生放送番組に潜入！

　
2011年1月8日に行われた、第90回全国高校ラグビー選手権決勝戦。

桐蔭学園（神奈川第2）と東福岡（福岡第1）が31対31のスコアで引き分けとなり、第68回大会以来史上4度目の両校優勝となった。
　
今回、読者の方から投稿があったのは、その優勝両校が閉会式で麻生レフリーに贈った募金の内容とは？という質問。そこで、1月某日にｔｖｋ（テレビ神奈川）お昼の情報番組「ハマランチョ」に桐蔭学園が生出演するという情報を聞きつけたので、ユーザの疑問を解決すべく現地へ直撃！
　

優勝の喜びを語る桐蔭学園ラグビー部員たち

　
番組の生放送を終え、次は神奈川新聞に移動し取材とのことだ。

次から次へと各メディアへのインタビューや記念写真に応じる監督や部員達。
そんな状態だったので、取材はかなり困難を極めた。
　

優勝旗を掲げて記念撮影

しかし、なんとか藤原監督を捕まえることに成功！早速、話を伺った。

藤原監督に直撃！

　

忙しい中、取材に応じて頂きました

　
―まずは優勝おめでとうございます！初優勝への感想は？
純粋に嬉しかった。本当にそれだけですね。みんなよく頑張ってくれました。

―今大会で辛かった試合は？
準々決勝の東海大仰星との試合がとても厳しい試合でした。しかしそこで色々得るものが
あったからこそ、優勝できたんだと思います。

―本題に入らせていただきます。閉会式で麻生レフリーに募金を贈りましたが、その内容とは？
麻生レフリーの長男修希（しゅうき）ちゃん（２）の心臓移植手術のための募金です。なお、お金は生徒や部関係者から集めました。

―この話が持ち上がったのは？
今日はいませんが、コーチから募金への提案があり、準決勝翌日の6日、東福岡の谷崎重幸監督と電話で話し合って決めました。ただ試合するだけではなく、これも何かの縁。我々としても修希ちゃんのために何かできることがないか、と思い募金することになったのです。

―なるほど。では失礼ですが、おいくら集まりましたでしょうか？
数えていないので金額はわかりません、気持ちの問題ですからね。でもお札が入っていたのでそれなりに集まったのではないかと（笑）ちなみにこの募金の件をメディアで取り上げられてから、すぐに1,000万円集まったと聞きました。現在は、目標額の１億5,000万を達成したようです。
　
　
　

取材を終えて

筆者自身も学生時代にラグビーをやっていたが、閉会式でこのような場面に遭遇したことはなかった。今回、決勝戦の審判を担当した麻生レフリーはどんなに嬉しかったことだろう。
　
そして何より、ラグビーが強いだけでなく、人間的にも素晴らしい桐蔭学園ラグビー部にはとても感動した。彼等の熱きラガーマン精神に拍手を贈りたい。そして麻生レフリーの長男修希（しゅうき）ちゃんの手術移植が成功するよう、心から願う。


―終わり―
　
　
今回優勝した桐蔭学園の優勝特別番組が、1月22日にテレビ神奈川で放送されます。
　
緊急編成　全国高校ラグビー優勝特番
桐蔭学園　優勝旗を16年ぶり神奈川へ！！
　
◆番組名　桐蔭学園　全国高校ラグビー優勝特別番組「想いを繋ぐ日本一」　
◆放送日　1月22日（土）
◆時　間　18:30～19:00