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ワールドポーターズの屋上にあるのはゴルフ場?

ココがキニナル!

横浜ワールドポーターズにパターゴルフ場のようなものがあるんですが、あれって何ですか?(だいちゃんさんからのキニナル)

はまれぽ調査結果!

バーンゴルフという新スポーツの常設コース。練習次第ではあなたも日本代表になれるかも。

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ライター:松野 孝司

イングランドで生まれたパターゴルフが、スウェーデンでバーンゴルフに進化



ワールドポーターズの屋上にゴルフ場?そんなものありました?
編集部の誰に聞いてもキョトンとするばかり。

こういうときは「百聞は一見にしかず」の諺ではないが、実際、この目で見るほうが手っ取り早い。
そこで編集部の多田女史を引き連れ早速出かけてみた。
 


大観覧車が目の前にゴルフ場が…。横浜市民でも知らない人が多い。
現在(冬期間)の営業時間は10時30分~18時。(季節により営業時間が異なります。)


その謎のゴルフ場の名前は「横浜バーンゴルフ場」といい、ルーフガーデンの奥に位置するコスモワールドの大観覧車側にあった。屋上という開放感も手伝いロケーションは抜群だ。取材を申し込むと日本ミニゴルフスポーツ協会の副会長を務める佐藤恭司さんが対応してくれた。

佐藤さんいわく、バーンゴルフは1920年頃、イングランドでゴルフのパター練習用として生まれたミニゴルフが原型になり、スウェーデンで独自に発展した比較的新しいスポーツ。それがいつしかヨーロッパ各地に広がり、1963年には世界ミニゴルフ連盟が設立。今ではヨーロッパを中心にクラブ対抗戦や国際試合が盛んに行われているという。

その存在を知った佐藤さんは、会長を務める西田俊夫さんとともに、1995年4月に日本バーンゴルフ協会を設立。2000年に横浜市の公園でアジア大会を開催。
「老若男女の差がなく、障がいを持っている方でも楽しめるのがバーンゴルフの魅力のひとつです」(佐藤さん)
ちょうど新たな生涯スポーツを探していた横浜市、教育委員会などの方針とも一致し、アジア大会が開催された翌年の3月に横浜市などの協力を得て第3セクターでもある「横浜ワールドポーターズ」に常設コースが設置されたという。
 


取材に応じてくれた佐藤恭司副会長と日本代表の越村有貴さん。



「プロゴルファー猿」を地でいくアクロバチックなコース



さて、バーンゴルフはパターゴルフと同じようにゴルフのパターでカップインを狙うスポーツだが、パターゴルフとは似ているようで違う。

一番の大きな違いはコース。山あり谷ありトンネルありの障害物だらけ。まるで藤子不二雄(A)の人気漫画「プロゴルファー猿」に出てくるようなアクロバチックなコースばかりなのだ。しかも、このコースがどれもホールインワンできるように設計されているという。
 


編集部の多田女史が挑戦。
 

料金は18コースで一般900円。子供600円。
初めてプレーする方はクラブハウスに行けば、クラブ・ボールのレンタルはもちろん、技術指導もしてくれる。
また、9コースのファミリーコース(500円/1人)があり小さなお子さんもプレーできる。


バーンゴルフのコースは枠で囲われているため、ビリヤードのように、その枠に当てカップを狙ったり、障害物に当て、さらに枠のクッションを利用したりします」というのは、バーンゴルフ日本代表の越村有貴さん。

現在、日本にはこちら以外に淑徳大学(みずほ台キャンバス)と東北福祉大学にコースがあり、越村さんは淑徳大学バーンゴルフ部の第一期生に当たる。

「バーンゴルフは誰でもできますが、その一方で、すごく奥が深いスポーツなんです。ちょっとした力加減はもちろん、天候や湿度でもボールの“動き”が変化し、なかなか思った通りになりません。そこが楽しいですね」とその魅力を語ってくれた。

越村さんは今年11月、中国昆明市で開催された「アジアオープンミニゴルフ選手権大会2010」で個人優勝を果たした実力者。その越村さんが「思い通りにならない」というのだから、見た目以上に難しいスポーツであることは間違いなさそうだ。


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