを購入する人が列を作っている


貴重なチャンスなので、実際に神輿くぐりのお参りをしてみようと「誰でもお参りできますか?」とうかがうと、とても丁寧にお参りのやり方を教えてくれた。

最初に、神輿くぐりのお参りセットを購入。お線香の煙で自分の願いを神様に届け、金紙を燃やすことは神様へのお供えとお礼を表すとのこと。
 


ちょっと花火に似ている長いお線香5本と大小の金紙を2束が1セット


お線香は専用の七輪で火をともす。
 


お線香の先が白っぽくなったらOK


火のついたお線香を持ったまま、次は銅鑼(どら)を鳴らして、その反響を手で押えて止める。これは、神様に「これからお参りします」と伝えることと、運を開く「開運」の意味があるらしい。
 


一度、鳴らしてみたかった銅鑼


銅鑼には「福」という字が逆になった字がある。これは「福を降ろしてくる」ということで逆さなのだとか。上下逆の福はとてもおめでたいものだったのだ。
 


係の方がやり方をそれぞれ教えてくれる


銅鑼をぼわーんと鳴らして、手で反響を止めたら、次にお神輿の前に進んで一礼。神様にお願いをする時には、「氏名、住所、生年月日、願い事」を心の中で伝える。下から仰ぎ見た媽祖様はふくよかで優しい表情だった。